近年、スーパーでは目にしていたものの一度も食していなかった、
「ホンビノス貝」を食べてみようかと妻を誘った。
とにかく初物でガッカリしないように、「砂出し不要」と書いてあったのだが、
二日間掛けて塩水に漬けて置いた。
ところが呼吸している素振りも見せてくれない "硬骨漢"(笑)
今夕食に味噌汁で食べたら、本当に美味しかった。
しかも身は柔らかかった。
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改めてWebで調べる---
☆ ホンビノス貝
分類: 二枚貝綱/マルスダレガイ科/メルケナリア属 /ホンビノスガイ
学名: Mercenaria mercenaria (Linnaeus, 1758)
英名: Hard clam, Northern quahog
和名: ホンビノスガイ (漢字の当て字は、本美之主貝)。
原産地: 北米大陸の東海岸、カナダのプリンスエドワード島~米国東海岸~メキシコ湾にかけて広く分布する。
北米では重要な食用貝で、クラムチャウダーやバター・ワイン蒸しで食べる。
日本への外来種: 1998年に東京湾の千葉市幕張人工海浜で発見され、その後、1999年に京浜運河、2000年に千葉港、2003年に船橋付近へと分布が拡大。更に2000年代になってとうとう大阪湾でも発見された。以後、東京湾や大阪湾で繁殖している代表的な外来種となっている。
店頭に並び始めた認知されていない頃には、ビーナス貝とか白蛤(ハマグリ)とか称した。
日本での主な食べ方は、焼き貝や酒蒸し。
買って来たホンビノス貝は基本的に砂抜きは不要。まず流水で貝と貝を擦り合わせてゴリゴリと洗う。この作業は、貝の表面に付いた汚れや雑菌を落とすことと死んだ貝を見分けるため。
生きている貝は貝柱の力で殻を閉じているが、死んだ貝は殻が開いて来る。ガシャガシャと豪快に洗っても閉まっていたら生きている証拠。
活ホンビノス貝の味噌汁
出典: 魚一商店HP
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■ 貝に関する思い出2件
私が育った石川県の小学校時代 (1954~59年) は、我流で平泳ぎ・クロール・背泳ぎ・横泳ぎなどを覚えて行った。
毎日のように川で泳ぎながら鮴(ゴリ)を手・網・釣りで捕まえ、汽水湖(河北潟)で泳ぎながら蜆(シジミ)を足の裏で探ったもので、晩御飯のオカズという実益を兼ねていた。
出典: 全国水土里ネット-新・田舎人フォーラム-
昭和20年代の河北潟 (金沢市八田地区にて)
沼津と言えば、今から20年程前(1988~89年)の夏休みに、家族で埼玉を出発して、箱根~伊豆・狩野川へと会社の保養所を梯子(はしご)したことがあった。
その途中で沼津の島郷(とうごう)海岸に差し掛かり、子供達が海に入りたいとせがむので、車道からは目立たない道をそろそろと松林を抜け海岸に出た。
そこは素晴らしく遠浅で、土地の人らしき海水浴客が疎(まば)らに遊んでいた。
水に浸(つ)かっていると足に蛤(はまぐり)や浅利が当たる。こんないい処は穴場だ。
そこが大正天皇家の沼津御用邸の浦だと知ったのは海から上がってからだった。
出典: 沼津市観光WEB
御用邸記念公園~島郷海水浴場
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【追記】 2/1(木)22時過ぎ
この記事を投稿して外を見やると、雪になっていた。