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7月6日は「サラダ記念日」、「メロンの日」メロンの知識。

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■ 「 有名な 『サラダ記念日』は 今日だった メロンもワクチンも 並ぶ記念日 」 ちとちのなとち2022/07/06 


「サラダ記念日」・・・1987年5月、歌人の俵万智(たわら・まち)が歌集『サラダ記念日』(河出書房新社)を刊行し280万部のベストセラーとなり、第32回角川短歌賞・第32回現代歌人協会賞を受賞した。

 

出典:「短歌の教科書」https://tanka-textbook.com/konoajiga/ 2020/01/26 




「メロンの日」・・・2016年6月、メロン産地の全国19自治体が参加する「第2回全国メロンサミット in ほこた開催実行委員会」(茨城県鉾田市鉾田総合公園)が制定した。メロンの最盛期が7月、6の数字がメロンのツルと本体の形に似ている。


「ワクチンの日」・・・1885年7月6日、フランスの細菌学者ルイ・パスツール(1822~1895年)が開発した狂犬病ワクチンが接種された。



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■「メロンの日」と知って、冷蔵庫に眠っていたメロンを取り出す。

千葉県銚子産アムスメロン(第16回日本農業賞受賞)・・・(財)日本園芸生産研究所によって交配・育成され1974年に発売された。父はオランダ系、母はアメリカ系。皮が薄い。

 




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□ メロンの生産量

都道府県別ランキング2020年


① 茨城県 33,500t 22.7% ・・・鉾田市・八千代町・坂東市・茨城町・鹿嶋市

② 熊本県  24,400t 16.5% ・・・宇城(うき)市・八代市・山鹿市・玉名市・球磨郡

③ 北海道  21,800t 14.7% ・・・夕張市・富良野市・共和町雷電 

④  山形県 10,600t  7.2% ・・・遊佐町・鶴岡市・酒田市

⑤ 青森県 10.400t  7.0% ・・・つがる市七里長浜


□ メロンの分類、歴史


和名: 甜瓜(てんか、メロン/マクワウリ)

分類: ウリ目Cucurbitales / ウリ科Cucurbitaceae / キュウリ属Cucumis / メロン種C. melo

(注) 園芸分野では果菜(実を食用とする野菜)とされるが、青果市場や栄養学上の分類では果実。

学名: Cucumis melo L.

英名:  melon

原産地: インド ⇒ イラン(ペルシャ) ⇒ ギリシャ/ローマ ⇒ アルメニア/イタリア へと伝播して行った。

中国への伝来: 西周時代(紀元前1100~771年) ~ 漢代(紀元前206年~紀元220年)に普及。

日本への伝来: 

縄文/弥生時代には、中国から東洋系メロンであるマクワウリ系が伝えられた。

明治時代には、農商務省内藤新宿試験場(現・新宿御苑) の技師であった福羽逸人氏がフランスから種子を輸入し栽培に着手。1893年イギリスから温室栽培の種子を輸入して研究。

日本における「大衆メロン」の幕開けは、サカタのタネが開発し1962年に育成された「プリンスメロン」。これはマクワウリにヨーロッパのイボメロン系メロンを交配したもので、マクワウリに倍する甘味が人気を呼び急速に普及した。


□ 今日のメロンの品種


マクワウリ(和名: 真桑瓜、英名: Oriental melon、学名: Cucumis melo var. makuwa)・・・メロンの一変種、甘い瓜の代名詞。

マスクメロン(Musk melon)・・・品種名ではなく麝香(じゃこう、musk)の香りがするメロンの総称。1925年、磐田温室農協丸静支所などで栽培方法の確立が行われ日本全国へと広まって行った。高級メロンの代名詞で千疋屋の主力商品。

プリンスメロン(Prince melon)・・・1962年、サカタのタネが開発・販売したノーネットメロン。

アンデスメロン(Andes melon)・・・1977年、サカタのタネが開発・販売した緑肉ネット系ハウスメロン。




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■ 宮沢賢治の童話『よだかの星』執筆1921年、1933年9月21日死去、発表1934年。

久し振りに読んでみた。
気持ちがぐんぐん澄んで来た。



□ 抜粋


出典: 第2回表紙絵コンテスト入選作品




夜だかは、どこまでも、どこまでも、まっすぐに空へのぼって行きました。
もう山焼けの火はたばこの吸殻のくらいにしか見えません。
よだかはのぼってのぼって行きました。
寒さにいきはむねに白く凍りました。
空気がうすくなった為に、はねをそれはそれはせわしくうごかさなければなりませんでした。
それだのに、ほしの大きさは、さっきと少しも変りません。
つくいきはふいごのようです。
寒さや霜がまるで剣のようによだかを刺しました。
よだかははねがすっかりしびれてしまいました。
そしてなみだぐんだ目をあげてもう一ぺんそらを見ました。
そうです。これがよだかの最後でした。
もうよだかは落ちているのか、のぼっているのか、さかさになっているのか、上を向いているのかも、わかりませんでした。
ただこころもちはやすらかに、その血のついた大きなくちばしは、横にまがっては居ましたが、たしかに少しわらって居おりました。
それからしばらくたってよだかははっきりまなこをひらきました。
そして自分のからだがいま燐(りん)の火のような青い美しい光になって、しずかに燃えているのを見ました。
すぐとなりは、カシオピア座でした。
天の川の青じろいひかりが、すぐうしろになっていました。
そしてよだかの星は燃えつづけました。
いつまでもいつまでも燃えつづけました。
今でもまだ燃えています。











 


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