昨日10/30(土)の午後、近場の「隅田公園」「三囲神社」「東白鬚公園」などの紅葉風景を散策した。
□「聖観音宗総本山金龍山 浅草寺(せんそうじ)」 (別称「浅草観音様」、台東区浅草2-3-1)
推古天皇36年(西暦628年)の創建とされ都内最古の寺院。大化元年(645年)に堂宇建立、天慶五年(942年)に寺地寄進により寺観一新。徳川家康が関東入国した際に寺領500石の御朱印状受領、上野「東叡山寛永寺」の末寺とされたが、戦後は独立し聖観音宗総本山とした。「浅草七福神」のうちの大黒天を祀る。
「本堂」(別称「観音堂」)「影向堂(ようごうどう)」「五重塔」
手前にハトパス
「五重塔」、サクラの紅葉
□「浅草神社(あさくさじんじゃ)」(別称「三社権現」「三社様」、台東区浅草2-3-1)
社殿は「浅草寺」本堂東側に在る。現存の社殿は徳川第三代将軍・家光の寄進で1649年に完成した。明治維新の神仏分離令により「浅草寺」とは別法人になり、1872年に郷社に列し翌年に「浅草神社」に改称した。1951年に国の重要文化財に指定された。
大鳥居
社殿、サクラの紅葉
*
■「台東区立隅田公園」(台東区花川戸1/2、浅草7、今戸1)
1923年に発生した「関東大震災」により壊滅的な被害を受けた東京市復興事業の一環として、後藤新平の主導により「浜町公園」(中央区)、「錦糸公園」(墨田区)と並んで計画・整備された。隅田川沿いの(上流から見て)右岸の台東区花川戸1/2~浅草7~今戸1と、左岸の墨田区向島1/2/5に跨(またが)る。春には約700本の桜が満開になり「桜まつり」が行われ、夏には「隅田川花火大会」が行われる。また「山谷堀広場」には仮設劇場が設置され「平成中村座」公演が行われる。その他「隅田川七福神めぐり」「梅まつり」「流鏑馬(やぶさめ)」「鯉のぼりフェア」「紫陽花ロード」「大輪朝顔展」「灯籠流し」「月見の会」など行事が満載である。
10/30(土)は「Happy Halloween!! 隅田川マルシェ」
□「枝垂れ桜 千年桜」(三春滝桜の子孫樹)の紅葉
背景は言問橋
□「梅めぐり散歩道」
ドウダンツツジの紅葉が進行中
呑気なもんだね、キジトラ白猫くん
江戸通りの浅草7付近、ハナミズキの紅葉
□「待乳山聖天」(まつちやましょうでん、正式名称「聖観音宗待乳山 本龍院」、浅草7-4-1)へと向かう人力車
「浅草寺」子院で創立は推古3年(595年)年に遡る。「平井聖天」(江戸川区)「妻沼聖天」(熊谷市) と並び「関東三聖天(関東三歓喜天)」の一つ。
「浅草七福神」のうちの毘沙門天を祀る。毎年1月に「大根まつり」が開催され、縁起物として「二股大根」は無病息災・夫婦和合・子孫繁栄を意味し「巾着」は財宝・商売繁盛を意味する。
*
■「墨田区立隅田公園」(墨田区向島1/2/5)
□ 桜橋通りの向島2-1付近
「歴史散策案内板」
フヨウカタバミ
□「三囲(みめぐり)神社」(旧称「田中稲荷」、向島2-5-17)
創建時期は不詳。文和年間(1353~55年)に近江国「三井寺」の僧・源慶が当地遍歴の折り、白虎が神像の回りを3度回って死んだという伝承がある。享保年間(1716~36年)に松阪の豪商・三井家が江戸に進出、鬼門除けの守護神として越後屋(現・三越)本支店に分霊を奉祀した。1873年に「三囲神社」と改称。
「隅田川七福神」のうちの「恵比寿神」「大国神」を祀る。
ススキ(別名オバナ)
ハギ
ハロウィンのカボチャお化けのような日光の影絵
クロガネモチ
□「天台宗宝樹山遍照院 長命寺」(墨田区向島5-4-4)
徳川第三代将軍家光が放鷹の途中で微恙(びよう、体調不良)になってここで休憩。僧・孝海が加持のうえ境内の般若水で薬を勧めると効験あって治癒。家光は喜んでその井戸水を「長命水」と名付けて家康の画像を付して毎年供養料を給した。
「隅田川七福神」のうちの「弁財天」を祀る。「長命寺桜もち」で知られる。
「長命水」、サザンカ
*
□「曹洞宗晴河山 法泉寺」(墨田区東向島3-8-1)
「法泉寺縁起」
右手前にアメリカデイゴが未だ咲いている
背景に白鬚橋東詰に聳(そび)える「リバーサイド隅田セントラルタワー」(墨田区堤通1-19-9)
■「都立東白鬚(ひがししらひげ)公園」(墨田区堤通2、サービスセンターは堤通2-2-1)
1986年に防災拠点機能を持った都立公園として開園、10.3ha。周囲には防災拠点として「都立リハビリテーション病院」、「都営白鬚東アパート(防災団地)」、「都立汐入公園」などが在る。
カツラの紅葉
シュウメイギク
洋菊(マム)レッド?
この公園にはオナガが多い(ムクドリの大群は見当たらなかったが、撃退したのだろうか?)
*
帰途に撮影した紅葉の奇麗な鉢植え2点
台東区清川1付近のマルバノキ
台東区浅草6付近のハナミズキ