■ 8月25日は「即席ラーメン記念日」
1958年8月25日、「日清食品」」(東京本社・東京都新宿区新宿6-28-1)、大阪本社・大阪市淀川区西中島4-1-1 ※) が世界初の即席麺(インスタントラーメン)「チキンラーメン」(瞬間油熱乾燥法)を発売した記念日。
□ お題「おすすめの即席ラーメン、教えて!」
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私は、袋麺の方が好きである。野菜を入れて "スープ濃い目、麺やわらか目"で食べる。
中でも、「サッポロ一番 みそラーメン」は、発売された1968年(大学生時)より今日まで最も食べている商品。
また、1986年発売の「サッポロ一番 東京ラーメンこれだね」が醤油味で格別に旨いと感じていたのに、いつのまにか市場で見かけなくなってしまった。何かあったのだろうか? 不可解な販売中止。
それに代わる醤油ラーメンでは、1996年発売の「日清 旭川しょうゆ味」、2011年発売の「マルちゃん正麺」。
一方、焼きそばでは1963年発売の「日清やきそば」に優(まさ)るものはないのでは?
▼ 私が好んで来た即席ラーメンの軌跡
私が好んで、一定時期に食べ続けた商品は次の通り。
▽ 日清食品 (※)
やきそば(袋、1963)
出前一丁(袋、1968)
日清飯店シリーズ棒棒鶏風味(袋、1982)
カップヌードル(カップ、1971)⇒シーフードヌードル追加(カップ、1984)⇒チリトマトヌードル追加(カップ、2010)
ラ王(カップ、1992)
うどんですかい(UDON de SKY)(カップ、1992)⇒そばですかい(SOBA de SKY)追加(カップ、1996)
旭川しょうゆ味(袋、1996)
▽ エースコック(1960エース食品⇒1964エースコック。吹田市江坂町1-12-40)
駅前ラーメン(袋、1967)
▽ サンヨー食品(1953富士製麺⇒1961サンヨー食品。1966サッポロ一番。前橋市朝倉町555-4)
みそラーメン(袋、1968)
これだね(袋、1986)
▽ ハウス食品(1913浦上商店⇒1960ハウス食品工業。大阪本社・東大阪市御厨栄町1-5-7、東京本社・千代田区紀尾井町6-3)
うまかっちゃん(袋、1979)
▽ 農心(1965ロッテ工業⇒1978農心、千代田区霞が関1-4-2)
辛ラーメン(カップ、1986)
▽ 東洋水産(1953横須賀水産⇒1956東洋水産、1962マルちゃん。港区港南2-13-40)
ホットヌードル 野菜たっぷり(カップ、1992)
正麺(せいめん・カップ、2011)
▽ 明星食品(1950明星食品。1966チャルメラ、1981中華三昧。渋谷区千駄ケ谷3-50-11)
中華三昧四川飯店担々麺リニューアル(カップ、2016)
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■「自然主義」(別称「自然派」、仏語 naturalisme, 英語 Naturalism) の文学
□ ヨーロッパにおける自然主義文学と進化論
19世紀終盤、エミール・ゾラ [『居酒屋』(1876)、『ナナ』(1879)] による定義の下、フランスを中心に起こった文学運動で、自然の事実を観察し「真実」を描くためにあらゆる美化や修飾を否定する。
これらはチャールズ・ダーウィンの『進化論』[『種の起源』(1859)] やクロード・ベルナールの『実験医学序説』(1938) の影響を受け、人間の行動を遺伝・環境から科学的・客観的に把握しようとし、実験的展開を持つ小説の中に、自然とその法則の作用、遺伝と社会環境の因果律の影響下にある人間を描き見出そうとする。
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□ 日本における自然主義文学
日本の1900年代の文学界に、エミール・ゾラの『居酒屋』(1876)、ギュスターヴ・フローベールの『ボヴァリー夫人』(1857) やギ・ド・モーパッサンの『女の一生』(1883) などが紹介されて大きな影響を与えて行った。
江戸文学以来の戯作や勧善懲悪偏重を批判した坪内逍遥らによる「写実主義文学」(仏語 Réalisme, 英語 Realism)は、『小説神髄』『当世書生気質』(1886)] を経て、
