■ 5月14日は「温度計の日」
□ 温度の豆知識
物質の中では、粒子が活発に動き回って熱を発している。
空気に含まれる酸素や窒素などの分子は、秒速で300m位に動き回っている。
物質の粒子は、大きい順に分子>原子>中性子・陽子>電子 (原子より小さい中性子・陽子・電子を素粒子と総称する)。
分子の動きは温度を下げて行くと鈍くなって行き、或る温度まで下げると分子が全く動かなくなってしまう。
その温度は-273.15℃であり、絶対零度と呼ぶ。宇宙の平均温度-270ºC (電磁波の波長測定による) とほぼ同じ。
つまり温度とは、物質が振動すること、物質の熱が移動する方向のこと。
絶対零度とは即ち、物質の熱振動(原子の振動)が小さくなり、エネルギーが最低になった状態。分子の運動は完全に停止した状態。
絶対温度(ケルビン、K) = 摂氏温度(℃) + 273.15
絶対零度 = -273.15 + 273.15 = 0 K (零K)
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□ 華氏温度
1686年5月14日(ユリウス暦、グレゴリオ暦ならば5月24日)、ドイツ(後のポーランド)の物理学者 Fahrenheit (ファーレンハイト) が生まれた。
1714年頃、水銀温度計を作製。1724年、様々な液体の氷点と沸点を測定し沸点は気圧によって変化することを発見、氷と塩の混合物を 0度 (零度)、人の体温を 96度と提唱。
「Fahrenheit (ファーレンハイト、中国表記: 華倫海)」に因んで、「華氏(カシ)」「記号 °F」と表記する。
□ 摂氏温度
一気圧下の水の氷点 (凝固点) を 0 ℃ (零度)、沸点を100 ℃として、その間を100等分した温度目盛りを、1742年、スウェーデンの物理学者 Celsius (セルシウス)が提唱。
「Celsius (セルシウス、中国表記: 摂爾思)」に因んで、「摂氏(セシ)」「記号 ℃」と表記する。
□ 摂氏と華氏の換算式 (式の移項)
氷点の摂氏 0 ℃を 華氏 32°F、 沸点の摂氏100 ℃を 華氏 212°Fとして、その間を(212-32=180)等分した温度目盛り。
C:100=(F-32):(212-32)
C/100=(F-32)/(212-32)
C/100=(F-32)/180
C=100/180(F-32)
C=5/9(F-32)
□ 摂氏と華氏の対比表
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摂氏(℃) 華氏(°F) 摘要
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-273.15 -459.67 ・・・絶対零度、 ほぼ宇宙の平均温度
-17.8 0
-17.2 1
-9 15.8 ・・・シンナーの引火点
0 32 ・・・水の氷点
10 50
20 68
30 86
36 96.8 ・・・人の平均体温
50 122
100 212 ・・・水の沸点
200 392
225 437 ・・・オリーブ油の引火点
232.8 451 ・・・硫黄の発火点
250 482 ・・・木材の発火点
260 500 ・・・水素の発火点
291 555.8 ・・・新聞紙の発火点
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□ お題「暑いのと寒いの、どっちが好き?」
▼本日限定!ブログスタンプ
だが地球の温度が上昇傾向に転じ、いわゆる「地球温暖化」がハッキリ定着するようになった壮年期(1990年代)以降は、
暑い季節よりも寒い季節が過ごしやすく感じるようになっている。
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今日5/14(金)は、暑さが戻った。
お昼に歯科治療があり、手弁当を持って「猿江公園」までサイクリングした。
□ 台東区浅草6付近
クレマチス(別名テッセン)、バイカウツギ(別名サツマウツギ)

■「都立猿江恩賜公園」(毛利2-13 ~ 新大橋通りを挟んで ~住吉2-28)
横十間川の「水辺の散歩道」の西側。その間を新大橋通り/本村橋が通っており、面積15万㎡。
□「北園」(毛利2-13)が1981~83年に新しく拡充。区民の憩いの場である。野球以外の運動は北園の各広場で、樹木や草花壇も豊富。
ガクアジサイ

幕府の貯木場・木蔵を再現した。1733年頃、江戸城の建材を貯木した「幕府 深川木場」。明治維新後は「宮内庁 貯材所」。戦後は東京都の貯木場自体が江東区潮見に移転した。
ヤマボウシ
花壇

ヤグルマソウ(別名ヤグルマギク)

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□ 新大橋通りを渡ると、「南園」(住吉2-28)が1932年に開園。和風庭園となっておりシルバーの散策向き。
上池/下池がありアシ(ヨシ)や水草がたくさん生えている。
一角に、「江東公会堂」(愛称「ティアラこうとう」、江東区住吉2-28-36)・・・ここは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の準本拠地。