未だ観ていなかったが、一昨日7/19(土)の未明にJ:COM / AXNミステリーチャンネルで一気に鑑賞できた。
ドラマ作品としては特に優れたものでは無かった。長澤まさみチャンが美しく、また東野圭吾氏の医療科学モチーフ (クローン人間実験) は1993年作品としては先進的だ。
■ 東野圭吾氏の長編小説「分身」の映像化
WOWOWの連続ドラマW「東野圭吾 『分身』」
□ スタッフ
原作:東野圭吾・・・集英社単行本1993年9月、集英社文庫1996年9月。
脚本: 田辺満
監督: 永田琴
音楽: 阿部海太郎
制作著作: WOWOW、制作協力: AX-ON
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□ キャスト
「分身」人物相関図
氏家鞠子(19歳):長澤まさみ [幼少期]上白石萌歌・・・レモン好き、札幌福祉大学英文科に在籍、ケースワーカーとなるため児童相談センターで実習中
氏家静恵:鈴木砂羽・・・鞠子の母、自宅の家事で焼死(自殺と鑑定)
氏家清:佐野史郎・・・鞠子の父、帝都大学医学部出身・函館理科大学発生工学の研究者
上月左知子・・・静恵の母、鞠子の祖母
小林双葉(20歳):長澤まさみ・・・東和大学文学部国文学科に在籍しているが音楽バンド「四葉のクローバー」で活動・ボーカル担当に没頭中
小林志保:手塚理美・・・双葉の母(シングルマザー)、看護師、夜勤明けに轢き殺される
小林省吾:国枝量平・・・双葉の伯父、小林志保の実兄、鉄工所経営
滝沢裕介:勝地涼・・・双葉の幼馴染で、元バンド仲間・ギター担当、酒屋の跡継ぎ
青木健・・・双葉の幼馴染で、バンド仲間・ドラム担当
前田公輝・・・双葉の幼馴染で、バンド仲間・ベース担当
下條めぐみ:臼田あさ美・・・帝都大学医学部の学生、鞠子の親友(中学の寄宿舎でルームメイト)で調査をサポート
久能俊晴:品川徹・・・故人、旭川の北斗医科大学元教授
藤村昭二郎:矢島健一・・・北斗医科大学教授・発生工学の研究者
尾崎:山中崇・・・北斗医科大学助手・藤村研究室員
梅津正芳:嶋田久作・・・帝都大学医学部教授、氏家清の大学友人
笠原良則:モロ師岡・・・帝都大学医学部教授、下條めぐみの恩師、ハイキングサークル山歩会の元メンバー
伊原駿策:伊武雅刀・・・元外務大臣・政権政党の派閥領袖
伊原仁志・・・伊原駿策にそっくりな息子、9歳時に先天性免疫不全で死亡
大道庸平:中村育二・・・伊原駿策の第一秘書
井川孝之:ダンカン・・・氏家静江の実弟、母方の氏家鞠子の叔父、ラーメン店経営、大学生の鞠子の下宿先
井川久美子:藤吉久美子・・・井川孝之の妻
井川香:荒井萌・・・井川孝之の娘・氏家鞠子の従妹、高校生
清水宏久:・・・故人・帝都大学、山歩会の元メンバー
清水未亡人:北原佐和子
高城康之・・・故人、帝都大学医学部出身
高城(旧姓・阿部)晶子:長澤まさみ・・・高城康之の妻、出版会社の聡明社社主
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□ あらすじ
WOWOWの連続ドラマとして長澤まさみが二役主演(実際は三役)で、2012年2月12日~3月11日、全5回に亘り放送。
札幌に住む18歳の女子大生・氏家鞠子は、両親の勧めで函館の寄宿制中学校に通っており、母・静恵は表面的にはとても優しかったが、自分とは目を合わせて話してくれないことで小学校高学年頃から自分は嫌われてるのではないかと思い始めていた。そして中学生の時、その母が火事で不審死した過去を持つ。父・清は母の死について全てを知っているようだった。
数年後、火事で不審死した母の遺品を見つけた鞠子は、自分の出生の秘密を探り自分に瓜二つの女性・双葉の存在を知った。彼女は、単なる双子という範疇を超えて正に自分そのものであった。鞠子は、その謎を解き明かすことを決意。行く先々に立ちはだかる様々な人々の思惑を乗り越えながら真相に近づいて行く。
一方、東京の20歳の女子大生 小林双葉も自分の存在に疑問を持ち始めていた。双葉はアマチュアバンドのボーカルをしていたが、なぜか母親からテレビ出演を強く反対された。そして、
鞠子と双葉の二人が動き始める時、生命工学における「禁断の領域」が姿を現し始めるのだった・・・。
▽ 各話のストーリー
第一話「閉ざされた記憶」初回: 2012年2月12日、今回:2020年7月19日(日)1~2時
札幌に住む女子大生・氏家鞠子は、小さい頃から、両親と顔が全く似ていないことを気にしていた。数年前に火事で不審死した母・静恵から余り愛された記憶もない。或る日、たまたま静恵の遺品を見つけた鞠子は、静恵が生前、東京で自分の出生に関わる何らかの秘密を調べていたことを知る。
「第一話 母の不審死」上白石萌歌
第二話「母との約束」 初回:2012年2月19日、今回:2020年7月19日(日)2~3時
小林双葉は、幼馴染の滝沢裕介らと東京で音楽活動に勤(いそ)しむ女子大生。或るチャリティーライブで声をかけられ、テレビ番組への出演が決まる。ところが、母・志保はそれを喜んでくれない。女手一つで双葉を育てて来た志保はなぜか小さい頃から双葉が人前に出ることを極端に嫌っているのだ。一方、東京にやって来た鞠子は・・・。
YouTube
「四葉のクローバー」
第三話「失われた写真」 初回:2012年2月26日、今回:2020年7月19日(日)3~4時
双葉の母・志保が、何者かに轢(ひ)き逃げされた。親戚から、自分の出生に大きな謎が残されていると教えられた双葉は、母の過去を知るという大学教授からの誘いを受け、裕介の心配を振り切って北海道に向かうことにする。その頃、鞠子は、父・清の電話を立ち聞きし、父が今も何か大きな陰謀に関わっていることを知り愕然となっていた。
