■ 7月31日は「パラグライダー記念日」
1988年7月31日、北九州市で第1回パラグライダー選手権が開かれた。
パラグライダー(paraglider)またはパラグライディング(paragliding) はスカイスポーツの一種。国際航空連盟(FAI)のカテゴリーではハンググライダー(hangglider) の一種に分類されている。
パラグライダーの原型は米国宇宙局(NASA)が開発した宇宙船回収用のパラフォイル(柔軟翼)である。
スポーツとしてのパラグライダーは、1978年頃にフランスのスカイダイバーが山の斜面からスクエア(四角い)パラシュートで降下したのが始まりとされる。
▽ パラグライダーとハンググライダーとの違いは?
ハンググライダーとは、横長三角形の翼を持つ器具にぶら下がるように掴まり、山などの斜面から空を目掛けて飛び出して滑空する。空を飛んでいる時のスピード感が凄い。身体を前後左右に傾けることで軌道を変えられるので、鳥のように自由に飛んでいる感覚が楽しめる。
パラグライダーは、ハンググライダーと同じように山などの斜面から飛び立ち上昇気流を利用する。横長のパラシュートを身体に装着し、そこに上昇気流を受けて飛ぶ。
パラグライダーで使う器具の方が、硬い骨組みが必要なハンググライダーの器具と比べると、軽くて持ち運びしやすい。
出典は https://gimon-sukkiri.jp/paragrider/
パラグライダー
ハンググライダー
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夢の話なら、空を飛ぶのは何度も見ている。でも、水面を歩くのは一度も見たことがない。だから、水面を歩いてみたい。
私は、小さい時から、空を飛ぶ夢を見ることが多かった。夢占いによると、上昇志向が強い人が見るらしい。従って、リタイア後は滅多に見なくなった(笑)。
どういう訳か、忍者ごっこは時々した筈なのに、水面を歩く夢は登場しなかった。溺(おぼ)れたり洪水に襲われた夢は、偶に見た。
現代では、パラグライダーのような簡易なハンググライダーのスポーツもあるので、空飛ぶ疑似体験は容易だ。
子どもの頃は、(白黒テレビの実写版放送で人気の)月光仮面の真似事遊びをよくしたものだった。マント代わりは大風呂敷。一方、(漫画雑誌の記事を読んで)伊賀・甲賀の忍者を真似て、河川の水面に浮かべた板の上に乗ろうとしたが、これもまたマントと同じく巧くは行かなかったものだ。このように、昭和30年代の子どもたちは、遊びに工夫を凝(こ)らした。
現代ではまた、ゲームセンターや豊かな家庭であれば室内でバーチャルリアリティー体験が容易になっている。反面、我々のベビーブーマー時代のように屋外で我が物顔で遊び回るものなら、親が恐れ慄(おのの)く程に許してくれない社会となってしまった。
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■ 東野圭吾「小説幻冬」中編小説「歪んだ交差」
先週、図書館へ行った時、幻冬舎月刊雑誌「小説幻冬」2020年3月号に、東野圭吾氏の読み切り中編小説の見出しが目に止まり、借りて読んだ。
「小説幻冬」のホームページによれば、本作は読み切り中編と唱っているが、連作長編の一部であると判明した。
□「各弾の構成と見出し(ヘッドライン)」
▽ 第一弾「迷宮への誘い」・・・月刊「小説幻冬」2017年 2月号掲載。未読。
(内容不明)
▽ 第二弾「いばらの道」 ・・・月刊「小説幻冬」2018年10月号掲載。未読。
弁護士の白石健介の殺人を自供した倉木達郎は、33年前に容疑者自殺で迷宮入りした殺人事件の真犯人が自分だと主張する。
二つの事件が解決するかに見えたが、刑事・五代は腑(ふ)に落ちず・・・。
倉木の息子・和真の視点も加わり、父親が犯したという二つの殺人事件のその後を追う。
▽ 第三弾「蚊帳の中へ」 ・・・月刊「小説幻冬」2019年 7月号掲載。未読。
お父さんはそんなことをする人じゃない。
弁護士の白石健介が殺された事件で、倉木達郎が自白。
