昨日12/28(土)は前日の強風程ではなかったものの、最低気温が下がったため体感で物凄く冷え込んだ。
都区内 最大風速 最低気温 最高気温
12/27(木) 11.2 4.5 13.7
12/28(金) 7.2 3.8 10.9
20191228--16:21 (日没は16:35)
西の夕空
20191228--18:59
南西の夜空
南の夜空
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昨日の午前中、歳末の浅草風景を見ながらサイクリング。
■「矢先稲荷神社」(旧称「浅草三十三間堂」、台東区松が谷2-14-1)
出典 e-asakusa
江戸初期寛永年間の1642年、徳川三代将軍・家光公が国家の安泰・町民の安全祈願・武道の練成のため江戸浅草の地に京都「三十三間堂」を模した堂を建立。
弓矢の練成のために「通し矢」が行われ、先人に勝てば堂に掲額でき武士の名誉となるため大いに流行した。
この堂の守護神として稲荷大明神を勧請し、場所が丁度、的場の先に在ったので「矢先稲荷」と名づけられた。
ところが元禄年間の1698年、世にいう「勅額火事」(ちょくがくかじ)が起こって三十三間堂も矢先稲荷も焼失してしまい、三十三間堂は深川への移転を命ぜられた。
付近町民の懇願により当地村社の産土神(うぶすながみ)として再建が許され「矢先稲荷神社」と称された。
愛され親しまれて来たけれど、1923年の関東大震災、1945年の太平洋戦争東京大空襲など度重なる災難に遭遇し、1960年に現社殿が再建された。
主祭神:倉稲魂命(うかのみたまのみこと)。札所:浅草七福神のひとつ・福禄寿神。
「浅草、寺社景跡 三十三間堂絵図」(創建当時17世紀)
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■「浅草神社」(通称「三社様」、台東区浅草2-3-1)、「聖観音宗本山金龍山浅草寺」(通称「浅草観音様」、浅草2-3-1)
「浅草寺縁起」(1400年頃に成立)に基づく絵図
参道(仲見世通り)にて20191228--10:12撮影
浅草神社境内にて20191228--10:22
殆どが女性
歌川(安藤)広重・画の「三都(京都/大坂/江戸)名所図会 東都名所 浅草金竜山年ノ市」(1828~30年頃)
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■ 今日は「シャンソンの日」
「シャンソン(chanson)」・・・フランス語で「歌」の意味。フランス語圏では、歌全般・歌一般を意味し特定ジャンルの楽曲を指すものではない。他の言語圏では、フランス語で歌われる曲という意味で使われることが多い。
□ 日本のシャンソン略史
1951年、豪華キャバレー店として開店した「銀巴里(ぎんパリ)」(中央区銀座7-9-11)は、1955年、日本で初めて "シャンソンを楽しめる喫茶店(シャンソニエ)"へと衣替えした。美輪明宏、戸川昌子、クミコ、仲マサコ、金子由香利、クロード野坂(作家の野坂昭如)、戸山英二、大木康子、長谷川きよしらのシャンソン歌手を輩出した。
1974年11月1日、シャンソン喫茶店「ラ・ベル・エポック」(武蔵野市吉祥寺南町1-4-1)が開店した。金子由香利、中原美紗緒、クミコ、さわち美欧らのシャンソン歌手を輩出した。
以降~1980年代、"東の銀巴里、西のベル・エポック"と呼ばれ一世風靡し、シャンソン歌手の登竜門として知られ、フランス文化の発祥地でも あった。
1986年7月、名古屋のシャンソン喫茶店「カフェ・コンセール・エルム」(名古屋市千種区吹上2-4-5)が開店した。
1990年12月29日、銀座の老舗「銀巴里」が閉店した。跡地付近(中央区銀座7-9-10 花椿通り)には「元銀巴里跡」と彫られた石碑が立った。12月29日は「シャンソンの日」と定められた。
2009年10月31日、吉祥寺の老舗「ラ・ベル・エポック」が閉店した。
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特に「雪が降る」が大好きで、歌うことがありました。
「枯葉」(Les Feuilles mortes)・・・作詞ジャック・プレヴェール、作曲ジョゼフ・コズマ、主な歌手イヴ・モンタン、1945年
「バラ色の人生」(La Vie en rose)・・・作詞/主な歌手エディット・ピアフ、作曲ルイギ、1947年
「愛の讃歌」(Hymne à l'amour)・・・作詞/主な歌手エディット・ピアフ、作曲マルグリット・モノ、1949年
「パリの空の下」(Sous le ciel de Paris)・・・作詞ジャン・ドレジャック、作曲ユベール・ジロー、主な歌手エディット・ピアフ、1951年
「雪が降る」(Tombe la neige)・・・作詞/作曲/主な歌手サルヴァトール・アダモ、1963年ベルギー
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「サン・トワ・マミー」(Sans Toi M'amie)・・・作詞/作曲/主な歌手サルヴァトール・アダモ、1963年ベルギー
「マイ・ウェイ」(My Way)・・・訳詞ポール・アンカ、カヴァー歌手フランク・シナトラ1969年米国、エルヴィス・プレスリー1977年米国。
「Mr.サマータイム」・・・訳詞・竜真知子、編曲・前田憲男、カヴァー歌手・サーカス1978年日本。
早口言葉の定番として "新進歌手 新春シャンソンショー"