CS(J:COM)の#451シネフィルWOWOW「連続ドラマW」枠で、
高村薫・原作の名作、5/20(日)「マークスの山」と5/27(日)「レディ・ジョーカー」が放映された。
原作も良い上に、ドラマ制作がWOWOWだったので、長時間ながら観始めると予想以上になかなか素晴らしく、全部観てしまった。
■ 原作者: 髙村薫
* 略歴
1953年2月6日大阪市東住吉区生まれ、本名: 林みどり。吹田市在住の65才。嗜好: 猫、タバコ・ウィスキー。趣味: ピアノ、裁縫。
71同志社高校、75国際基督教大学教養学部人文学科仏文学専攻。 その間に2歳年下の弟を脳腫瘍で失う。75外資系商社で秘書役など。パソコンで執筆開始。
89 処女作「リヴィエラ」(幸田精の名義)。父を胃癌で失う。
90「黄金を抱いて翔べ」で日本推理サスペンス大賞。
92「リヴィエラを撃て」で日本冒険小説協会大賞。「アルコホリック・ホテル」で咲くやこの花賞、93日本推理作家協会賞(長編部門)。
93「マークスの山」で直木賞(93上)、日本冒険小説協会大賞、このミステリーがすごい! 94年版国内編第1位。
97「レディ・ジョーカー」で毎日出版文化賞、98このミステリーがすごい! 99年版国内編第1位。
06「新リア王」で親鸞賞。
10「太陽を曳く馬」で読売文学賞。
17「土の記」で野間文芸賞、大佛次郎賞、18毎日芸術賞。
■「マークスの山」
□ 原作
早川書房・単行本1993年3月刊行。第109回(93年上半期)直木賞を受賞、このミステリーがすごい! 94年版国内編第1位。
講談社文庫(上下2巻)2003年1月刊行。
警部補である合田雄一郎を主人公とした推理小説・合田雄一郎シリーズの第1作。
□ 1995年4月公開の松竹劇場映画化
私の関連ブログ 「ファミリー劇場~特集:このミステリーがすごい!」 詳細(2012-10-13)
□ 2010年10~11月放送のテレビドラマ化「連続ドラマW マークスの山」
* 概要紹介
出典Wikipedia 「マークスの山」原作・映画・テレビドラマ
心の病を抱えた犯人の設定が原因で、いずれの地上波テレビ局も難色を示して長く企画が通らない中、有料放送WOWOWにて企画が成立することとなった。
放送後の反響は凄まじくWOWOWの視聴数の記録を更新するに至った。
* 放送スケジュール
初回: <#1~5> 2010/10/17(日)~11/14(日)
今回の再放送: <#1~5> 2018/05/04(金)21:00~26:05、05/20(日)01:00~06:05、06/24(日)12:00~17:05。
■「レディ・ジョーカー」
□ 原作
サンデー毎日1995~97年連載、1997年毎日出版文化賞を受賞、1998年このミステリーがすごい! 1999年版国内編第1位。
毎日新聞社・単行本1997年12月刊行。
新潮文庫(上中下3巻)2010年4月刊行。
合田雄一郎シリーズの第3作。
「グリコ・森永事件」 (別称「かい人21面相事件」が1984~85年に発生。2000年2月13日に、最後に発生した「愛知青酸入り菓子ばら撒き事件」の殺人未遂罪が時効を迎えて全ての事件の公訴時効が成立し、警察庁広域重要指定事件では初の未解決事件となった)----から着想された。
私の関連ブログ NHK「未解決事件」File.1「グリコ・森永事件」(2011/7/28)
<レディ・ジョーカー>とは、トランプのジョーカー「ババ抜き」。「影の主人公」は「レディ」と呼ばれている車椅子の娘。運に恵まれない自分の境遇を「ジョーカーを引いたみたいだ」と自嘲気味に言ったことがそのルーツ。この車椅子の娘は一言もしゃべることはないが、清三との心の触れ合いの中に社会の底辺で日々を過ごす鬱屈(うっくつ)した人間たちが凝縮されている。
□ 2004年12月公開の日活劇場映画化
鑑賞していないので省略。
□ 2013年3~4月放送のテレビドラマ「連続ドラマW レディ・ジョーカー」
* 概要紹介
出典Wikipedia 「レディ・ジョーカー」原作・映画・テレビドラマ
* 放送スケジュール
初回: <#1~7> 2013/03/03(日)~04/14(日)
今回の再放送:
<#1~4> 2018/05/11(金)21:00~25:10、<#5~7> 05/18(金)21:00~24:00
<#1~7> 05/27(日)0:30~7:40