■ 8月28日は「民放テレビスタートの日」
1953年2月1日にNHKが放送を開始し、1953年8月28日、日本テレビが民間放送として初のテレビ放送を開始した。
放送開始直後はテレビ受像機の価格が高く家庭には中々普及しなかったので、盛り場や駅・公園などに設置された日本テレビの「街頭テレビ」に多くの人が集まり、プロレスリングやプロボクシングなどに熱狂した。
その後、日本の経済成長とテレビの価格低下により、電気冷蔵庫・電気洗濯機とともに「三種の神器」として家庭に普及した。
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□ 放送媒体(メディア)別の日米放送開始時期の比較
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放送媒体(メディア) 米国 日本
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ラジオ 1920年、KDKA 1925年、NHK
1951年、CBC・MBS他
地上アナログ(モノクロ)テレビ 1941年、NBC 1953年、NHK・NTV他
地上アナログ(カラー)テレビ 1951年、CBS 1960年、NHK・民放各社
衛星アナログ放送 1994年、USSB・ディレクTV 1989年、NHK・民放各社
地上デジタルテレビ 1998年、民放各社 2003年、NHK
2011年、民放各社
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★ 2013年5月、東京タワーからの送信終了、東京スカイツリーからの送信に一本化。
地上デジタルテレビ放送用(NHK・在京テレビ6社用)アンテナ
FMラジオ用アンテナ
携帯端末向けマルチメディア放送用アンテナ
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□ 日本におけるテレビ受像機の発売時期
1926年12月、浜松高等工業学校(現・静岡大学、後にNHKに出向⇒日本ビクターに移籍)の高柳健次郎がブラウン管を応用した世界初の電子式テレビ受像器を開発した。
1953年1月、シャープが国産初の白黒テレビを発売した。
1957年3月、東芝が8型のトランジスタテレビを発売した。
1960年7月、東芝が国産初のカラーテレビを発売した。
1984年8月、セイコーエプソンが世界初の液晶カラーテレビを発売した。
2000年12月、BSデジタル受信機内蔵テレビ・BSデジタルチューナーが相次いで発売された。
2003年6月、初の地上デジタル放送対応のテレビ受像機が一斉に発売された。
2005年8月、シャープが世界最大65インチの液晶テレビを発売した。
2007年12月、ソニーが世界初の有機ELテレビを発売した。