「鬼平犯科帳 THE FINAL」
12/2(金) 21:00~22:52 前編「五年目の客」
12/3(土) 21:00~23:10 後編「雲竜剣」
2代目中村吉右衛門主演でドラマスタート(1989年7月)から、2001年5月まで連続ドラマとして全137本、
「山吹屋お勝」(2005年2月)から「浅草・御厩河岸(おうまやがし)」(2015年12月)まで単発スペシャルドラマとして12本、
計149本を放送して来た。この12月の2夜連続放送を以って、いよいよファイナルを迎える。
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【キャスト/ レギュラー】
● 火付盗賊改方 [ひつけとうぞくあらためかた、略して火盗改メ(かとうあらため)]
・・・屋敷=役宅は江戸城の清水門外。
長官"鬼の平蔵" 長谷川平蔵宣以(のぶため):二代目中村吉右衛門
(在任期間: 天明期1787~寛政期95年)
妻・久栄:多岐川裕美
● 同心
酒井祐助:勝野洋
小林金弥: 中村又五郎
木村忠吾:尾美としのり
村松忠之進:沼田爆
三井忠次郎: 中村吉之助
竹内孫四郎:中村吉三郎
山崎国之進:中村吉五郎
小柳安五郎: 谷口高史
田島:中村吉六
望月:中村吉二郎
● 密偵(いぬ)
おまさ:梶芽衣子
伊三次:三浦浩一
大滝の五郎蔵:綿引勝彦
● 本所二ツ目の軍鶏(しゃも)鍋屋・五鉄
亭主・三次郎:藤巻潤
おとき:江戸家まねき猫
◇
■ 前編 「五年目の客」 12/2(金) 21:00~22:52
【スタッフ】
原作: 池波正太郎の短篇「五年目の客」(文春文庫刊)
脚本: 金子成人
監督: 山下智彦
*
【キャスト/ ゲスト】
丹波屋の主人・源兵衛: 平泉成
武州豊島郡岩淵の生まれ⇒鳩ケ谷の旅籠・つかやの下女奉公⇒品川宿の遊郭・百足屋(むかでや)の抱え女郎・喜蝶⇒浅草・本門寺門前の甘酒や・三好屋の茶汲女⇒
丹波屋の女将・お吉: 若村麻由美
お吉の弟・庄次: 渡辺大
府中の小間物屋・坂田屋平太郎こと、文蔵の手下・江口の音吉: 谷原章介
遠州の大盗賊(兇盗)・羽佐間の文蔵: 吉澤健
剣豪(刺客)・石動虎太郎: 5代目尾上菊之助
旗本・京極高庭の四男⇒丹後峰山藩の第5代藩主・京極高長の養子⇒第6代藩主⇒
平蔵の上司の若年寄・京極備前守高久: 橋爪功
*
【あらすじ】
長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、おまさ(梶芽衣子)と共に、伊三次(三浦浩一)が漕ぐ船で市中を見回っていた。
山谷堀に入ったところで、伊三次は江口の音吉(谷原章介)を見つける。
音吉は、遠州の大盗賊・羽佐間の文蔵(吉澤健)の手下だった男。
今後、文蔵と音吉が江戸で盗みを働くことに備え、おまさは音吉の後を追けることに。
おまさをはじめとした密偵たちの尾行により、文蔵と音吉の狙いが東神田の下白壁町にある「丹波屋」という旅籠であることが判明する。
「丹波屋」の主人は源兵衛(平泉成)、おかみはお吉(若村麻由美)。
音吉の見張りを続けていたおまさは、お吉を見て険しい表情になる。
音吉が「丹波屋」に入る前に、浅草橋近くの船宿「近江屋」で逢引きしていた相手がお吉だったからだ。
お吉は、五年前に自身の生活のため、そして病弱だった弟・庄次(渡辺大)のため、品川の遊郭・百足屋(むかでや)で働いていた。
そこで音吉と出会い、彼が寝ている間に、つい出来心から五十両を盗んでしまった。
その後、源兵衛と出会い、おかみとして働くことで小さな幸せを掴みかけたが、そこに客として五年ぶりに音吉が現れたのだ。
音吉に脅されるものと思い込み、彼に言われるがままに体を任せてしまったお吉。
しかし、「丹波屋」に来た音吉の狙いは盗みに入るための下調べだった。
一方その頃、酒井祐助(勝野洋)ら、火付盗賊改方が、妖気の漂う殺気をまとった謎の剣豪・石動虎太郎(尾上菊之助)に次々に襲われる事件が発生していた。
その事件は、平蔵の上司にあたる京極備前守(橋爪功)をも巻き込むほどの大きな影となり、平蔵らを襲うことに…。
◇
■ 後編 「雲竜剣」 12/3(土) 21:00~23:10
原作: 池波正太郎の特別長篇「雲竜剣」(文春文庫刊)
脚本: 田村惠
監督: 山下智彦
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【キャスト/ ゲスト】
元武家で医師・堀本伯道: 田中泯
剣豪(刺客)・石動虎太郎こと堀本伯道の息子・堀本虎太郎: 5代目尾上菊之助
中村嘉葎雄
木下ほうか
石倉三郎
飯盛女: 中山由香
白玉売り: さだまさし
平蔵の上司の若年寄・京極備前守高久: 橋爪功
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【あらすじ】
夜道を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)と木村忠吾(尾美としのり)が歩いていると、覆面をつけた刺客・石動虎太郎(尾上菊之助)が現れる。
急襲に、剣の使い手である平蔵も追い詰められるが、間一髪のところで、一撃を浴びせ追い払う。
以前にも、平蔵の部下である酒井祐助(勝野洋)らが刺客に次々と襲われ、小柳安五郎(谷口高史)に至っては命を落としていた。
刺客と相対した平蔵は、刺客の構えが若い頃に牛久で手合わせをした剣豪の構え「雲竜剣」と似ていることを思い出す。
平蔵が襲われた翌日、平蔵宅の門番が刺客に斬られ命を落とす。
刺客の大胆な犯行に、苦渋の表情を浮かべる平蔵。
さらに数日後、平蔵らの動揺に乗じるように、牛込の薬種屋「長崎屋」に凶賊が押し入り、16名が惨殺される事件が起こる。
自分たちのことに感(かま)けて、見回りが手薄になっていたことを悔やむ平蔵は、
上司の京極備前守(橋爪功)に、見回りの増員を頼み、犯人を捕まえることに執念を燃やす。
密偵のおまさ(梶芽衣子)や五郎蔵(綿引勝彦)の働きで、牛久に行き場のない年寄りや貧しい人々が無料で泊まる「報謝宿」(ほうしゃやど)があり、それを元武家で医師の堀本伯道(田中泯)が営んでいることが分かる。
伯道は「雲竜剣」の使い手で、盗賊でありながら、本気で人助けをしているとのこと。
その後、平蔵は謎の刺客・石動虎太郎を誘(おび)き寄せるため、あえて一人で市内を見回る。
夜道で虎太郎と出会う平蔵。一触即発の状況下に、伯道が姿を現す。
共に、「雲竜剣」の使い手である伯道と虎太郎は実の親子であった。
若い頃に、手合わせをしていた平蔵と伯道、そして父・伯道との間に深い葛藤があり、悪に手を染めることとなった虎太郎が一堂に会し、物語は衝撃的な結末を迎える。