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「七夕」の星座と伝説

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今日7/7(金)は「七夕」。

 

天気予報では、西日本は残念ながら激しい雨が続く見込み。

東日本は晴れたり曇ったり。場合によっては星が観察できるかもしれない。

 

24H予想天気201707072100

 

雨雲の動き201707071430

 

 

 

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出典

AstroArts国立天文台天文ニュース「織女星と牽牛星の距離」(1999-07-08)

 

 

 

質問: 

 

7月7日の夜に「織女星(ベガ)と牽牛星(アルタイル)はどれだけ離れているのか?」
 

回答: 

 

「二つの星と太陽との距離は、ベガが25.103光年、アルタイルが16.774光年。二つの星の距離は14.428光年。光速で駆け付けたとしても牽牛が織女のところに辿り着くには14年半も掛かる」

「七夕」の夜空に天の川が見える方角は、東から南の空。
はくちょう座(一等星デネブ)、こと座(一等星ベガ)、わし座(一等星アルタイル)が構成する「夏の大三角形」が見え、その位置からサソリ座(一等星アンタレス)にかけて天の川が見られる。


特に日本では夏~秋の初めに最も観測しやすい。

 

 

出典 

http://seiza.imagestyle.biz/ 7月の北天(東京近郊)

 


 

 

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「七夕」(たなばた、しちせき)

 

五節句の一つ。旧暦では7月7日の夜のことで、日本では旧盆(7月15日前後)と関連がある年中行事。明治の旧暦⇒新暦の改暦以降、新盆(8月15日前後)に行われるようになった。



中国六朝/梁代(りくちょう/りょうだい)の殷芸(いんうん)・著の「小説」(6世紀初め)に---


天帝の娘・織姫は、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認め、めでたく夫婦となった。しかし、夫婦生活が楽し過ぎて、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。

このため、天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離し、年に1度7月7日だけ会うことを許し、天の川にどこからかやって来たカササギが橋を架けてくれ逢引きをすることができた。しかし7月7日に雨が降ると天の川の水嵩(みずかさ)が増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。

 

この日に降る雨は催涙雨(酒涙雨、さいるいう)とも呼ばれ、織姫と夏彦が流す涙と言われている。


日本には太安万侶(おおのやすまろ)・編の「古事記」(712年)に因んで---

 

天から降りて来る水神に捧げるための神聖な布を、穢(けが)れを知らない女性・乙女が「棚造りの小屋」に籠(こも)って俗世から離れて織るという「棚機(津)女」(たなばたつめ)の習慣があった。

 

この習慣と、前述の中国「七夕の星伝説」に登場する「織女」が似ていたので、日本では中国から伝わった行事が広く受け入れられた。

また、「七夕」を「たなばた」と読むのは、この行事の際に「棚機女」の習慣があったから。
 

 

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七夕のアニメ

 

忍たま乱太郎


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