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仰天ニュース!!「万里の長城」補修で歴史破壊!!

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中国の世界遺産 「万里の長城」 の修復作業で、

約500mの区画で、上部がコンクリートで塗り固められ平坦な舗道になってしまい、歴史遺産が破壊されたと批判が殺到している。

 

上部がコンクリート状のもので塗り固められた修復を終え、万里の長城に佇む村人

(AFP=時事2016/09/21撮影)

 

9月26日付の英字紙チャイナ・デーリーは論説記事で、歴史に対する犯罪だと指弾した。

 

 

問題となっている「万里の長城」は、中国東北部・遼寧省綏中県小河口村。

8kmに亘る観光客があまり訪れない場所で、大自然の中に手付かずのまま残った城壁が続く区画だった場所。

 

明王朝の初代皇帝・洪武帝下で1381年に建設。

全長6000km以上とされる「万里の長城」の中でも、最も美しい場所として知られている。 

 

修復前の遺産

 

 

 

*

 

 

この一件で思い出したのが、2012年8月頃に飛び込んで来たロケットニュース。

 

 

スペイン北東部ボルハの街から北西に約6km、標高約700mの丘陵の街、
「サントゥアリオ・デ・ミセリコルディア教会」(スペイン語 Santuario de Misericordia、英語 Sanctuary of mercy chrch)。

柱に描かれていた120年前のフレスコ画が、高齢の一般信者の手で「修復」され、

原画とは似ても似つかない状態になっているのが見つかり、地元で騒ぎになった。

 

その作品とは19世紀の画家エリアス・ガルシア・マルティネス(Elias Garcia Martinez)が描いた、茨の冠を被ったキリストの肖像画「この人物を見よ」(「Ecce Homo」)。

ボルハの地域研究センター職員が、この作品を写真に収めようと教会を訪れ異変に驚愕した。

 

 

修復を手掛けたのは教会員のセシリア・ヒメネスさん(当時81歳)。地元メディアの取材に対し「頼まれたからやっただけ」と教会の神父様から修復を依頼されたと主張する、自称画家セシリア・ヒメネスさん。作業は堂々とやっており他の信者たちも見ていたが誰も止めようとしなかったという。

 

原画(左) ⇒ 傷みが激しい状態の時(中) ⇒ 修復後(右)

 

変わり果てたその姿に、地元に住むガルシアの孫テレサ・ガルシアさんは「作品が破壊されてしまった」とショックを受けている。地域研究センターでは「この言語に絶する行為に解決策があるのかどうかは分からない。しかし再発防止のための対策が必要だ。意図はともかく、強く非難されるべき行為だ」と述べている。


 


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