■ 7月7日は「七夕の日」
□ 7月7日に行われた風習の変遷
▽ 中国
前漢時代(紀元前206~紀元後8年)
「乞巧奠」(きこうでん)・・・采女(うねめ。朝廷の女官)が七本の針の穴に美しい彩りの糸を通し捧げ物を庭に並べて針仕事の上達を祈った。
六朝・南北朝時代(222~589年)
一年に一度の再会を許される夜であるとの「牽牛・織女」伝説と「乞巧奠」の風習とが結び付く。
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▽ 日本
ヤマト王権時代(4世紀半ば~592年)
中国の「牽牛(彦星)・織女姫(織姫星)」伝説、「乞巧奠」の風習と前後して、538年、百済國を経て仏教が伝来すると、7月15日の「盂蘭盆(うらぼん)」の夜に戻って来る祖先の霊に着せる衣服を機織(はたおり)して精霊棚に供えるため、7月7日の方は、「棚幡」(たなばた、多那婆多⇒七夕)を準備する日との解釈になった。
江戸時代
「乞巧奠」の風習は、手習事の願掛けとして庶民にも広がった。
また、短冊などを笹に飾る風習は、「夏越の大祓」(なごしのおおはらい。毎年の犯した罪やけがれを除き去る) に行う茅の輪の両脇の笹竹に因んで、短冊に願い事を書き葉竹に飾ることが一般的に行われるようになった。
明治時代
新政府から、「盆」を新暦月遅れの8月15日に行わうように指導されたことに伴い、「七夕」は8月7日になった。しかし一方、7月7日に「七夕」、7月15日に「盆」という風習の地域も全国には多い。
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□ お題「今年の願い事は?」
▼本日限定!ブログスタンプ
昨年から継続している願い事です。
☆ 新型コロナウイルスの国産ワクチンが早く開発できますように!!
☆ 家族が引き続き健康な生活を過ごせますように!!
◇
■ 7月7日は「小暑」(しょうしょ)。期間としては7月7日~7月21日。
梅雨明け [今年の関東甲信地方は梅雨入りが6/14(月)と昨年の3日遅れ、梅雨明けは8/4(水)か??] が近付き、暑さが本格的になる頃。
*
□ 『二十四節気』・・・中国の戦国時代(紀元前5~2世紀)に考案された『宣明暦』(せんみょうれき、太陰太陽暦)がルーツ。江戸時代には渋川春海による『貞享暦』(じょうきょうれき、太陰太陽暦) をはじめ何度も改暦。明治時代の1883年(明治16年)に『本暦』(別称『神宮暦』、太陽暦) とその簡略化した『略本暦』(りゃくほんれき)を発行。
二十四節気の第11。中国の戦国時代(紀元前476年?~紀元前221年) に成立した『定気法』(太陽の黄道上の視位置)では、太陽黄経が105度の時で7月7日頃。「恒気法」でも、冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日頃。
期間としての意味もあり、この日==7月7日~次の節気「大暑」の前日==7月21日まで。
①「初侯」7月7日~11日頃
「温風至る(あつかぜいたる)」・・・風が熱気を運んで来る頃。
②「次侯」7月12日~16日頃
「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」・・・蓮(ハス)の花が咲き始める頃。
③「末侯」7月17日~21日頃
「鷹乃学を習う(たかすなわちわざをならう)」・・・鷹の雛(タカのひな)が親に倣(なら)って飛び方を覚える頃。
□ 『暦便覧』・・・江戸時代1787年(天明7年)に著者:太玄斎/出版者:蔦屋重三郎ほかによって成立。
「大暑来れる前なればなり」・・・梅雨明けが近く本格的な暑さが始まる頃。
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以上から纏めてみると------
梅雨が本格化し集中豪雨のシーズン。梅雨明けは近付くものの次の節気「大暑」に入ってから。
暑さが段々と強くなって温風が吹く頃。
花が開き始めていた蓮(ハス)が見頃を迎える頃。
蝉の合唱が始まり、蟋蟀(コオロギ)が壁に止まる頃。
小暑[7/7(水)] ~ 立秋[8/7(土)]の間が「暑中」で、「暑中見舞い」「お中元」はこの期間内に贈る。立秋以降は「残暑見舞い」になる。
「夏の甲子園」(2021/8/9(月)~8/25(水)] 地方予選が、早い地区で6/26(土)~遅い地区で7/17(土)から波状的に始まっている。
*
□ 季節の行事
7/1(木)~7/31(土)八坂神社「祇園祭」・・・中止、神事のみ。
7/1(木)~7/7(水)浅草合羽橋本通り「下町七夕まつり」・・・中止。
7/7(水)全国各地域「七夕まつり」
7/6(火)~7/8(木)入谷鬼子母神「朝顔まつり」・・・中止。
7/9(金)~7/10(土)浅草寺「ほおずき市」・・・中止、雷除けのお札のみ。
7/13(火)~7/16(金)全国新盆地域「お盆の迎え火~送り火」
□ 季節の花
ハス
アサガオ
ナス
カワラナデシコ
ミソハギ
ヒオウギ、ヒメヒオウギズイセン
サルスベリ
デュランタ
ネムノキ
□ 季節の虫
アゲハチョウ
セミ
カブトムシ
タカ
□ 旬の食べ物
新生姜(ショウガ)
大蒜(ニンニク)
冬瓜(トウガン)
苦瓜(ゴーヤ)
鰻(ウナギ)
鱧(ハモ)
鰈(カレイ)
蜆(シジミ)
素麺(ソーメン)
◇--------------------------------------------------
昨日午後は、「夏詣」の「三社様」を訪れた。
■「浅草(あさくさ)神社」(通称「三社権現」「三社様」。敷地は「浅草寺」と同じ台東区浅草2-3-1)
□「夏詣」
6月30日の「夏越の大祓」+「茅の輪」の禊(みそぎ)。
7月7日の「七夕」+「笹の囲い」の禊・・・笹飾りは真っ直ぐ逞(たくま)しく伸び、縁起が良く魔除けの力が備わっている。
☆ 新型コロナウイルスの国産ワクチンが早く開発できますように!!
