三菱一号館美術館
「全員巨匠!フィリップス・コレクション展」
東京メトロ銀座線・神田駅⇔JR山手線・東京駅を往復。
■ 開催概要
会場: 三菱一号館美術館 [千代田区丸の内2-6-2、03-5777-8600(ハローダイヤル音声案内サービス)]
会期: 2018/10/17(水)~2019/02/11(月・祝)
今後の休館日: 12/24(月・祝)、12/31(月)、1/1(火・祝)、1/7(月)、1/14(月・祝)、1/21(月)
開館時間 10:00~18:00
閉館は、祝日を除く金曜・第2水曜・会期最終週平日は21:00まで。
入館は、閉館の30分前まで。
主催: 三菱一号館美術館、フィリップス・コレクション、読売新聞社、日本テレビ放送網
■ 本展の見どころ
米国で最も優れた私立美術館の一つとして知られるワシントンのフィリップス・コレクションは、裕福な実業家の家庭に生まれ、高い見識を持つコレクターであったダンカン・フィリップス(1886~1966年)の旧私邸であった場所に位置している。
2018年に創立100周年を迎えた。1921年にはニューヨーク近代美術館よりも早く、アメリカでは近代美術を扱う最初の美術館として開館し、今年で創立100周年を迎えた。
フィリップスの常に鋭い取捨選択によって、コレクションの中核をなす作品群はいずれも質の高いものばかり。
本展では、この世界有数の近代美術コレクションの中から、アングル、コロー、ドラクロワ等の19世紀の巨匠から、
クールベ、近代絵画の父マネ、印象派のドガ、モネ、
印象派以降の絵画を牽引したセザンヌ、ゴーガン、クレー、ピカソ、ブラックらの秀作75点を展覧する。
☆ 感想
ダンカン・フィリップス氏はジョルジュ・ブラックの作品が余程お好きなんですね。
点数は75点と少なかったのですが、フィリップス氏のセンスの良さ (私に共鳴)を味わえました。
★印は私が強く印象に残った作品。
01.ジャン・シメオン・シャルダン《プラムを盛った鉢と桃、水差し》1728年頃 油彩/カンヴァス★
02.フランシスコ・デ・ゴヤ《聖ペテロの悔恨》1820-24年頃 油彩/カンヴァス
03.ジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル《水浴の女(小)》1826年 油彩/カンヴァス★
05.ウジェーヌ・ドラクロワ《海からあがる馬》1860年 油彩/カンヴァス
06.エドゥアール・マネ《スペイン舞踊》1862年 油彩/カンヴァス
07.カミーユ・コロー《ローマのファルネーゼ庭園からの眺め》1826年 油彩/カンヴァス
08.カミーユ・コロー《ジェンツアーノの眺め》1843年 油彩/カンヴァス★★
10.ギュスターヴ・クールベ《地中海》1857年 油彩/カンヴァス★
11.オノレ・ドーミエ《蜂起》1848年以降 油彩/カンヴァス
13.オノレ・ドーミエ《力持ち》1865年頃 油彩/カンヴァス
14.ジョン・コンスタブル《スタウア河畔にて》1834-37年頃 油彩/カンヴァス
15.アルフレッド・シスレー《ルーヴシエンヌの雪》1874年 油彩/カンヴァス
16.クロード・モネ《ヴェトゥイユへの道》1879年 油彩/カンヴァス★
19.ジョルジュ・スーラ《石割り人夫》1882年 油彩/カンヴァス★
20.フィンセント・ファン・ゴッホ《道路工夫》1889年 油彩/カンヴァス★
21.ポール・セザンヌ《ベルヴュの野》1892-95年 油彩/カンヴァス
22.ポール・ゴーガン《ハム》1889年
24.アドルフ・モンティセリ《花束》1875年頃 油彩/カンヴァス★
25.ポール・セザンヌ《ザクロと洋梨のあるショウガ壺》1893年 油彩/カンヴァス★★
26.エドゥアール・ヴュイヤール《新聞》1896-98年 油彩/カンヴァス★
27.ベルト・モリゾ《二人の少女》1894年頃 油彩/カンヴァス
