■ 一昨日の「海の日」に因んで、
「海」に関連する言葉について、語源を調べてみた。
□「海(うみ)」
語源としては、「大水(うみ・おほみ)」とする説が有力。
古代には、「う」だけで「海」を意味し、「海」以外の池や湖など広々と水を湛(たた)えた所を広汎に「海」と言った。
□「洋(うみ)」
羊(ヒツジ)の丸味を帯びた形から、ゆったりと大きい / 水が広がって大きい状態、たっぷりと豊か / 水がたっぷり満ちて大きく広がる状況を表す言葉となって、「広大な海」という意味へと派生した。
対語は「灘(なだ)」・・・流れが速くて波風が荒く航海の困難な所。
後に「洋(うみ・なだ)」は「灘」の意味も包含して広い海洋を総称するようになった。
□「淵(ふち)」
「川」や「海」において、水を深く湛(たた)えている所。 流れが緩やかで底が深く水が淀(澱、よど)んでいる所。
対語は「瀬(せ)」・・・水深が浅い急流の所。流れが速くて底が浅い所。
□「潮(しお・うしお)」
海水が満ちたり引いたり(干たり)する現象を意味し、特に朝の干潮・満潮を指す。
対語は「汐(せき)」・・・夕方の干潮・満潮。
尚、「潮 (うしほ)」と表記する場合は、満ち引きしている潮(しほ、海水)を意味する。
□「時化(しけ)」
強い風雨のために海が荒れる状態を指し、転じて、海が荒れて不漁であることも表す。
対語は「凪(なぎ)」・・・風が収まって波の穏やかな状態。
沿岸地域では気圧傾度が弱く(気圧差が小さく)天気の良い日には、日中に海風が吹き夜中に陸風が吹く。海風から陸風へ切り替わる時の無風状態を「夕凪」と言い、陸風から海風へ切り替わる時の無風状態を「朝凪」と言う。
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7/18(月・祝)「海の日」
□ 夕暮れ空
20220718--18:30 (日没の26分前)
西の上空
西の地平
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□ 夕食の食卓
磯の香りがいっぱいの海の幸
あわび、ほたて、とり貝
20220718--18:45