Quantcast
Channel: ちとちのなとちのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2687

逆風を改革の風に転換せよ「学校の9月入学制」。「ファーブル昆虫記」。「象の日」

$
0
0

■「17県知事WEB会議 学校の9月入学制」 (2020/04/28報道)

学校の“9月入学”問題について宮城県の村井知事ら17県知事が提言したことについて、東京都の小池知事は28日夜、「以前から“新学年9月スタート論者”の1人だ。4月スタートで桜と一緒じゃないと雰囲気が出ないとか、会計年度の問題があるとか言うが、いま教育は世界の中での競争でもあるので、国際スタンダードに合わせて行くことにもなる。これによる混乱は生じると思うが、一方で、いま混乱は生じている。こういう時にしか社会って変わらないんじゃないか。大きな流れ、新しい流れは、こういう時に出てくるのではないか」とコメントした。

小池知事の「いま混乱は生じている。大きな流れ、新しい社会の流れはこういう時に出て来るのではないか」という発想の転換の言葉には大賛成だ!!
私もかねがね入学試験時期・入学制度を変えてほしいと強く思って来た一人である。
 

ビックリマーク 大蔵・文部(現在は財務・文科)など堅い官僚制度の壁によって、どれだけ雪害やインフルエンザウイルスに受験生が悩まされて来たことか


■  昨日4/28(火)未明にNHKBSPで「ファーブル昆虫記~南仏・愛しき小宇宙(1)~カリバチとヤママユ 本能の命ずるままに」(初回放送2007年)を観た。

⇒ 詳細は添付資料をご覧ください。

ファーブルによるダーウィン「進化論」批判の箇所もあったが、南フランスをフィールドとして昆虫を観察したファーブルは「地球は平坦」⇒本能決定説 と考えたのに対し、ビーグル号で世界を回って様々な生物に出遭ったダーウィンは「地球は丸い」⇒自然選択説 と考えた違いであろう。

近年、我が国の一部科学者に「ウイルス進化説」という仮説が登場している。進化はウイルス(Virus)による感染・伝染病によって起こる。ウイルスはミトコンドリアやクロロフィルと同じオルガネラ(真核細胞の細胞小器官) であり、ウイルスによって運ばれた遺伝子が或る生物の遺伝子の中に入り込み変化させることによって進化が起きるというもの。

 

ビックリマーク この時季にそのまま進化論として支持するのは不謹慎である。

だがしかし、新型コロナウイルスとのバトルを、これまでできなかった社会改革に転換したいものである。



■ 4月28日は「象の日」

1729年4月28日、8代将軍・徳川吉宗の命に応じて交趾支那(こうちしな、現在のベトナムで当時は清國南部の陶磁器産地)からの献上品として清國の商人が象を連れて来て、京都で中御門天皇と霊元上皇に謁見 (広南従四位白象との称号で)。象は、長崎港に到着し、江戸まで徒歩で連れて行かれ、5月27日に将軍に上覧された。1730年、幕府から御用済みを申し渡されるが引き取り手がなく、将軍の鷹狩場「浜御殿」(現在の「都立浜離宮恩賜庭園」)で飼われた。1741年、天領中野郷の中野村 (現在の東京都中野区)の百姓・源助に130両とともに下げ渡され見世物になった。1743年正月に (来日14年弱で) 病死し、その骨と牙は「真言宗豊山派明王山聖無動院 宝仙寺」(現在の中野区中央2-33-3) へ納められた。


□ お題「象、間近で見たことある?」


「上野動物園」では何度も観ています。触ったことはありません。

象 恩賜上野動物園20280803

 

 

▼本日限定!ブログスタンプ

 

あなたもスタンプをGETしよう

 

 

■ 天気予想20200428--11:00

28日(火)は不安定な天気となっています。晴れていても急な空模様の変化にご注意ください。午後は北・東日本を中心に雷雨になる所もあるでしょう。最高気温は東海から西で20℃前後となる予想となっています。
29日(水)は北海道や東北北部は雨や雷雨の所がありますが、その他の地域では晴れる見込みです。最高気温は東海から西で23℃前後、関東も20℃を超える予想となっています。