第四話「鞠子と双葉」 初回:2012年3月4日、今回:2020年7月19日(日)4~5時
北海道にやって来た双葉は、本当の父親が誰なのかを調べるために検査を受けることになる。その頃、東京では、鞠子とめぐみと裕介が情報交換し、鞠子と双葉が生命に関わるような策謀に巻き込まれているのではないかということが分かり始めた。祐介は双葉の身を案じその行方を探すが、なかなか連絡が取れない。
最終話「母性の奇跡」 初回:2012年3月11日、今回:2020年7月19日(日)5~6時
遂に出会った鞠子と双葉が、次に向かったのは、自分たちの出生の秘密を握るある女性の元だった。その女性の姿は・・・。二人は、衝撃の真実を突きつけられることになる。そして、現れた伊原の関係者たちに拉致された二人は、禁断の生命工学の実験台(伊原駿策のクローン製造)となることを強要される。
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■ 東野圭吾氏の主な著作(2013年以降)と私のブログ
「夢幻花」(PHP研究所2013年4月、PHP文芸文庫2016年4月)・・・柴田錬三郎賞
加賀恭一郎シリーズ 「祈りの幕が下りる時」(講談社2013年9月、講談社文庫2016年9月)・・・吉川英治文学賞
スキー場シリーズ 「疾風ロンド」(実業之日本社文庫2013年11月、実業之日本社2014年12月)
「虚ろな十字架」(光文社2014年5月、光文社文庫2017年5月)
マスカレードシリーズ 「マスカレード・イブ」(集英社文庫2014年8月)
ラプラスの魔女シリーズ 「ラプラスの魔女」(KADOKAWA2015年5月、角川文庫2018年2月)
「人魚の眠る家」(幻冬舎2015年11月、幻冬舎文庫2018年5月)
「危険なビーナス」(講談社2016年8月)
「恋のゴンドラ」(実業之日本社2016年11月) 未読
スキー場シリーズ 「雪煙チェイス」(実業之日本社文庫2016年11月) 未読
短編集 「素敵な日本人」(光文社2017年3月)
マスカレードシリーズ 「マスカレード・ナイト」(集英社2017年9月)
ラプラスの魔女シリーズ 「魔力の胎動」(KADOKAWA2018年3月)
ガリレオシリーズ 「沈黙のパレード」(文藝春秋社2018年10月) 未読
「希望の糸」(講談社2019年7月) 未読
「クスノキの番人」(実業之日本社2020年3月) 未読
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■ 東野圭吾氏の主な訴求テーマ(モチーフ)
ガリレオシリーズ 「探偵ガリレオ」(1998)「予知夢」(2000)「ガリレオの苦悩」(2008)「虚像の道化師 ガリレオ7」(2012)「禁断の魔術 ガリレオ8」(2012)
・・・超能力・超常現象のトリック。
「秘密」(1998)「トキオ」(2002)⇒改題「時生」(2005)「パラドックス13」(2009)「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(2012)
・・・超能力・超常現象(タイムトラベル / タイムパラドックス)。
「分身」(1993)・・・体外受精・代理出産・クローン人間実験。
「天空の蜂」(1995)「夢幻花」(2013)・・・生命工学(バイオテクノロジー)・原子力工学の光と影。
「疾風ロンド」(2013)・・・新型感染症・生物兵器。
「虚ろな十字架」(2014)・・・犯罪被害者遺族・死刑制度。
「ラプラスの魔女」(2015)・・・予知能力・脳細胞移植。
「人魚の眠る家」(2015)・・・脳死・臓器提供。
「危険なビーナス」(2016)・・・後天性サヴァン症候群・動物実験。
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■ 7月20日は「海の日」
元々は1876年7月20日、明治天皇が東北地方の巡幸の際、それまでの軍艦ではなく灯台巡視の汽船「明治丸」によって航海をし、横浜港に帰着したことに因んで、7月20日が「海の記念日」だった。
「東京海洋大学 明治丸記念館」にて撮影20200716
だが2003年に祝日法が改正され、「ハッピーマンデー制度」(3連休の増加)が施行されてからは、7月第3月曜日(今年は7月15日)となっている。
趣旨は「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国日本の繁栄を願う」。
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□ お題「おすすめの海水浴場教えて!」
▼本日限定!ブログスタンプ
子どもたちが小中学生の頃(1980~90年代)は、首都圏の流れるプール(しらこばと、上尾、東武動物公園、東京サマーランド、よみうりランドなど)だけでなく、
会社の保養所などが在った海岸 (北から大洗、九十九里、御宿・勝浦、千倉・館山、葉山・逗子、伊豆多賀、沼津・土肥、など) で海水浴を楽しんだ。
その中で子どもも親も気に入った海岸は---
☆ 勝浦の「興津海水浴場」・・・千葉県勝浦市興津(おきつ)「興津港海浜公園」先。
「かつうら潮風散歩道 興津海水浴場」出典http://www.katsuura-sanpo.com/
☆ 南熱海(伊豆多賀)の「長浜海水浴場」・・・静岡県熱海市上多賀「長浜海浜公園」先。
☆ 沼津の「島郷海水浴場」・・・静岡県沼津市下香貫島郷(しもかぬき・とうごう)「沼津御用邸記念公園」先。