■ 4月16日は「エスプレッソの日」
イタリアヴェネト州ヴェネツィア市の北、トレヴィーゾ市を本拠地とする「デロンギ・ジャパン(株)」(「De'Longhi Japan Corp.」、千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル2階)が制定。
① オイル/パネル/ファンヒーター等の暖房機器、② 全自動エスプレッソマシン/エスプレッソ・カプチーノメーカー/ドリップコーヒーメーカー等のコーヒー機器、③ ハンドブレンダー/フードプロセッサー/コンベクションオーブン/ 電気ケトル等の小型調理家電製品--を輸入販売する同社は、イタリアの豊かなカフェ文化のひとつ「エスプレッソ」普及を目指す。
エスプレッソはエスプレッソマシンなどの専用器具で、豆に蒸気による圧力をかけて短時間で一気に少量だけ抽出し、普通のコーヒーカップの半分ほどの大きさのカップで提供するコーヒー。
高温・高圧での濃厚抽出方法と、深く焙煎した極細挽きの豆を使用することが多いため、濃厚なコク(味の深み)と強い香りがある。
イタリアで「caffè」といえば普通「espresso (エスプレッソ)」のことを指すように、イタリアやフランスではもっとも一般的なコーヒー。別称としてフランス語の「demitasse (デミタス)」がある。
日本でエスプレッソが広く受け入れられるようになったのは、スターバックスをはじめとする米国シアトル系コーヒーショップがチェーン展開されたことが大きい。
スターバックス・・・1996年8月2日、銀座松屋通りに出店。
タリーズ・・・1997年8月7日、銀座三越近くに出店。
シアトルズベスト・・・1999年10月7日、渋谷道玄坂に出店。
□「エスプレッソ」の原義
1906年4月28日~11月11日開催されたミラノ万博で、Bezzera(ベゼラ)社が「Caffe Espresso (カフェエスプレッソ)」と表記したのが始まり。イタリア国際カフェテイスティング協会は、4月16日を「イタリア エスプレッソ デー」としている。
イタリアの鉄道用語で「espresso (エスプレッソ)」は、「急行電車」を意味する。
尚、フランス語の「demitasse (デミタス)」は、「demi (半分)」+「tasse (カップ)」で「小さなカップ」を意味する。
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□ 関連用語「カフェオレ」「カフェラテ」「カプチーノ」との違い
「カフェ・オ・レ」・・・フランス語で「レ」はミルク。使われる「カフェ」は浅く煎った薄味のドリップコーヒー。
「カフェ・ラテ」・・・イタリア語で「ラッテ」はミルク。使われる「カフェ」は深く煎った濃味のエスプレッソコーヒー。
「カブチーノ」・・・イタリア語で由来は複数説あり [修道服、フタ(転じて泡)]。「カフェ・ラテ」と同じくエスプレッソコーヒーに、蒸気で泡立てたフォームミルクを使う。
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□ お題 「エスプレッソ、好き?嫌い?」
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妻は、カプチーノ、カフェラテの順に好きである。
私(夫)は、逆にミルクを入れず砂糖を入れるコーヒーが好みである。