実況天気図
20200428--12:00


気象衛星写真
20200428--16:00


南西の空
20200428--15:58



南の空
20200428--16:17



◇------------------------------------------------------


「ファーブル昆虫記~南仏・愛しき小宇宙(1)~カリバチとヤママユ 本能の命ずるままに」

初回放送: 2007年のNHKハイビジョン放送。
今回放送: 2020/4/28(火)未明0:45~2:20、NHK-BSP「プレミアムカフェ」。


リポーター:
フランス文学者・奥本大三郎・・・関連図書「ファーブル昆虫記 完訳」[奥本大三郎・訳、全10巻(20分冊)、集英社2005~2017年刊行]
昆虫カメラマン・海野和男・・・関連図書「昆虫と擬態」(海野和男・著、平凡社1994年刊行)、「昆虫顔面図鑑 世界編」「昆虫顔面図鑑 日本編」(ともに海野和男・著、実業之日本社2011年刊行)



朗読:蟹江敬三
語り:内藤裕子(1999年NHKアナ、2018年「生島企画室」移籍=フリーアナ)

様々な昆虫のオス・メスの出会いの実例や、生まれて来る子どものための非常に精密な“獲物を殺さない狩り”など、昆虫は誰に教わった訳でもない驚きの行動を見せる。こうした生命を支える“本能”を、ファーブルがどう解き明かしたのかを描く。


□ ジャン=アンリ・カジミール・ファーブル (Jean-Henri Casimir Fabre, 1823年12月21日~1915年10月11日) 

[略歴]

1823年12月21日、フランス南部アヴェロン県サン・レオン村生まれ。
1842年、アヴィニョン師範学校を首席卒業、小学校上級教員免状を取得。
1844年、カルパントラのビクトル・ユーゴー学院の同僚教師で2歳年上のマリー・セザリーヌ・ヴィアーヌと結婚。
1853~1871年、ヴォークリューズ県の県庁所在地アヴィニョン市リセで物理化学教師。
1854年、自然理学士号取得。
1861年、ルキアン博物館館長。天然アカネから染料のアリザリンを抽出・精製する技術開発成果でレジオンドヌール勲章。
1865年、細菌学者のルイ・パスツールがカイコの病気研究のためファーブルを来訪。
1868年、アヴィニョン市のサン・マルシアル会堂で若い女性を前に「植物は雄しべの花粉が雌しべにくっ付いて実になる」と説明し非難の集中攻撃を浴び、宗教・教育・政治各界守旧派からの妬みと圧力で教職からも家主からも放遂された。
1873年、アヴィニョン市に近いオランジェ町に移住後にルキアン博物館館長を解任。
1877年、次男ジュールが病死。セリニアン村に移住。
1878年、オランジュで「昆虫記 第1巻」を執筆・発刊。
1885年、妻マリー・セザリーヌ(64歳)が病死。
1887年、セリニアン村の娘で家政婦として雇っていたマリー・ジョゼフィーヌ・ドーテル(23歳)と再婚。
セリニアン村---自称アルマス(荒庭、虫たちの理想郷)---の自宅に在る裏庭(1ha)を中心に死去までの36年間、昆虫研究に没頭した。
1910年、当時のフランス大統領レーモン・ポアンカレはファーブル救済のため年金(2,000フラン)とレジオンドヌール勲章(第5等)を与えた。
1912年、後妻マリー・ジョゼフィーヌが死去。
1915年10月11日、フランス南東部ヴォークリューズ県オランジュ町近郊のセリニアン村で死去(91歳没)


[主な研究要素]

オオクジャクヤママユ・・・メスには一種の匂い(現在でいうフェロモン)があり、オスはその匂いに引かれて相手を探し出すということを突き止めた。
フンコロガシの子育て。
狩りバチが獲物を麻酔する発見。
ヌリハナバチの帰巣実験。
尚、ナガコガネグモの項は完全に創作だったとの批判。



■ 関連する主張

□ チャールズ・ロバート・ダーウィン(Charles Robert Darwin, 1809年2月12日~1882年4月19日)
「進化論」==「自然淘汰(自然選択)説」

