お酒を飲みすぎた翌日は、しじみ汁が飲みたくなるよね。
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■ 4月23日は「シジミの日」
4(シ)2(ジ)3(ミ)の語呂合せで「(有)日本シジミ研究所」(島根県松江市玉湯町林1280-1) が制定。
■ シジミ(蜆)の生態
日本本土の在来種としては、汽水性のヤマトシジミと淡水性のマシジミ、セタシジミ の3種。
そのうち、
□ ヤマトシジミ(学名Corbicula japonica、英名Japanese basket clam)
近年ではシジミ漁業の漁獲量の99%以上。
有名な産地としては北海道の網走湖・パンケ沼・天塩川、青森県の十三湖・小川原湖、宮城県の北上川、 茨城県の涸沼川・利根川、島根県の宍道湖・神西湖などだが、千葉県・東京都、三重県・愛知県産などもよく出回っている。
□ セタシジミ(学名Corbicula sandai、英名Seta fresh water clam)
琵琶湖固有種でシジミ漁の対象だったが、環境の悪化や乱獲などから資源量は大幅に減ってしまった。
□ マシジミ(学名Corbicula leana、英名Asian clam)
かつて日本全土の水田周辺の小川にたくさん住んでいたが、化学肥料や農薬の影響、河川改修・農地整備などの環境変化でほとんど姿を消してしまった。
出典:
「漁業・養殖業生産統計年報」(1997年度)でシジミ類の漁獲量が記載されている河川・湖沼。
□ タイワンシジミ (学名Corbicula fluminea、英名Asian clam)
1980年代以降は、中国大陸、韓国、ロシアなどから多く輸入された。
日本国内産との識別が難しく種の特定も困難なため産地偽装なども多い。
■ シジミ関連のブログ
私が育った石川県の小学校時代(昭和29~34年)は、我流で、平泳ぎ・クロール・背泳ぎ・横泳ぎなどを覚えて行った。毎日のように川で泳ぎながら鮴(ゴリ)を手・網・釣りで捕まえ、湖(河北潟)で泳ぎながら蜆(シジミ)を足の裏で探ったもので、晩御飯のオカズという実益を兼ねていた。
□ 今日7月30日(土)は「土用の丑の日」(2016-07-03)
汽水域(淡水と海水の混じった地域)に育った少年時代---魚採りと言えば①鮒(フナ)②鮴(ゴリ)③泥鰌(ドジョウ)が、貝採りと言えば①蜆(シジミ)②田螺(タニシ)が多かった。偶に、「鰻(ウナギ)」が集落の小川にも遡上(そじょう)していることがあって、目を輝かせて悪戦苦闘したものだった。今は埋め立てられてしまっている湖(河北潟)はシジミとウナギの宝庫でもあったので、半農半漁の家ではウナギの捕獲用の竹筒(タンポンと呼んでいた)を仕掛けていた。
■ お題 「お酒を飲みすぎた翌日は、シジミ汁が飲みたくなるよね」
その通り!! 条件反射的に飲みたくなります。
旨味(うまみ)成分の琥珀(コハク)酸を豊富に含んでおり、鉄分が多く貧血に良いともされ、江戸時代の昔より肝の臓に良い食材とされて来た。
その世評は今日まで続き、オルニチンが肝臓に作用するからシジミの味噌汁は二日酔いに効くと言われ、深酒した翌朝に味噌汁にして食べる習慣のある家庭がかなりある。
但し、慢性肝炎、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)、アルコール性肝障害、などを罹患(りかん)している場合は、肝臓に蓄積する過剰な鉄分が有害性を生じるとの報告があり摂食制限が必要な場合もある。