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夏の甲子園2017: 埼玉・花咲徳栄が初のベスト4進出!!

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第12日 8/20(日) <準々決勝> 第4試合


花咲徳栄(埼玉)10 -- 1 盛岡大付(岩手)


花咲徳栄は、序盤から得点を重ねるなど投打が噛(か)み合って2ケタ得点で快勝、同校史上初の準決勝進出を果たした。


埼玉県勢は、春の選抜では浦和学院が2013年に優勝を果たしているが、夏の甲子園でのベスト4は1993年の春日部共栄以来24年振り。



先発・綱脇は、内も外も低めに制御した伸びのあるストレートと、鋭く落ちるスライダー、チェンジアップなど変化球の緩急をつけたピッチングが冴え、8回1失点に抑えた。連打を許さず無四死球と危なげなかった。九回は清水が締めた。

 

毎日新聞20170820

8回1失点の好投 花咲徳栄の先発・綱脇

 

打線は相手左腕・三浦の直球を狙って打った。
二回表無死、野村が内角をうまく捌(さば)いて左越えソロ本塁打を放って先制した。

 

スポニチ20170820

2回、左越えに先制ソロを放つ花咲徳栄の野村

 

2点リードで迎えた五回2死から押し出し死球と高井、小川の連続適時打などで4点を加えて突き放し、九回にも3点を加えた。



8/22(火)の <準決勝> 組み合わせは、

第1試合 天理(奈良)-- 広陵(広島)、

第2試合 花咲徳栄(埼玉)-- 東海大菅生(西東京)となった。

花咲徳栄は、今大会全ての試合で2ケタ安打と持ち味の打線が力を発揮している。
日頃から練習で、ノーアウト二塁三塁の場面を想定してバッティング練習を行っている。「セカンド方向に確実にゴロを打ち、絶対にフライを上げない」ことを徹底してやっていると言う。


実は花咲徳栄は、東海大菅生と今年6月に練習試合で対戦し、ボコボコにされたので借りを返したいと、リベンジに挑む。


岩井監督 「4強進出。初めての経験なので不思議な気持ち。東海大菅生は強力打線。これまでのように一瞬、一瞬を大事に戦いたい」。

 

*

 

 

★ 花咲徳栄は、私の次女の母校・春日部共栄の宿敵である。

しかも通学電車が同じ東武伊勢崎線(現・とうきょうスカイツリーライン) であるため、20年近く前の当時では、平素から目が合わないよう、トラブルになりそうだったら逃げなさいと指導されていたと言う。

 

この夏も、県大会の準決勝で春日部共栄を破った相手・浦和学院を、決勝で破ったのが花咲徳栄。

 

それでも埼玉代表として応援して来た。

ここに1993年の春日部共栄以来24年振りのベスト4とは嬉しい。

 

 

★ 花咲徳栄の岩井隆監督は、高校野球超級の指導者だと感じている。

 

1970年1月29日埼玉県川口市生まれ。川口市立幸並中、桐光学園高校、東北福祉大、内野手。大学卒業後に高校時代の恩師・稲垣人司(ひとし)氏が監督を務める花咲徳栄野球部のコーチとして招かれた。稲垣監督は、1932年6月15日広島県三次市生まれ。三次中学(現・県立三次高校)、大蔵省中国財務局、石本秀一に野球を学ぶ。広島工業高校コーチ、東京・創価高校監督、神奈川・桐光学園監督、埼玉・花咲徳栄高校監督。2000年10月15日同校グラウンドで心筋梗塞のため急逝した。教え子に栗山英樹、小野和義、片岡光宏、神田大介、品田操士、阿久根鋼吉、前田幸長、岩井隆らがいる。

9年後の2000年秋に恩師が急死され、2001年から監督に就任することになり、就任直後の初の埼玉大会で優勝、甲子園に導く快挙を成し遂げた。これまで春夏通算で9回の甲子園出場を果たしている。

創意工夫に富んだ練習方策や足を絡めた実戦戦術には定評があるそうだ。

 

 

岩井監督の指揮・采配に触れるに連れて、どこかのプロ野球の監督よりは優れた点が多いと実感した。

 

今日の相手投手は初回から低目の変化球(落ちる誘い球。例えばスライダー・チェンジアップ・フォークなど)が多いと見るや、低目には手を出すな!! ストレートは初球・次球から振れ!!と指示。

投手は優れれば優れる程に、2ストライク以降は臭いボールしか放らないと思えばいいのだ。

 

形通りの戦術は執らない。投手も打者もその日の調子や流れを重視して臨機応変に取捨選択する。

 

敵方にワンアウトを容易(たやす)く提供してしまう、バントは多用しない。

(それにしても高校生はバントが上手だと痛感する。どこかのプロ野球下位打線選手の下手さには呆れる。それでも監督は多用している。)

 

脚を使うチームが制する。一塁でも前へと走塁する。

(プロ野球でも、ソフトバンク・西武・広島などがそうだ。ストップウォッチで測っているバカげた監督がいるが、個人芸の盗塁より打った時の走塁が最も大切なチームプレイなのだ。)

 

投手は牽制(けんせい)に労力を費やす位なら、打者に集中した方が良い。

牽制殺の確率は極端に低くエラーも多い。いくら牽制しても盗塁すると決めたヤツはやるのだ。

 

おっとっと!! 最後の方は私の持論であって、岩井監督のお考えではありませんでした。


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