字書くの、得意?
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■ お題 「字書くの、得意?」
私は小学生時から、書き方・習字・作文は得意な方だったし、その後も作文だけは好きである。でも凄く速いとは言えないだろう。
■ 推理作家・宮部みゆき氏のこと
チョー人気作家の宮部氏は、裁判所速記官を志した珍しい経歴の持ち主である。
1960年12月23日、東京都江東区深川の生まれ・育ち。
区立深川第四中学校、名門の都立墨田川高校。卒業後は法律事務所で和文タイピストとして5年間勤務。
裁判所速記官試験に不合格だったが、中根速記学校で学び速記検定1級を取得。
23歳時に日本語ワープロ購入をきっかけに小説を書き始め、講談社フェーマススクール・エンタテイメント小説作法教室に通う。
1987年、「我らが隣人の犯罪」で第26回オール讀物推理小説新人賞を受賞しメジャーデビュー。
1988年、「かまいたち」で第12回歴史文学賞佳作に入選。
1989年、「パーフェクト・ブルー」が東京創元社で初出版。専業作家となった。「魔術はささやく」で第2回日本推理サスペンス大賞を受賞。
1991年、「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞を受賞。
1993年、「火車」でクレジットカードローンによる多重債務問題を描き出し、第6回山本周五郎賞を受賞。
1995年11月~99年10月、「模倣犯」を週刊ポスト連載、加筆改稿を経て2001年、小学館単行本(上下巻)を刊行。現代の闇を描くことに疲れ時代小説やファンタジーへシフトしてみる。
1999年、「理由」で遂に第120回直木三十五賞を受賞、第17回日本冒険小説協会大賞(国内部門大賞)を受賞。
2001年、「模倣犯」で第55回毎日出版文化賞特別賞を受賞、2002年、「模倣犯」で第5回司馬遼太郎賞、第52回芸術選奨文部科学大臣賞を各受賞。
2007年、「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞を受賞。
■ 速記の略史
ギリシャのアクロポリスで発見された、紀元前350年頃の大理石破片に、アリストテレスらへの献辞が簡単な符号で刻まれていた。
ローマの平民出身の執政官に選ばれた弁論家マルクス・トゥッリウス・キケロは、紀元前63年、政府転覆の陰謀(クーデター計画)を巡らした貴族ルキウス・セルギウス・カティリナの弾劾演説を行った際に、
キケロの解放奴隷だったマルクス・トゥッリウス・ティロは、この演説のキーワードを頭文字だけ、蝋板に鉄筆で記録した。これが速記の起源とされている。
1837年、英国の教育家アイザック・ピットマンが、単純な符号で表す記音式速記法を発明し、この方式が近代の速記法に大きな影響を与えた。
明治維新の日本では、田鎖綱紀(たくさり・こうき、1854年10月6日岩手盛岡藩家老の田鎖家で出生~1938年)5月3日)が、
1882年9月19日、米国グラハム式を母体として、その日本語への適用を自ら考案した速記法を「時事新報」(福沢諭吉が創刊した日刊新聞)紙上で発表した(日本で最初に速記文字を開発した)。
そして翌月10月28日、田鎖は東京・日本橋で初の速記講習会を開催し、その「傍聴筆記法」の速さから後に伊藤博文によって "電筆将軍" の称号を贈られた。
1888年10月28日、「日本速記協会」が田鎖の速記講習会の7周年記念会を開いた時に、10月28日を「速記記念日」として定めた。
その後も、「公益社団法人 日本速記協会」(千代田区麹町4-8-26 ロイクラトン麹町3F) が中心となり、広く国民に速記への関心を啓発する催し等が行われている。