浅見光彦「風のなかの櫻香」
TBS月曜ゴールデン(終)
内田康夫サスペンス/浅見光彦シリーズ#35
内田康夫サスペンス/浅見光彦シリーズ#35
「風のなかの櫻香(さくらこ)」
3/28(月)21:00~22:54
内田康夫の原作をドラマ化した、速水もこみち主演の旅情ミステリー「浅見光彦シリーズ」。
シリーズ#32作目から3代目浅見光彦を演じて来た・・・#32『天河伝説殺人事件』(2013/02/25放送)、#33『蜃気楼』(2013/09/16放送)、#34『壺霊』(2014/10/22放送)・・・に続く4作目。
シリーズ#32作目から3代目浅見光彦を演じて来た・・・#32『天河伝説殺人事件』(2013/02/25放送)、#33『蜃気楼』(2013/09/16放送)、#34『壺霊』(2014/10/22放送)・・・に続く4作目。
【スタッフ】
原作: 内田康夫「風のなかの櫻香」・・・徳間文庫(トクマ・ノベルズ新書)2013年1月刊
脚本: 石原武龍
演出: 村上牧人
プロデューサー:矢口久雄・篠原茂
製作: テレパック・TBS
◇
【撮影協力】
三重県・・・伊勢志摩FC、
伊勢市
志摩市
鳥羽市
伊勢市
志摩市
鳥羽市
奈良県
東京都・・・青梅LS、安楽寺(青梅市成木1-583)
◇
【キャスト】
浅見光彦:速水もこみち・・・ルポライター
浅見陽一郎:風間杜夫・・・光彦の兄、警察庁刑事局長
浅見和子: 鳥居かほり・・・陽一郎の妻
浅見雪江:佐久間良子・・・陽一郎と光彦の母
櫻香:志田未来・・・尊宮寺の女性
春日経円:佐藤仁美・・・尼僧、櫻香の養母
朝比奈慶尊:高林由紀子・・・尼僧、尊宮寺の御前様
月舘正行: 品川徹・・・月舘家の当主
月舘春行: 二階堂智・・・月舘家の跡取り息子、櫻香の実父
七原聖子:石野真子・・・月舘家のお手伝い、櫻香の実母
荒井元博:前田吟・・・月舘家の執事
越智大介:岡田圭右(ますだおかだ)・・・三重県警捜査一課警部
葛谷健司: 趙珉和・・・業界紙の記者
山崎大輔
山下裕子
成重美咲
佐藤さくら
長澤佑香
他
他
◇
【あらすじ】
ルポライター浅見光彦(速水もこみち)は、旅雑誌依頼で女の園・尼寺での尼僧の暮らしぶりを取材するため、古都・奈良にある尊宮寺を訪れる。
尼寺は多くの女性たちの祈りが閉じ込められた館であり、光彦にとっては神秘の世界とも言える。
光彦はその尊宮寺に向かう途中、櫻香(志田未来)という女性と偶然出会う。
櫻香は5歳の時に児童養護施設から尊宮寺に引き取られた。
御前様と呼ばれる朝比奈慶尊(高林由紀子)の庇護を受け、春日経円(佐藤仁美)を母親代わりにごく普通の女性として育てられ、今は19歳となっていた。
尼僧になるかは櫻香の意思に委ねられてはいたが、ここに来たのも何かの運命と得度式を受けることを心の中で決めていた。
男子禁制の尊宮寺だが、慶尊御前の特別な計らいで光彦は取材を許された。
突然現れたイケメン男子の訪問に質素な生活を続けていた尼僧たちのざわめきは隠せない。
櫻香に寺を案内される光彦だが、すでに興味の先は捨て子だったと語る櫻香の境遇へと移っていた。
その興味を更に掻(か)き立てられたのは、慶尊から見せられた「櫻香を出家させるな」と書かれた脅迫めいた差出人不明の手紙。
櫻香の力になって欲しいと頼まれた光彦。
だが、慶尊にその理由を尋ねても多くを語ってもらえない。
そんな折、帰りがけに寺の様子を伺う男を見かける光彦。
しかし、険しい表情の男を覆い隠すように、突然現れた女性がその場から男を連れ去って行った・・・。
光彦は、改めて櫻香の出生にまつわる過去を聞く。
櫻香の母は、恋人が三重県・志摩の大王崎から飛び降り自殺して亡くなった後、彼の子を身籠(みごも)っていることが判明するが、
一人では育てられないと児童養護施設の前に櫻香を置いて逃げてしまったのだという。
自身の出生の事情を知った櫻香は、母の名・高原紫(ゆかり)だけを頼りに、
志摩で高原紫という名前だけを頼りに聞き込みをして回る光彦と櫻香は、尊宮寺で見かけた謎の女性を見かける。
地元の人の話によるとその女性は、志摩では一番の資産家で由緒ある名家・月舘エンタープライズのお手伝い・七原聖子(石野真子)だという。
聖子の後を追い月舘家にやって来た2人は、玄関前で月舘家執事・荒井元博(前田吟)が業界紙の記者だという葛谷健司(趙珉和)と何やら押し問答をしているところに出くわす。
その時の光彦はまだ、葛谷が絡む殺人事件に巻き込まれることなど知る由もなかった・・・。
その後、光彦は櫻香を奈良に帰らせ、改めて月舘家を訪れ、聖子から話を聞く。
櫻香の母・紫は月舘家のお手伝いとして働いていたが、跡取り息子・春行(二階堂智)と愛し合っていた。
春行は紫との結婚を当主の正行(品川徹)に願い出たが許されず、思い詰めて自殺。
それを知った紫はショックを受け、春行の死後に産んだ櫻香を施設に預けたすぐ、後を追うように自殺したという。
この話が事実ならば、櫻香は月舘家当主・正行のたったひとりの血縁者ということになる。
しかし、その後の調べで春行の遺体が発見されていないことを知った光彦は、春行は生きており、寺の様子を伺っている男が手紙の主が春行なのではと勘づく。
櫻香と春行を会わせるべく志摩に急いだ光彦だが、その矢先に事件が起きてしまう。
漁港で発見された水死体が春行だったのだ・・・。
漁港で発見された水死体が春行だったのだ・・・。
現場に駆けつけた光彦が春行の素性に詳しかったことから、またしても警察に怪しまれ署に連行されてしまう。
三重県捜査一課の警部・越智大介(岡田圭右)の厳しい追求にあう光彦だが、
やがて事件は急展開。
出生の秘密を知った櫻香が行方不明となり、一億円の身代金を要求する脅迫電話が月舘家に入る。
出生の秘密を知った櫻香が行方不明となり、一億円の身代金を要求する脅迫電話が月舘家に入る。
光彦は、最悪の事態を防ぐため兄・陽一郎にある人物の調査を依頼する。
櫻香の安否を巡り緊張が高まるなか、光彦の推理は事件の真相に迫って行く・・・。
◇