生物は不変のものではなく長期間かけて次第に変化して来たという仮説に基づいて、現在見られる様々な生物は全てその過程の中で生まれて来たとする。
生物がもつ性質は、同種であっても個体間に違いがあり、そのうちの一部は親から子に伝えられたものである。
環境収容力は常に生物の繁殖力よりも小さい。そのため、生まれた子の全てが生存・繁殖することはなく、性質の違いに応じて次世代に子を残す期待値に差が生じる。つまり有利な形質を持ったものがより多くの子を残す。それが保存され蓄積されることによって進化が起こる。


□ ファーブルによる「進化論」批判

ファーブルが行った批判のひとつに狩りバチの例があり、具体的な問題提起としてアナバチの例を挙げている。
現実の種はそれぞれに別な固有の獲物(ある種はコオロギ、別の種はキリギリスモドキ、また別の種はカマキリ類)を狩る。
それらの祖先はいったい何を狩っていたのかと問い、もし祖先の中から特定の獲物を狩るものが出たのだとすれば、祖先はそれら全部を獲物の選択肢にしていたことになる。
とすれば、多様な獲物を狩れる中から、限られたものしか狩れない者が出て来るのでは、明らかに進化しているものの方が不自由であり変であると論じる。
もし祖先がある1つの獲物を狩っていたとしても、そこから現在のさまざまな種が出る間には、複数種を狩れる段階があったはずであり、同じ問題を生じる。
狩りバチはその種によって特定のイモムシなどの昆虫を捕まえ、幼虫の餌にするために神経節を針で刺して麻酔する。そのために、決まった種のイモムシを決まった場所で探し、見つけたら決まった方法で攻撃し、決まった場所を針で刺さねばならない。しかも、昆虫は学びもせず、それを生まれつき行う。もし、これらの行動のどれか一つが欠けても、この昆虫の習性は完成しないのである。だとすれば、進化する途中の狩りバチなどあり得ないのではないか。
 

出典: http://lowell.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/post-1522.html

南フランスをフィールドとして昆虫を観察したファーブルは「地球は平坦」⇒本能決定説 と考えたのに対し、ビーグル号で世界を回って様々な生物にであったダーウィンは「地球は丸い」⇒自然選択説 と考えた違いであろう。


□ トーマス・ハント・モーガン(Thomas Hunt Morgan、1866年9月25日~1945年12月4日)「古典遺伝学 染色体説」

「突然変異説」を確かめようとキイロショウジョウバエで実験を行った。
「染色体説」の提唱に繋がるとともに、個体に遺伝的変化を生じさせ自然選択が働く遺伝的多様性を増加させる原因であることが判明した。


□「進化論」の発展


▽ 生存競争の結果、子孫を残すのは、わずかでも有利な遺伝する変異をもった個体であるという、「自然淘汰説 (自然選択説)」が引き出される。

ダーウィンは,ジェミュール(gemule)という自己増殖性の微小な粒子が体内の各器官や組織に存在し,その粒子が各器官や組織において獲得した形質の情報を保持し,その後生殖細胞に移動することにより,その情報が生殖細胞を通じて子孫に伝わると主張した。

突然変異を進化の主原動力とする「突然変異説」(mutationism)とダーウィンの提唱した「自然淘汰説 (自然選択説)」(Darwinism) が,互いに排他的ではなく融合可能なものであることを証明した。


▽ 生物のゲノムが何世代にも亘って変化し、その結果として表れる形質が、選択を受けて別の種や系統に変化すること。生物がもつ性質が次の3つの条件を満たす時、生物集団の伝達的性質が累積的に変化する。

生物の個体には、同じ種に属していても、さまざまな変異が見られる。「変異」
変異の中には、親から子へ伝えられるものがある。「遺伝」
変異の中には、自身の生存確率や次世代に残せる子の数に差を与えるものがある。「選択」


□ 仮説として「ウイルス進化説」の登場


中原英臣(なかはら ひでおみ、1945年生まれ、東京慈恵会医科大学、新渡戸文化短期大学名誉学長、山野医療専門学校副校長)、及び佐川峻(さがわ・たかし、1944年生まれ、早稲田大学理工学部、科学評論家)。

