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NHK-BSプレミアム 「新日本風土記」
「SL」
初放送: 4/29(金・祝) 21:00~21:59
再放送: 5/6(金)8:00~8:59
テーマ曲: 「あはがり」作詞・唄・朝崎郁恵、編曲・吉俣良
語り: 松たか子、中條誠子アナ、中山庸介アナ
資料提供: 国土地理院、新潟市新津鉄道資料館、岩本良一、小西伸彦
撮影: 川本学、ディレクター: 小林和也・田代廣孝
制作: NHKプラネット中国
【あらすじ】
今から140年以上前の明治5年(1872年)、鉄道が日本を元気にした。
そして、鉄道が故里と繋いだ。
その主役は、地響きのような汽笛を響かせながら走る蒸気機関車(SL)。
戦前から戦後の高度成長期の間、人や貨物を日本列島各地に運んだ車両である。
エネルギー革命の波を諸(もろ)にを受け、一度は姿を消したSL。
だが惜しむ声に後押しされるように、静岡の大井川鉄道や山口線を皮切りに、徐々に観光列車として復活を遂げた。
今は、北海道から熊本までの全国11路線で、当時の姿を取り戻し定期観光列車として逞(たくま)しく走る。
どこか懐かしい風景を残す路線沿いには、蒸気機関車と共に暮らして来た人々の営みや地域に運んだ風土が遺されている。
SLが運んだ心の風景。
日本人と共に一時代を歩んだSL。
様々な思いを馳せる人々の物語を沿線から見つめる。
■ 熊本
春の汽笛。
初めて国産化したハチロク(8620形)。
険しい山々を縫って開通した。
鉄道がもたらした繁栄、SL人吉。
■ 山口
峠の貴婦人。
SL 山口線のC57形の音に励まされ、逞(たくま)しく生きる山里の暮らし。
坂道を力強く走る姿に励まされる、山口市仁保の農家の山本勤・須美江さん夫婦。
■ 北九州
門司港にある九州鉄道記念館。
副館長・宇都宮照信さん、展示しているC59形を毎朝磨くことから始まる。
機関士にはなれなかったが、我が人生に悔いなし。
■ 北海道
釧網本線のC11形。
列島横断を果たした鉄道開通の喜び。
今も生活の張りになっている標茶町五十石駅。
北の大地で青春の夢を生きる牧場主・高橋正・ヤエ子さん夫婦。
■ 大阪
京都・梅小路運転区ではD51形の復活を進めている。
大阪のメンテ会社・サッパボイラ(SIW)で、
デゴイチを蘇らせる鉄職人・北川重行さんの手仕事。
■ 長崎
もう一つのデゴイチ。
60歳から、段ボールでD51形を再現する。
全国を巡回する長崎県南島原市在住の島英雄さんの旅。
■ 静岡
大井川鉄道は倒産の危機。
白井昭さんらは、全国11路線に先駆けて、昭和45年(1970年)にSL復活に乗り出した。
コッペル形に始まり、消え行くC57形・C11形の波、復活に運輸省が待った!
■ 新潟
磐越西線「SLものがたり号」C57形。
ようこそ鉄道の町へ。
町の4人に1人が国鉄職員と言われた鉄道の町・新津 (旧・新津市⇒現・新潟市秋葉区新津)。
年に一度一つになる、みんなが楽しみにした慰安会の素人演芸。
■ SL北びわこ号C56形、SLもおか号C11形、SLパレオエクスプレス号(秩父)C58形、SLみなかみ号・SL碓氷号D51/C61形、SL銀河号(釜石)C58形など。
オムニバスで送る。
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SLに関する私のブログ
「昭和のSL映像館~NHKアーカイブスから~」・・・「昭和のSL映像館I『東日本編』」(2016/01/06放送)、「昭和のSL映像館II 『東日本・北海道編』」(2016/01/08放送)。
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