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日本の麺類のルーツを調べてみた。

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昨日7/11(月)の午後も暑く、スイカ (千葉県産) が美味しかった。

 

 

 

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■ 日本の麺類のルーツ

 

 

□ ラーメン
 

7月11日は、「一般社団法人日本ラーメン協会」(東京都中央区東日本橋3-12-12 第5高野ビル5階) が制定した「ラーメンの日」。日付は、「7」を「レンゲ」に、「11」を「箸」に見立てた。


ラーメンを最初に食べた人物とされる水戸藩主・徳川光圀(通称・水戸黄門、1628年7月11日~1701年1月14日、72歳没)の誕生日から。
1659年に中国明朝から亡命した儒学者・朱舜水が、水戸藩に招かれた際に中華麺を献上したようだ。


しかし『蔭涼軒日録』(おんりょうけんにちろく、臨済宗大本山相国寺の塔頭(たっちゅう)・鹿苑院に在った寮の禅僧による公用日記、1435~1493年)に、ラーメンのルーツとされる鹹水(かんすい)を使った経帯麺(中華麺)を食べたことが記されていると分かった。


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□ 日本そば


10月8日は、「東京都麺類生活衛生同業組合」(東京都千代田区神田神保町2-4 麺業会館内) が制定した「そばの日」。日付は、新そばの時季を迎えるのが10月であり、10=十は「そ」、8=八は「ば」と読める語呂合わせから。


ソバの原産地・中国雲南省三江地域から日本への伝来は縄文時代とされ、奥出雲の頓原(現・島根県飯石郡飯南町頓原)から1万年前、仁淀川流域の佐川(現・高知県高岡郡佐川町)から9,300年前のの蕎麦の花粉が発見されている。




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□ うどん


7月2日は、「香川県製粉製麺事業協同組合」(香川県高松市西内町1-16 太田ビル2F) が1980年に制定した「うどんの日」。日付は、香川県地方の農家では農繁期が一段落した雑節「半夏生」(7月2日)の頃にうどんを食べて、労をねぎらう習慣があったことに由来する。


中国浙江省岩坦地域から饂飩(うどん、索麺)の製法を、遣唐使の一行が寄港地であった長崎県五島に伝えた説が有力。

 




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□ そうめん


7月7日は、「全国乾麺協同組合連合会」(東京都中央区日本橋兜町15-6) が制定した「そうめんの日」。日付は、奈良時代に中国唐朝から伝わった五節句のひとつ「七夕」には、そうめんを糸に見立て布を織ったりする芸事が上達するようにと願って食べたことから。


前述の中国浙江省岩坦地域から饂飩(うどん、索麺)の製法を、遣唐使の一行が長崎県五島に伝えられ、それが七夕の索餅(さくへい)、五島うどん、島原素麺へと変化して行った。


 


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