自然淘汰による適応進化を否定。遺伝子の突然変異による変化の蓄積は、ほとんどが生存に不利なものであり進化の基礎とはならない。
進化はウイルス(Virus)による感染・伝染病によって起こる。ウイルスはミトコンドリアやクロロフィルと同じオルガネラであり、遺伝子を移動させる。
ウイルスによって運ばれた遺伝子がある生物の遺伝子の中に入り込み、変化させることによって進化が起きる。

[真核細胞の細胞小器官 (オルガネラOrganelles)]
ミトコンドリア(Mitochondrion。二重の生体膜からなり、独自のDNAを持ち、分裂・増殖する)。
クロロフィル (Chlorophyll==葉緑体。光エネルギーを化学エネルギーに変換する生化学反応・・・光エネルギーを使って水と二酸化炭素から炭水化物を合成。水を分解する過程で生じた酸素を大気中に供給)。 



□ 関連番組

NHK-G 2015/5/10(日) NHKスペシャル「生命大躍進」第1集 「そして“目”が生まれた」

「目の誕生」の物語。今から約5億年前、それまで目を持たなかった祖先が、突如として精巧な目を持つようになり、生命進化は大いに飛躍した。なぜ祖先は急に目を持つように進化できたのかは、長らく生命史上の大いなる謎とされて来た。

▽ 5億4200万年前・・・三葉虫や小型の生き物。

突如、大型で複雑な姿形をした動物へと進化した。最初に持ったのはクラゲのような原始的な目だったろう。周りには多くの植物プランクトンも浮遊する環境 ⇒ 餌として捕食。バーゼル大学: ウォルター・ゲーリング名誉教授とアブドラ国王科学技術大学: 五條堀孝教授は、生命の設計図DNAを研究。ゲーリングはスイス・バーゼルで40年に亘り、目の起源に迫った。

クラゲは三日月型の黒い目が明暗を識別、どうやって獲得できたか? 静岡県沼津市の海に浮遊するプランクトン、ウズベンモウソウ(渦鞭毛藻)はクラゲの黒い三日月型とよく似た目と葉緑体クロロフィルを持つ。植物のウズベンモウソウと動物のクラゲの目=光センサーがそっくり。全く異なる進化の道を歩んだ両者が、なぜ? 他人の空似? DNAにその解を求めると、ロドプシン遺伝子(タイプ1)が見つかった。この複雑な形のタンパク質はそっくりな7本の束ねられた棒状。進化した人間の網膜にも同じ形状のタンパク質が無数に敷き詰められている!! 光が当たると花弁が開くが如く開く。

2014年3月、仮説を発表・・・植物が作った遺伝子が種の壁を越えて動物へと移動した。長い時間を掛けて作らなくて済む第1の大躍進の進化。
米国マサチューセッツ州ボストン近郊の浅瀬に生息する、ウミウシ(エリシア・クロロティカ)の一種は、クロロフィルを持つため光合成で生きる動物。
そのDNAを調べると海藻の遺伝子そのもの、取り込んだに違いない、偶然、ロドプシン遺伝子(植物が光合成を行うため何億年も掛けて作り出したDNA)が生殖細胞の中に入り込んでDNAと結合。植物の宝物を動物がゲットした瞬間!!

▽ 3億6000万年前・・・脊椎動物は進化の末に劇的に姿形を変えた。

巨大な(体長最大10mの)ダンクルオステウス・・・直径10cmの巨大な目を守る骨。ウミサソリVSダンクルオステウスは後者の勝利。勝敗を分けたのは目、複眼(ボケた像)VSカメラ眼(人間と同じレンズと網膜を持ちハッキリクッキリ像)だった。どんな方法で第2の大躍進を遂げたのか? 米国フロリダ州の海にピカイアの生き残り、ナメクジウオがいる。

2008年、DNA情報を解読し人間と比べたところ、遺伝子1個が4個に増えているのが多く(4n個)見つかった。HOX13が4個、EYAが4個など、2x2=4倍増(計1800種類以上)に変異する大事件が起こり身体の器官を高度化できた。
 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2687

Trending Articles