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■ 7月7日は「小暑」(しょうしょ)。期間としては7月7日~7月21日。
梅雨明け [今年の関東甲信地方は梅雨入りが6/14(月)と昨年の3日遅れ、梅雨明けは8/4(水)か??] が近付き、暑さが本格的になる頃。
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□ 『二十四節気』・・・中国の戦国時代(紀元前5~2世紀)に考案された『宣明暦』(せんみょうれき、太陰太陽暦)がルーツ。江戸時代には渋川春海による『貞享暦』(じょうきょうれき、太陰太陽暦) をはじめ何度も改暦。明治時代の1883年(明治16年)に『本暦』(別称『神宮暦』、太陽暦) とその簡略化した『略本暦』(りゃくほんれき)を発行。
二十四節気の第11。中国の戦国時代(紀元前476年?~紀元前221年) に成立した『定気法』(太陽の黄道上の視位置)では、太陽黄経が105度の時で7月7日頃。「恒気法」でも、冬至から13/24年(約197.84日)後で7月7日頃。
期間としての意味もあり、この日==7月7日~次の節気「大暑」の前日==7月21日まで。
①「初侯」7月7日~11日頃
「温風至る(あつかぜいたる)」・・・風が熱気を運んで来る頃。
②「次侯」7月12日~16日頃
「蓮始めて開く(はすはじめてひらく)」・・・蓮(ハス)の花が咲き始める頃。
③「末侯」7月17日~21日頃
「鷹乃学を習う(たかすなわちわざをならう)」・・・鷹の雛(タカのひな)が親に倣(なら)って飛び方を覚える頃。
□ 『暦便覧』・・・江戸時代1787年(天明7年)に著者:太玄斎/出版者:蔦屋重三郎ほかによって成立。
「大暑来れる前なればなり」・・・梅雨明けが近く本格的な暑さが始まる頃。
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以上から纏めてみると------
梅雨が本格化し集中豪雨のシーズン。梅雨明けは近付くものの次の節気「大暑」に入ってから。
暑さが段々と強くなって温風が吹く頃。
花が開き始めていた蓮(ハス)が見頃を迎える頃。
蝉の合唱が始まり、蟋蟀(コオロギ)が壁に止まる頃。
小暑[7/7(水)] ~ 立秋[8/7(土)]の間が「暑中」で、「暑中見舞い」「お中元」はこの期間内に贈る。立秋以降は「残暑見舞い」になる。
「夏の甲子園」(2021/8/9(月)~8/25(水)] 地方予選が、早い地区で6/26(土)~遅い地区で7/17(土)から波状的に始まっている。
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□ 季節の行事
7/1(木)~7/31(土)八坂神社「祇園祭」・・・中止、神事のみ。
7/1(木)~7/7(水)浅草合羽橋本通り「下町七夕まつり」・・・中止。
7/7(水)全国各地域「七夕まつり」
7/6(火)~7/8(木)入谷鬼子母神「朝顔まつり」・・・中止。
7/9(金)~7/10(土)浅草寺「ほおずき市」・・・中止、雷除けのお札のみ。
7/13(火)~7/16(金)全国新盆地域「お盆の迎え火~送り火」
□ 季節の花
ハス
アサガオ
ナス
カワラナデシコ
ミソハギ
ヒオウギ、ヒメヒオウギズイセン
サルスベリ
デュランタ
ネムノキ
□ 季節の虫
アゲハチョウ
セミ
カブトムシ
タカ
□ 旬の食べ物
新生姜(ショウガ)
大蒜(ニンニク)
冬瓜(トウガン)
苦瓜(ゴーヤ)
鰻(ウナギ)
鱧(ハモ)
鰈(カレイ)
蜆(シジミ)
素麺(ソーメン)
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昨日午後は、「夏詣」の「三社様」を訪れた。
■「浅草(あさくさ)神社」(通称「三社権現」「三社様」。敷地は「浅草寺」と同じ台東区浅草2-3-1)
□「夏詣」
6月30日の「夏越の大祓」+「茅の輪」の禊(みそぎ)。
7月7日の「七夕」+「笹の囲い」の禊・・・笹飾りは真っ直ぐ逞(たくま)しく伸び、縁起が良く魔除けの力が備わっている。
風鈴
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拝殿
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■「聖観音宗総本山金龍山 浅草寺(せんそうじ)」(別称「浅草観音様」、浅草2-3-1)
創建は(伝)推古天皇36年(628年)であり都内最古の寺。坂東三十三箇所13番 / 江戸三十三箇所1番の各札所、浅草七福神の大黒天。
五重塔

拝殿

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■「聖観音宗総本山金龍山 浅草寺(せんそうじ)」(別称「浅草観音様」、浅草2-3-1)
創建は(伝)推古天皇36年(628年)であり都内最古の寺。坂東三十三箇所13番 / 江戸三十三箇所1番の各札所、浅草七福神の大黒天。
五重塔