■ 11月22日は「小雪」(しょうせつ)
□「二十四節気」・・・中国の戦国時代(紀元前5~2世紀)に考案された『宣明暦』(せんみょうれき、太陰太陽暦)がルーツ。江戸時代には渋川春海による『貞享暦』(じょうきょうれき、太陰太陽暦) をはじめ何度も改暦。明治時代1883年に『本暦』(別称『神宮暦』、太陽暦) とその簡略化した『略本暦』(りゃくほんれき)を発行。
「小雪」は第20番目の節気。定気法では太陽黄経が240度の時。前の節気「立冬」から数えて15日目。2021年は11/21(月)頃。期間としては11/21(月)~次の節気「大雪」前日の12/6(月)。
「小雪」は寒さが増して来る「初冬の候」。僅(わず)かながら雪が降り始めるが、降っても殆ど積もらない。時折り気温が上昇して「小春日和」(こはるびより) になることもある。
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□『暦便覧』(こよみびんらん)・・・江戸時代1787年(再版1798年)に著者:太玄斎/出版者:蔦屋重三郎ほかによって成立した。
11月22日~12月6日の半月間は「七十二候」(しちじゅうにこう)・・・ 古代中国(詳しい年代は不明) で考案された季節を表す方式のひとつ。「二十四節気」を更に約5日ずつ3つに分けた (24 X 5=72) 期間。
「小雪」は「冷ゆるが故に雨も雪と也てくだるが故也」・・・気温が下がり北の地方を中心に初雪が舞い始める頃。冬将軍が到来する時期で、北の地方では炬燵(コタツ)を押し入れから出す家が増える頃。西日本においては夏蜜柑(ナツミカン)を収穫する季節に入る。
▽ 初候 11/22(月)~11/26(金)
「虹蔵不見」(虹隠れて見えず)・・・(虹は空気中の水滴に太陽光が当たって反射してできるものなので) 日光が弱まり空気が乾燥するこの時季は虹が現われる条件が少なくなる。
▽ 次候 11/27(土)~12/1(水)
「朔風払葉」(北風木の葉を払う)・・・冷たい北風が木の葉を散らす。
▽ 末候 12/2(木)~12/6(月)
「橘始黄」(橘始めて黄ばむ)・・・(古代日本より不老長寿を願って珍重された) 橘の実が黄色く色付き始める。
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□ 旬(しゅん)の物事
▽ 行事
「紅葉狩り」 関東地方のビーク 11月上旬~12月上旬
旧安田庭園20211121,20211121-1
「プロ野球日本シリーズ」11/20(土)~11/28(日)
「神農祭」(しんのうさい) 11/22(月)~11/23(火・祝)・・・無病息災を祈願する祭り。1822年にコレラが大流行した際に病除けの丸薬を作り、神虎(=張り子のトラ)のお守りと一緒に祈願したことに由来する。
「新嘗祭」(にいなめさい)、「勤労感謝の日」11/23(火・祝)・・・新穀の収穫に感謝する祭りで、この年に収穫された穀物を食すことを「新嘗」と言う。元々は国民的祭典だったが、「勤労感謝の日」ができてからは一部の神社で行われるようになった。
「映画の日」12/1(水)・・・1896年11月25日~12月1日に神戸倶楽部(現・神戸市中央区北野町4-15-1) で日本初の映画の一般公開が実施された。
「歳末たすけあい運動」12/1(水)~12/31(金)
▽ 鳥・昆虫
翡翠(カワセミ)
小石川後楽園20200109
鴛鴦(オシドリ)
野駒(ノゴマ)
▽ 草花・花木
橘(タチバナ)
枇杷(ビワ)
寒椿(カンツバキ)
山谷堀公園20211116
石蕗(ツワブキ)
向島百花園20211115
アロエ
シクラメン
パンジー
▽ 果物・野菜
蜜柑(ミカン)
今戸神社20211116
法蓮草(菠薐草、ホウレンソウ)
春菊
白菜
野沢菜
▽ 魚介類や料理
蟹(カニ)と蟹鋤鍋(カニすきなべ)
鮭(サケ)と石狩鍋
鰡(ボラ)
産卵期を迎えたボラたち旧中川水辺公園20211105
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■ 11月22日は「いい夫婦の日」
語呂合わせで「いいふうふ」と読ませる。夫婦で余暇を楽しむゆとり(余裕) あるライフスタイルを過ごそうと、通商産業省(現・経済産業省)と(財団法人)余暇開発センター [現・(公益財団法人)日本生産性本部(千代田区平河町2-13-12)] が1988年に提唱した。
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□ お題「好きな芸能人夫婦は?」
私(夫)は、1女3男の親・杉浦太陽&辻希美ご夫婦。
私の妻は有名人として、上皇&上皇后(じょうこうごう)両陛下。