昨日8/28(月)のブログで書いた通り、
未明2時過ぎに外を見下ろしたら、通りの電線の上に何か小動物がいるではないか !!
どうもハクビシンらしい。
カメラを持って来て写そうとした矢先、トラックが通過したため逃げられたァ~
東京下町にも出没するようになったかァ~!!
恐さを感じた。
出典:「日本デザイン福祉専門学校グラフィックデザイン学科 教員室ブログ」に掲載(2015/04/13NDCG氏の作成CG)
==以上は再掲==
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そこでハクビシンのことをWebでチェックしてみた。
■ ハクビシン
□ 名称
哺乳綱食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属(Paguma Gray)ハクビシン種(学名: Paguma larvata)。
日本語: 白鼻心(or白鼻芯)・・・鼻の中心(鼻筋)が白いの意。
中国語: 白鼻狗(or果子狸or花面狐)。
マレー語: Musang lamri。
英語: Masked musang (or Masked palm civet)。
出典: tenki.jp 20160530
□ 分類
哺乳綱食肉目ジャコウネコ科ハクビシン属(Paguma Gray)ハクビシン種(学名: Paguma larvata)。
□ 身体の特徴
日本に生息する唯一のジャコウネコ科の哺乳類。
体長: 約60cm(50~80cm)、尾長約50cm(40~60cm)。体重3.5~6kg。
足が短く胴長。ネコよりもっと細い体つきで、アライグマやイタチやタヌキより小振り。
その名の通り、額から鼻にかけて白線が有る。
体色は暗い灰褐色ないし黒褐色。頭・手足・尾が黒い。
足指の数は前後共に5本(タヌキは4本)。
オス・メス共に性器の傍にウズラの卵よりひと回り大きな会陰腺(えいんせん)と芳しい香嚢(こうのう)を持っており繁殖期に活躍する。繁殖力が高く年に一度、子どもを2~3頭産む。
一方、外敵に襲われると肛門腺から臭い体液を分泌し、威嚇(いかく)する。
□ 生息域
中国大陸南部・台湾、マレーシア・インドネシア・ミャンマーなどの東南アジア、パキスタン・インド・ネパールなどの南アジア。
多くは200~1,000mの低山の山林の樹上に生息。
夜行性で、木登りが得意。
民家の床下・屋根裏などに棲み着くこともあり、夜間に電線を使って移動することもある。
□ 食性
植物を中心とするものの、雑食。
糖度の高い果樹・野菜を好み食い荒らす。カキ・ブドウ・ナシ・モモ、ビワ・イチジク、ミカン・バナナ・マンゴーなどの果実・その種子。トマト・ウリなどの野菜。
昆虫・鳥などの小動物。
人間の残飯・生ゴミ。
□ 中国の食文化
中国南部 [広東・広西・雲南・安徽(あんき:揚子江下流域)料理など] では、煮込み料理の食材などに用いられている。
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□ 日本の状況
日本では外来種として扱われる。
九州・四国・本州に断続的に生息~北海道でも1985年に奥尻島で捕獲された記録あり。
明治期に毛皮用として台湾などから持ち込まれ野生化した外来種とみられる(有力説)。
しかし、江戸に描かれた妖怪「雷獣」「雷龍」はハクビシンではないかという説がある。
竹原春泉・画「絵本百物語」第4巻「雷獣」(1841年)
因州「雷龍」(1791年)
高所から雷に打たれて落下して来たのか !?
昭和期の1943年に静岡県浜名郡で日本初の狩猟記録があり、静岡県では1965~66年に急増した。
関東地方では---
1958年に神奈川県足柄上郡山北町で初めて報告され、
2009年に神奈川県川崎市で市民から住宅被害の相談を受け46頭を捕獲した。
東京都内では---
1980年に八王子市で初めて報告され、
現在でも山手線の線路沿い等で夜間に目撃される!! ことがあり、23区内に1,000頭以上が生息しているという説もある。
□ その他
重症急性呼吸器症候群、英語: Severe Acute Respiratory Syndrome、略称SARS(サーズ)が2002~03年に中国広東省で流行し、8,069人が感染、775人が死亡した騒動の時期に、
ハクビシンがSARSコロナウイルスによる感染症の自然宿主ではないかと疑われた。
しかしその後の調査(2006年)により、SARSの自然宿主はハクビシンではなく、キクガシラコウモリというコウモリの一種であることが判明した。
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【追記】 20170830
□ ハクビシンを観ることができる動物園 (関東編)
「東京都恩賜上野動物園」(東京都台東区上野公園9-83)・・・東園/マレーグマ舎「クマたちの丘」、西園/子ども動物園「なかよし広場」
「多摩動物公園」(東京都日野市程久保7-1-1)
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「市川市動植物園」(千葉県市川市大町284)
「宇都宮動物園」(栃木県宇都宮市上金井町552-2)
「日立市かみね動物園」(茨城県日立市宮田町5-2-22)
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「みさとワールド 夢見ヶ崎動物公園」(神奈川県川崎市幸区南加瀬1-2-1)
「野毛山動物園」(神奈川県横浜市西区老松町63-10)
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