彼は、33年前の「岡崎駅前金融業者殺害事件」の真犯人であることを白石に告白したことで、真実を明らかにするよう勧められたことが動機だったと知る。
白石の娘・美鈴は父親が倉木を追い詰めるようなことをするとは思えないと違和感を覚える。
一方、倉木の息子・和真もまた、何も語ろうとしない父が「何をしていたか」を自分の目で確かめようとする。
▽ 第四弾「歪んだ交差」(全70ページ) ・・・月刊「小説幻冬」2020年 3月号掲載。今回。
あなたのお父さんは嘘をついていると思います。うちの父は、あんな人間ではありません。
弁護士の白石健介の殺害と、33年前の未解決殺人事件。
その両方の罪を自白した倉木達郎の息子・和真は、どうしても父が殺人をするとは思えない。
父の告白が腑に落ちないままに、事件現場である隅田川テラスに向かう。
そこで白石の娘と思われる女性と遭遇してしまうが・・・。
▽ 第五弾・・・以降へと続くのだろう。
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□ 連作長編として刊行が期待される本作シリーズ「あらすじ」(推定)
「白石健介弁護士殺害事件」で、倉木達郎がその殺害を自供した。
倉木達郎は、33年前に容疑者自殺で迷宮入りした「岡崎駅前金融業者(灰谷さん)殺害事件」の真犯人が自分だと、白石健介弁護士に告白した。
それに対して白石弁護士が「灰谷さん殺害事件」の真実を明らかにするよう倉木に勧めたことが、殺害の動機だったと知る。
その両方の殺人罪を自白した父・倉木達郎が、どうしても殺人をするとは思えず、腑(ふ)に落ちない息子・和真だった。
倉木和真は、何も語ろうとしない父・達郎が「何をしていたか」を自分の目で確かめようと、二つの殺人事件のその後を追うのだった。
一方、被害者の白石弁護士の娘・美鈴もまた、父・健介が加害者・倉木達郎を追い詰めるようなことをするとは思えないと、違和感を覚えていた。
和真は、事件現場である清洲橋の袂に在る隅田川テラスに向かうと、そこで被害者の白石美鈴と思われる女性と遭遇してしまうのだった。
更に他方で、被害者の白石弁護士の前妻・浅羽織恵と長女・洋子は、倉木に悪感情を抱いておらず弁護側の情状証人として出廷することになる。
そして浅羽母娘から被害者参加制度を使うという申出が国選弁護人・堀部孝弘になされ、その代表は浅羽洋子であった。
かくして二つの事件が解決へと向かうかに見えたが、肝心の捜査担当である警視庁捜査一課刑事・五代もまた腑に落ちずにいた。
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□ 今回の「歪んだ交差」に登場する場所は、何度かサイクリング&ウォーキングしている馴染みの場所である。
p8
隅田川に掛かる(架かる)清洲橋だ。
p8
隅田川の堤防に沿って、遊歩道が整備されていた。隅田川テラスというらしい。
p10~p11
事件当日達郎は、東京駅から大手町まで歩き、そこから地下鉄で門前仲町駅まで行ったと述べている。しかしもし事前にこの場所にしようと決めていたのなら、水天宮前駅に向かうのではないか。
p13
隅田川から離れ、深川に向かっているのだ。このまま高速道路沿いに進み、さらに足を伸ばせば(延ばせば)門前仲町だ。
p23
その店は地下鉄門前仲町駅の近くで、永代通り沿いにあると聞いていた。スマートフォンで調べてみると、清洲橋の袂からだと2キロ弱の距離だ。
p27
ここから帰宅するには地下鉄が便利だ。門前仲町駅から途中一度乗り換えるだけで、自宅の最寄りである表参道に行ける。
p28
美鈴は顔をそむけ、改札口を通過した。中野方面という表示を見つけ、その階段を下りていった。
p30
「どちらまで帰られるんですか」美鈴は訊いてみた。「高円寺です。だから、次の茅場町で降ります」「そうですか」美鈴は、その次の日本橋で降りて乗り換えるつもりだ。
p67
門前仲町にある、いつもの炉端焼きの店だ。
Mapion 周辺広域マップ
隅田川大橋の遠景(1) 20190520撮影
隅田川大橋の遠景(2) 20200716撮影