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西日暮里「延命院」~谷中「夕焼けだんだん」「谷中霊園」「天王寺」などを巡る

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4/8(金)「花まつり」、正式名「[灌仏会(かんぶつえ)」は穏やかで暖かい日。

今夜はフジテレビで松本清張・原作のドラマ「かげろう絵図」が放送されるので、
モデルとなった「延命院」をはじめ西日暮里界隈を訪ねることにした。

JR山手線・上野駅⇔日暮里駅の往復。


■ 荒川区

坂上から二股に別れ(Y字路となり)、左=南が台東区/谷中霊園/七面坂へ、右=北が荒川区/西日暮里/谷中銀座へ。

JR日暮里駅の北改札⇒西口高台(昔の本郷台地)へと向かうと御殿坂(別名・乞食坂)を進む。


□ 「日蓮宗/長久山/本行寺」(荒川区西日暮里3-1-3)

1526年に江戸城内の平川門外に創建。
⇒神田⇒谷中⇒1709年に当地移転。
江戸時代に月見の名所だったことから通称「月見寺」と呼ばれて来た。

数種のサクラが集まっている。



静かな佇(たたず)まい。



□ 「日蓮宗/大黒山/経王寺」(西日暮里3-2-6)

1655年に創建。
本堂の隣の大黒堂に日蓮上人・作と伝えられる大黒天が鎮守として祀られている。
1868年の上野戦争で敗走した彰義隊士を匿(かくま)ったため、新政府軍の攻撃を受けた山門に銃弾の痕が残っている。



□ 「日蓮宗/宝珠山/延命院」(西日暮里3-10-1)

1648年に創建。1650年に造られた七面大明神(七面天女)が祀られている。
江戸時代の僧侶・日道は美貌の持ち主で幕府の奥女中らと関係を持ったことから寺社奉行・脇坂安董に摘発され1803年に死罪に処せられた。
この「延命院事件」は、河竹黙阿弥・作の「日月享和政談」のモデルとなった。



東京都指定天然記念物のシイの巨木は、1836年の「江戸名所図会~巻五・日暮里惣図」に描かれている。かつては幹周り5.5mだったが2002年に腐朽で崩落した。



七面大明神(七面天女)の案内とモミジ



クロネコ



本堂の前庭


インド料理の「ダージリン日暮里店」(西日暮里3-10-3)。
5年前に利用したことがあった。


ネコ雑貨の「ねこあくしょん」(西日暮里3-10-5)

 

□「夕焼けだんだん」(西日暮里3-10~3-13・14)の下り階段。

名物のにゃんにゃんが悠々と横切る。
「谷中銀座」は相変わらず賑(にぎ)わっている。



*


■ 台東区


□ 「都立谷中霊園」 (旧称「谷中墓地」、台東区谷中7丁目)に入る。


昨日の嵐で花びらのジュウタン。






今季初、満開に近いドウダンツツジを見かける。




霊園内のイチョウの巨木。



□ 「天台宗/護国山/尊重院/天王寺」(谷中7-14-8)

1274年に法華宗感応寺が開山。1641年に将軍家の祈祷所、1698年天台宗に改宗し毘沙門天が本尊、1700年に富くじ興行の許可。
1833年に天王寺と改称、1874年に一部を東京府に移管し「谷中霊園」となる。

シダレザクラ



ここにも今季初、満開に近いハナミズキを見かける。



純白のハナモモ



薄緑のウコンザクラ



ハナズオウ



白いハナモモ


□ 「擇木園」(たくぼくえん、谷中7-10-10)一般人のための座禅道場

紅色のハナモモ




□ 「曹洞宗/安立院」(谷中7-10-4)

元は、延暦寺別院の天台律宗・安楽律院の末寺だった。1826年の記録には天王寺の塔頭の一つに挙げられている。

モクレン



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■ 荒川区(に戻る)


□ 「日蓮宗/関妙山/善性寺」(東日暮里5-41-14)

1487年に創建。1664年に6代将軍徳川家宣の生母・長昌院が葬られて以来、"将軍家所縁(ゆかり)の寺"となった。

大黒天


善性寺の門前の音無川に架けられた橋は、しばし将軍家が渡ったことから"将軍橋"と呼ばれるようになった。


□ 善性寺の向いの芋坂下には、「羽二重団子」(旧称「藤の木茶屋」、東日暮里5-54-3)が在る。




□ JR西日暮里駅東口

駅前広場には、本郷台地~旧・江戸湾に掛けて埋め立て、 江戸城を築城した「太田道灌(どうかん)公の銅像」が在る。


*


今日のウォーキング6,900歩。


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