ヨーロッパから帰国して『あめりか物語』(1908)『ふらんす物語』(1909)を著わし「三田文学」を創刊した耽美派・永井荷風は『地獄の花』(1902)『濹東綺譚(ぼくとうきだん)』(1937)を著わした。
『若菜集』(1897)の島崎藤村や『武蔵野』(1898)の国木田独歩といった詩人は、「浪漫(ロマン)主義」 (別称「浪漫(ロマン)派」、仏語 Romantisme, 英語 Romanticism) からの脱却を目指し、島崎藤村のが『破戒』(1906)、田山花袋が『蒲団』(1907)『田舎教師』(1909)を著わし「自然主義文学」の支柱を成した。
【1872年(明治5年)富岡製糸場建設(日本の第一次産業革命開始)】
【1889~90年(明治22~23年)大日本帝国憲法発布、第1回衆議院議員総選挙、第1回帝国議会、教育勅語】
【1894~95年(明治27~28年)日清戦争、三国干渉】
【1901年(明治34年)八幡製鐵所建設(日本の第二次産業革命開始)】
赤裸々な描写により自分の作品を貫く論理を明らかにしようとした、田山花袋の『蒲団』(1907) の衝撃は大きく、これによって自然主義とは現実を赤裸々に描くものと解釈され、小説は事実そのままが理想であるという認識が徐々に浸透して行った。
「早稲田文学」(1906~09の高揚)を本拠に評論活動・新劇運動を行った島村抱月らも、自然主義文学の可能性を広げようとした。徳田秋声も『あらくれ』(1915) のような女性の一代記を中心に大河ロマンを書こうとしていた。『別離』(1910) などの抒情詩人・若山牧水は自然主義の短歌で後進を導いた。
【1897~1917年(明治30~大正6年)山縣有朋による陸軍軍閥政治】
【1904~05年(明治37~38年)日露戦争】
【1909~11年(明治42~44年)伊藤博文暗殺、日韓併合条約、大逆事件】
【1905~18年 (明治38~大正7年) ロシア革命、第一次世界大戦】
自然主義はフランスに見られた作品の域に達することなく急速に衰退して行ったものの、『蟹工船』(1929) の小林多喜二や評論家の蔵原惟人がリアリズムを発展させるプロレタリア・リアリズム文学を主張した。
一方、社会の真実を見つめることは、20世紀の日本の資本主義の発展を認識するという側面もあり、それは1930年代になって島崎藤村が幕末社会を描き出した長編『夜明け前』(1935)や、徳田秋声が集大成と言える『縮図』(1941) を書いたように、必ずしも小世界にとどまらない傾向も存在した。
*
□ 日本における反自然主義文学
日記『病牀六尺』(1902)などの正岡子規は俳句と短歌の写実的革新運動を進め、その俳句は『ホトトギス』の高浜虚子らに、その短歌は『アララギ』の伊藤左千夫・斎藤茂吉らに継承された。
更に『吾輩は猫である』(1905)『坊っちゃん』(1906)『こゝろ』(1914)の余裕派(低徊趣味)・夏目漱石、『羅生門』(1915)『鼻』(1916)『侏儒の言葉』(1927)の新現実主義(新理知派)・芥川龍之介らが活動した。
雑誌「白樺」を中心とする『城の崎にて』(1917)『暗夜行路』(1937)の志賀直哉、『生れ出づる悩み』(1918)『或る女』(1919)の有島武郎などの理想主義(白樺派) が盛んとなった。
一方で『雁』(1911)『山椒大夫』(1915)『高瀬舟』(1916)の高踏派・森鷗外が活躍した。
【1923年(大正12年)関東大震災】
【1932年(昭和7年)満州建国(日本の大陸侵略本格化)】
【1936~37年(昭和11~12年) 二・二六事件、日中戦争開始】
【1929年(昭和4年)世界恐慌】
【1939~45年(昭和14~20年) 第二次世界大戦】
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自宅ベランダより撮影
昨日8/25(水)の夕方
西の空
20210825--17:57 (日没の21分前)
「筋雲」・・・明日は晴れそう。
今日8/26(木)の未明
南の天空
20210826--03:05 (正中の1時間15分後)
月齢16.5「居待月」