昨日12/5(日)は本格的な冬型気候となり急に冷え込んだが、朝から晩秋の「小石川植物園」で紅葉を楽しんだ。前回の9/24(金)から2カ月強振りの訪問。
■「国立小石川植物園」
(正式名「東大大学院理学系研究科附属植物園」、文京区白山3-7-1)
1638年、江戸幕府が麻布と大塚に薬園を設置。やがて大塚は廃止。1684年、5代将軍・徳川綱吉の小石川別邸(白山御殿)に「御薬園」として移設。1722年、8代将軍・吉宗が目安箱の直訴に基づき「御薬園内 小石川養生所」を設置。
1872年、明治維新の「東京市養育院」を設立。1877年、東京大学の開設に伴い理科大学(現・理学部)の附属施設となり広く植物学研究施設として再生し一般公開(「小石川植物園」の開園)。1998年、大学院理学系研究科附属施設。2012年、国の名勝・史跡に指定。面積は広大な16.16ha。
園内マップ
□ 正門⇒低地
ここに定住のキジトラネコのお迎え(笑)
▽ 精子発見のソテツ~イチョウ
イチョウ(別名ギンナンノキ、イチョウ科)
右にバショウ(別名ハセオバ/ニワキグサ/ジャパニーズバナナ、バショウ科)
▽ クルミ科林~メタセコイア林
左はハグマノキ(白熊の木、別名スモークツリー/カスミノキ/リュウスコチナス、ウルシ科)
右はヘツカニガキ(辺塚苦木、アカネ科)
メタセコイア(別名アケボノスギ/イチイヒノキ、スギ科orヒノキ科)
イヌブナ(別名クロブナ、ブナ科)
左はイヌザクラ(別名シロザクラ、バラ科)、右はアカガシ(ブナ科)
▽ ハンノキ並木~太郎稲荷
イタリアヤマナラシ(別名ポプラ/セイヨウハコヤナギ/ピラミッドヤマナラシ、ヤナギ科)
▽ イチョウ品種林~ラクウショウ林~湿地帯
左はトチュウ(トチュウ科)、右はカジノキ(別名コウノキ、クワ科)
ニッサボク(ヌマミズキ科)・・・世界三大紅葉樹(スズランノキ/ニシキギ/ニッサボク)のひとつ
左はコバノチョウセンエノキ(アサ科orニレ科)、右はエノキ(ニレ科)
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□ 日本庭園
庭園/池の遠景
左奥が「旧東京医学校本館」(現「総合研究博物館 小石川分館」)
▽ 池
左はメグスリノキ(ミツバハナ/チョウジャノキ/センリガンノキ、ムクロジ科)、
右はイロハモミジ(別名イロハカエデ/タカオカエデ、ムクロジ科)
イロハモミジと池
上はトウカエデ(唐楓、別名サンカクカエデ/トライデントメイプル、ムクロジ科)
ドウダンツツジの前を横切ると一層、チュウサギ(サギ科)の白が際立つ。
モッコク(木斛、別名イイク、モッコク科)の実を食べるメジロ(メジロ科)たち
▽ ハギ園~ウメの広域林
ハナズオウ(花蘇芳、別名スオウバナ/ユダノキ、マメ科)
上はイイギリ(別名ナンテンギリ、ヤナギ科)
下はイロハモミジ
ハゼノキ(別名リュウキュウハゼ/トウハゼ/ロウノキ、ウルシ科)
ナンキンハゼ(別名トウハゼ/カンテラギ/ウキュウノキ、トウダイグサ科)
ナンキンハゼの実を食べるシジュウカラ(シジュウカラ科)たち
シメ?(アトリ科)
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□ 低地⇒高台へ移動
▽ マツ林~ドウダンツツジ林
▽ スギ林・ヒノキ林~カリン林
カシワ(ブナ科)
ハゼノキ(別名リュウキュウハゼ/トウハゼ/ロウノキ、ウルシ科)
カイノキ(楷樹、別名カイジュ/ランシンボク/トネリバハゼノキ/クシノキ、ウルシ科)
シマサルスベリ(別名シマヒャクジッコウ、ミソハギ科)
フウ(楓、別名サンカクバフウ/タイワンフウ/イガカエデ/カモカエデ、マンサク科orフウ科)
コゴメウツギ(バラ科)
▽ ユリノキ~スズカケノキ~ボダイジュ並木~「大震災記念石」
ムクロジ(無患子、別名オオモクゲンジ/フクワバモクゲンジ、ムクロジ科)
フクロミモクゲンジ(袋実木欒子、ムクロジ科)
オニモミジ(別名カジカエデ、ムクロジ科)
モミジバスズカケノキ(別名カエデバスズカケノキ/プラタナス、スズカケノキ科)
インコ(鸚哥、インコ科)・・・ワカケホンセイインコ(輪掛本青鸚哥、別名リングネックパラキート/ツキノワインコ)と思われる
▽ 精子発見のイチョウ~ツバキ園
▽ ツツジ園~「甘藷試作跡の碑」~「旧養生所」の井戸
▽ イロハモミジの大並木~「公開温室」
▽ ソメイヨシノ林~売店
▽「分類標本園」~「薬園保存園」・・・今回はパス
▽「ニュートンのリンゴ」~「メンデルのブドウ」
コダチダリア(別名キダチダリア/コウテイダリア、キク科)
▽ ヒマラヤスギ~「柴田記念館」~「シダ園」
▽ 本館~コウヤマキ林~パンパスグラス~正門に戻る
イヌザクラ(別名シロザクラ、バラ科)の巨樹