2/14(火)午前中、上野公園の国立西洋美術館で始まった、
日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念
「スケーエン:デンマークの芸術家村」展を鑑賞した。
「スケーエン:デンマークの芸術家村」展を鑑賞した。
会期:2月10日(金)~5月28日(日)
会場:国立西洋美術館(台東区上野公園7-7) 新館展示室
主催:国立西洋美術館、スケーエン美術館、東京新聞
潮風が舞う荒野、白い砂浜、どこまでも広がる空と海。
バルト海と北海にはさまれたユトランド半島の最北端に位置するスケーエンは、19世紀のデンマークの人々にとって、自国の中の異郷だった。

しかし1870年代から、首都コペンハーゲンで活動していた若い画家たち数人がここを訪れ、その広漠とした自然の光景に惹き付けられる。
スケーエンの独特の風土は次第に芸術家たちの間で関心を呼び、鉄道の駅も港さえも無かった小さな漁村は、
19世紀末から20世紀初めにかけて、北欧の国々から画家・詩人・作曲家などが集まる国際的な芸術家村として知られるようになった。
スケーエンを制作の拠点とした画家たちは、フランスに発祥してヨーロッパ絵画の新しい潮流となっていた自然主義の考え方に立ち、
①漁師たちの労働、②海辺の風景、③素朴な村人たちの生活、④芸術家とその家族の日常、を題材とした作品を描いた。
現実そのものの中から自然と人間の本質に係わる主題を見出した彼らの作品は、当時のデンマークの美術界に「近代の革新」と呼ばれる転換をもたらし、今日もなお瑞々しい魅力を放っている。
デンマークと日本の外交関係樹立150周年を記念して開催される本展は、
スケーエン美術館が所蔵する59点の作品により、
デンマークの近代美術を代表するスケーエン派の絵画を紹介する。
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■■ 「スケーエン:デンマークの芸術家村」展
ペーダー・セヴェリン・クロヤー《スケーエンの南海岸の画家たち》 1882年
ペーダー・セヴェリン・クロヤー《マリー・クロヤーの肖像 1889年、ステインビャーにて》1889年
ペーダー・セヴェリン・クロヤー《ばら》1893年 油彩、カンヴァス

アンナ・アンカー《母の肖像》
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■ 新館2F 版画素描展示室
ミカエル・アンカー《妻アンナと娘ヘルガのいる自画像》
他
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■■ 国立西洋美術館 常設展
■ 新館1F 展示室
フィレンツェ派ヤコポ・デル・セライオ《聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者》15世紀後半
ヨース・ファン・クレーフェ《三連祭壇画:キリスト磔刑》16世紀前半
ウジェーヌ・ブータン《トルーヴィルの浜》1867年
クロード・モネ《雪のアルジャントゥイユ》1875年
クロード・モネ《睡蓮》1916年
今日のウォーキング4,500歩。