29.エドガー・ドガ《稽古する踊り子》1888年代初め-1900年頃 油彩/カンヴァス★
30.オーギュスト・ロダン《姉と弟》1890年 ブロンズ★
31.オーギュスト・ロダン《身体をねじって跪(ひざまず)く裸婦》1890年 ブロンズ★
33.パブロ・ピカソ《道化師》1905年 ブロンズ★
34.アンリ・ルソー《ノートル・ダム》1909年 油彩/カンヴァス★
35.モーリス・ユトリロ《テルトル広場》1911年 油彩/厚紙★
36.ピエール・ボナール《犬を抱く女》1922年 油彩/カンヴァス★
37.ピエール・ボナール《開かれた窓》1921年 油彩/カンヴァス
40.ラウル・デュフィ《画家のアトリエ》1935年 油彩/カンヴァス★★
41.アンリ・マティス《サン=ミシェル河岸のアトリエ》1916年 油彩/カンヴァス★
43.アメデオ・モディリアーニ《エレナ・バヴォロスキー》1917年 油彩/カンヴァス★★
44.ジョルジュ・ブラック《レモンとナプキン》1928年 油彩・黒鉛/カンヴァス★
45.ジョルジュ・ブラック《ブドウとクラリネットのある静物》1927年 油彩/カンヴァス★
49.ジャック・ヴィヨン《機械工場》1913年 油彩/カンヴァス
51.オスカー・ココシュカ《ロッテ・フランツォスの肖像》1909年 油彩/カンヴァス★★
53.フランツ・マルク《森の中の鹿 I》1913年 油彩/カンヴァス
54.ハインリヒ・カンペンドンク《村の大通り》1919年頃 油彩/カンヴァス★
55.オスカー・ココシュカ《クールマイヨールとダン・デュ・ジュアン》1927年 油彩/カンヴァス
57.ジョルジュ・ルオー《ヴェルレーヌ》1939年頃 油彩/紙(カンヴァスに貼付)★
58.シャイム・スーティン《嵐の後の下校》1939年頃 油彩/カンヴァス★
59.パウル・クレー《養樹園》1929年 油彩/ジェッソで下処理の施されたカンヴァス★
60.ワシリー・カンディンスキー《連続》1935年 油彩/カンヴァス
65.パブロ・ピカソ《緑の帽子をかぶった女》1939年 油彩/カンヴァス
66.ヘンリー・ムーア《ファミリー・グループ》1946年 ブロンズ★
68.ニコラ・ド・スタール《北》1949年 油彩/カンヴァス★
70.ジョルジョ・モランディ《静物》1953年 油彩/カンヴァス
72.アルベルト・ジャコメッティ《モニュメンタルな頭部》1960年 ブロンズ★
73.ジョルジュ・ブラック《驟雨》1952年 油彩/カンヴァス★
74.ジョルジュ・ブラック《フィロデンドロン》1952年 油彩/カンヴァス★
75.ジョルジュ・ブラック《鳥》1956年 油彩/カンヴァス
*
本展示会はコースの途中に、次の作品6点のレブリカが展示されていて、自由に撮影できるようになっていた。
05.ウジェーヌ・ドラクロワ《海からあがる馬》1860年 油彩/カンヴァス
08.カミーユ・コロー《ジェンツアーノの眺め》1843年 油彩/カンヴァス
36.ピエール・ボナール《犬を抱く女》1922年 油彩/カンヴァス
53.フランツ・マルク《森の中の鹿 I》1913年 油彩/カンヴァス
54.ハインリヒ・カンペンドンク《村の大通り》1919年頃 油彩/カンヴァス
75.ジョルジュ・ブラック《鳥》1956年 油彩/カンヴァス
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鑑賞終了後の東京駅までの道すがら、撮影したもの。
□ 丸の内仲通りの並木
ゴードニア・ラシアンサス
□ JR東京駅丸の内南口の商業施設「KITTE(キッテ)」(千代田区丸の内2-7-2 JPタワー1~6F)の1Fアトリウムで、今年もクリスマスイベント「WHITE KITTE」開催中。
「花衣雪だるま / やまがた」
今日のウォーキング4,400歩。