シルク製品、持ってる?
▼本日限定!ブログスタンプ
■ 3月28日は「シルクロードの日」
いつしか荒れ果て廃墟になって砂漠の中に消えてしまっていた、シルクロードの古代都市・楼蘭(クロライナ)というオアシス都市が、
1900年3月28日、スウェーデンの探検家・地理学者スウェン・ヘディンによって発見された。
■ お題 「シルク製品、持ってる?」
私の少年時代には(昭和30年代までは)、シルク製品が巷に溢れていたが、その後はメッキリ視界から遠ざかってしまったナァ。
「シルク製品」および「シルクロード」を題材とした小説とその映像化では、日本・カナダ・イタリア合作映画「シルク」・・・原作:アレッサンドロ・バリッコ、監督:フランソワ・ジラール・・・が印象に残っている。
バリッコ原作の映画 「シルク」(2010-05-11)
NHK「新旧シルクロード」総集編「楼蘭 四千年の眠り」
放送80周年を記念して桜蘭を扱ったNHKスペシャルの総集編を放送。
◦ NHK「シルクロード」#5「楼蘭王国を掘る」
シルクロードの要所のタクラマカン砂漠の東端にある、"さまよえる湖"と言われる美しい湖ロプ・ノール。その湖畔に今から2000年前、シルクロードに栄華を誇った楼蘭王国。その後どうなったであろうか? 陽関から楼蘭への旅は、砂嵐、風化土堆群、死のアルカリ平原の白竜堆を越えるシルクロード最大の難所。シルクロードの歴史の中で最も神秘に満ちた王国の住居・井戸跡・墓地から発掘された貴婦人のミイラを紹介する。1934年の調査以来、中国学者にとっても解放後初の神秘の国への調査に、新疆考古学研究所と人民解放軍が協力してくれた。
◦ NHK「新シルクロード」#1「楼蘭 四千年の眠り」
天山南路と西路南道の分岐点にある廃墟・楼蘭の西100Kmの砂漠。奇怪な地形の魔鬼城(龍城)。その中から発見された巨大で不思議な古代墓地「小河墓(しょうがぼ)遺跡」。北緯40.20東経88.30。そこは"千の棺が眠る墓"と呼ばれ、枯れ木のように見える胡楊材の墓柱が約140本、舟形の棺。3~4千年前の白人系(コーカソイド系)のミイラが次々と数百体も発掘された。タクラマカンにあらわれた最初の人類か? 彼らはタクラマカンに最初の文明をもたらした人たちかもしれない。楼蘭人はどこから来たのか? どんな人々だったのか? シルクロードの夢とロマンをかきたてる象徴、古代楼蘭の謎に迫る発掘ドキュメント。シルクロード黎明期の東西文明が明らかになる。
◦ NHK「新シルクロード」#4「タクラマカン 西域のモナリザ」
タクラマカン砂漠の南、崑崙山脈との間を走る"流砂の道"と呼ばれて来た西域南道に、紀元前1世紀頃から紀元後11世紀にイスラム勢力に敗れるまでの、千年余に亘って栄えた仏教王国・ホータンの首都・ダンダンウイリク。今は中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区。その8割がイスラム教を信仰するウイグル族。20世紀初頭(1900年)の英国考古学者オーレル・スタインによる伽藍の発掘・・・絹の蚕種西漸伝説図(大英博物館)以後、その痕跡はイスラム勢力に破壊・盗掘されタクラマカン砂漠の流砂に埋もれて、中国や日本に大きな影響を与えた仏教美術のほとんどが失われてしまった。ダンダンウイリク(峠の家の意)遺跡を中心に、かつて翡翠(ヒスイ)に似た玉の交易を背景に栄えて来た、ホータン王国独自の仏教文化の遺跡調査。敦煌や日本の白鳳文化に影響を与えた、華麗な如来仏壁画 "西域のモナリザ"を2002年に発掘。唐代の「歴代名畫記」に登場した于闐(ウテン、ホータン)國の絵師・尉遅(ウッチ)乙僧。
この尉遅派による鬼子母神・韋駄天の屈鉄線画法⇒法隆寺金堂壁画・阿弥陀浄土図の鉄線描法の根源を探る。2004年、日中合同調査。古代仏教王国の芸術とその美の秘密を砂漠の遺跡に求めた歴史ロマン紀行。
□ シルクロードの関連ブログ
◦ NHK「新シルクロード」#5「天山南路 ラピスラズリの輝き」~「鳩摩羅什(くまらじゅう)」(2008-04-24)
◦ NHK「新シルクロード} #9「カシュガル(喀什) 千年の路地に詩が流れる」(2008-04-27)
東京国立博物館「黄金のアフガニスタン~守りぬかれたシルクロードの秘宝」展 (2016-05-29)