■ 6月4日は「虫の日」
オサムシ(歩行虫・筬虫、俗称: ゴミムシ・マイマイカブリ)の観察が好きだった、漫画家・手塚治虫(1928/11/3~89/2/9、戒名・伯藝院殿覚圓蟲聖大居士)。
彼らの呼びかけで、1988年に設立された「日本昆虫倶楽部」が、「6(む)4(し)」の語呂合わせで、記念日として提唱。昆虫が住める街作りを願う。
「カブトムシ自然王国」を宣言しているカブトムシで有名な福島県田村市常葉町が提唱。
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□ 虫の語源
▽ 漢字・日本語
「虫」という漢字の由来は、"長虫"と呼ばれた蛇(ヘビ)を象(かたど)った象形文字。「蟲」の略字。また、訓読みは「六肢(むし)」からではないかという説がある。
▽ 英語
「insect」・・・ラテン語の「insectum」(切り込み・節) ⇒ 節足動物の甲殻類・昆虫類を指す。
「worm」・・・ラテン語の「vermis」(回転) ⇒ 軟体動物の頭足類・爬虫類を指す。
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□「昆虫」の祖先
哺乳類の祖先は両生類かと思ったこともあったが、どうも爬虫類から進化したらしい。
鳥類は爬虫類の中の恐竜という説が有力である。
昆虫類や甲殻類はどうかというと、未だに有力な進化理論が出て来ていない。
"変態"という特異な生育プロセスを持つことから、"隕石(いんせき)に運ばれて来た「宇宙起源説」"まで存在している。
デポン紀の3億7千万年前に出現した原始昆虫トビムシ ⇒ 化石が全く発見されていない進化の空白「ミッシングリンク」 ⇒ 似ても似つかない複雑な生態系を持った昆虫類の突如とした大量発生。
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□ お題「生まれ変わるならどの虫になりたい?」
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▽ 私の少年時代における「虫」との接点を思い出してみたい。
田舎の田園地帯に生まれ育った私は、「昆虫」を捕まえる"虫採り"に熱中したものだ。セミ・トンボ・チョウチョ・カマキリ。
特に夏休みの宿題として多くの里の子らは"昆虫採集"をテーマにした。
嫌な「虫」いろいろ・・・蚊・銀蝿(バエ)・虻(アブ)・蛾(ガ)・蜂(蜜蜂は除く)・刺虫(アメリカシロヒトリ)・ゴキブリ、などなど。特に、柿の木にはよく上ったので刺虫に、川でよく泳いだので虻にはチクチクチクと刺されて腫(は)れ上がった。ダニの記憶はないが蚤(ノミ)のジャンプは凄かった。
個人的にはアメンボ・油虫・蟻(アリ)・毛虫は手で掴んでいた。
汽水域の平野部だったので甲虫・クワガタ採りの記憶はない。
基本的にヌルヌルノロノロした物には苦手意識のDNAがある。糸ミミズ・蛭(ヒル)・蛇など。特に蛇には恐怖心が強い。
一方、ミミズ・ゴカイは釣りの餌(エサ)にするためよく探したし、蛙(カエル)・イモリ・トカゲは愛嬌を感じた。
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▽ 虫に生まれ変わるなら・・・どの虫?
妻はチョウチョ。
私はセミ。
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昨日6/4(土)は前日より暑さがやや和らぎ(最高気温27.2⇒25.6℃)、風はかなり強かった(最大風速: 北北西6.9⇒南東8.0m/s)。
午前中、「虫の日」に因んで昆虫を探しながらサイクリングしたが、成果は得られず、
アジサイが満開の「山谷堀通り」 ~ 初夏の花々が咲く「橋場通り」を散策した。
■「区立山谷堀公園」(台東区東浅草1, 浅草6/7)
暗渠の山谷堀の上流(吉原)から見て左に上流の方向に、ソメイヨシノ並木(左側)、オオシマザクラ並木(右側)。手前に招き猫などの今戸焼人形。
終期のヤマアジサイ(紅額)
ヤマアジサイ(紅額)、ガクアジサイ
ガクアジサイ(紅)
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セイヨウアジサイ(紅・青)
左の背景は「都立浅草高校」(台東区今戸1-8-13)の白壁
セイヨウアジサイ(青)
背景は「曹洞宗霊亀山 慶養禅寺」「慶養会館」(向かって右方向、今戸1-6-22)とその末寺「曹洞宗蒼海山 潮江院」(中央、今戸1-6-7)
コクチナシ(クチナシの園芸品種、一重咲き)
キンシバイ
□「区立桜橋中学校」(今戸2-1-8) に沿った散歩道
キョウチクトウ
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■「都営住宅 橋場二丁目アパート」(台東区橋場2-16)
ザクロ、セイヨウアジサイ
実梅
シロバナネムノキの終期の綿毛
タチアオイ
ポピー
マツムシソウ(別名スカビオサ)
ガーベラ
マツバギク
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□ 台東区清川1付近
クジャクサボテン(別名エキノプシス・ヘップバーン)の蕾
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□ 宵の西空に夕月(月齢4.6)が浮かんでいた。
20220604--19:54 (日没からほぼ1時間後、月没まで2時間49分前)