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「十五夜」。トニー・ベネットと宇多ヒカルの「Fly me to the moon」【追記】

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今夜は十五夜。

この季節は月に関する名曲が、ラジオでリクエストされる。

 

 

先日も宇多田ヒカルの「Fly me to the moon  (In other words)」

[和訳: 私を月に連れてって (つまりそれは、とにかく・・・)」が流れていた。

 

 

*

 

 

調べてみると、この曲は---

 

1954年、作詞&作曲家のバート・ハワード(Bart Howard)が、「In Other Words」というワルツ(3拍子)として創作したもの。

当時は、フェリシア・サンダーズ(Felicia Sanders)のヴォーカルでニューヨークのキャバレー Blue Angelにおいて演奏された。

 


1960年、ペギー・リー(Peggy Lee)が、「エド・サリヴァン・ショー」(The Ed Sullivan Show)に出演し歌って、広く知られるようになった。

 


1962年、今度は「Fly Me To The Moon」と改題して、作曲&編曲家のジョー・ハーネル(Joe Harnell)がボサノヴァ風(4拍子)にアレンジした。

 

 

Fly me to the moon 私を月に連れてって
Let me play among the stars 星たちに囲まれて遊んでみたいの
Let me see what spring is like どんな春が訪れるのか見てみたいわ
On a-Jupiter and Mars 木星や火星で
In other words, hold my hand つまりそれは・・とにかくこの手を取って
In other words, darlin' kiss me そして優しくキスしてくれたら、きっとそうなるわ
==以下、略==

 


これによって、1963年には、ブレンダ・リー(Brenda Lee)もコニー・フランシス(Connie Francis)もと、カヴァーが続いて行った。

 

 

1964年、名手フランク・シナトラ(Frank Sinatra)がカヴァーして爆発的なヒットになった。

 

折しも米国は宇宙開発「アポロ計画」の真っ只中にあった。"月に連れてって"もらえることが目前に迫っていたのだ。そのため「Fly Me to the Moon」は、時代のテーマソングのように扱われた。


それが証拠に、シナトラ・バージョンは、1969年5月、アポロ10号の船内で宇宙飛行士たちが、カセットテープで流して聞いた。一種の洒落(しゃれ)だったのだ。
更にアポロ11号にも積み込まれ人類が月に持ち込んだ最初の曲になった。

 

 

一方、「 I Left My Heart in San Francisco」(霧のサンフランシスコ、1953年)をはじめとした数々のヒットを飛ばし、ポピュラー音楽のエンターテイナーと称される トニー・ベネット(Tony Bennett) もまた「Fly Me to the Moon」をカヴァーしている。

 

 

 

*

 

 

時代は変わって、1995~96年放送のテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のエンディングテーマに選ばれた。

 

 

2000年、「Fly me to the moon  (In other words)」 は、宇多田ヒカルのアナログ盤シングル「Wait &See 〜リスク〜」(東芝EMI 2000年5月リリース)のカップリング曲となった。


 

 

 

2009年、Xbox 360及びPlayStation 3専用ゲームソフト「ベヨネッタ」の挿入歌となった。

 

 

◇-----------------------------------

 

 

2016「十五夜」実写画像

 

9/15(木)

 

20:20~20:30

網戸あけ さあ雲きれて 朧月

 

 

23:20

遂に、お姿を見ることがてきました!!

 


 


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