PTA、なんの略だかわかる?
▼本日限定!ブログスタンプ
英語「Parent-Teacher Association」の略。
学校に通う子どもの父母など保護者と教職員による団体。
PTAという略称は和製英語と思われがちだが、日本より先に英米などのネイティブ英語圏で用いられて来た。
<凡例>
Parents' Association(PA, 保護者会)、
Parents and Teachers Association(PTA, 保護者と教師の会)。
□ 沿革
1952年10月14日「(任意団体)日本父母と先生全国協議会」が結成された。
改編と改称
⇒1957年「(任意団体)日本PTA全国協議会」
⇒1985年「(社団法人)日本PTA全国協議会」
⇒2013年「(公益社団法人)日本PTA全国協議会」(港区赤坂7-5-38)
■ 私の記憶
□ 私の小学校(1954~59年)におけるPTA
当時(戦後民主教育)の先生には、さすがに戦前のように聖職のイメージは薄れていたが権威は残っていて、
信頼を以って保護者は自分の子どもを委ねていた。
"先生に叱ってもらう"というスタンス。
だが一方で噂に、PTAの会長など役員の子弟を贔屓(ひいき)する先生など、質が低下する兆しは見られた。
中学校(1960~62年)以降は、ベビーブーマー(団塊世代)の受験戦争の荒波で、PTAの存在など吹っ飛んでいた。
"通信簿(内申書)よりも繰り返される模擬試験結果あるのみ"というスタンス。
□ 私の子どもたちの小中学校(1983~98年)におけるPTA
経済バブルの崩壊と相俟(あいま)って、中学校には校内暴力(1995年5,954件、96年8,169件、97年18,209件、98年22,991件、・・・)が吹き荒れ、増加の一途を辿った。
問題が発生する都度、全校集会やPTAの臨時集会を繰り返すばかりで、文部省・教育委員会・校長・教頭はじめ幹部は職責意識が欠如し、苛めの存在も隠蔽(いんぺい)する体質が滲み付いていた。
□ 2000年代におけるモンスターペアレントの登場
これらの重要課題が放置された結果、
理不尽なクレームを突き付けるモンスターペアレント、過保護なセレブのヘリコプター・ペアレントなど、
ゲスの極みのような自己中な親たちまで出現させた。