□ 昨日8/6(金)の空模様
▽ 昼
20210806--12:31
南の空
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□ 明日8/8(日・祝)は台風10号接近
20210808--09:00
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■ 8月7日は「立秋の日」
□ 『二十四節気』(にじゅうよんせっき) ・・・中国の戦国時代(紀元前5~2世紀)に考案された『宣明暦』(せんみょうれき、太陰太陽暦)がルーツ。江戸時代には渋川春海による『貞享暦』(じょうきょうれき、太陰太陽暦) をはじめ何度も改暦。明治時代の1883年(明治16年)に『本暦』(別称『神宮暦』、太陽暦) とその簡略化した『略本暦』(りゃくほんれき)を発行。
「立秋」は、「夏至」6/21(月)と「秋分」9/23(木・祝)の中間に当たり、「二十四節気」の第13番目。太陽黄経が135度の時で今年は8/7(土)。
期間としては8/7(土)~「処暑」前日の8/22(日)。その間に「旧盆」8/13(金)~8/16(月)。
▽『暦便覧』(こよみびんらん) ・・・江戸時代1787年(天明7年)に著者:太玄斎/出版者:蔦屋重三郎ほかによって成立。
「初めて秋の気立つがゆゑなれば也」と記され、「秋の気配が立つ日」という意味で「立秋」。暦の上では、太陽が照り付け厳しい暑さがまだまだ残っているが、夕方の涼やかな風に秋の気配も感じられるようになる。いかし実際には暑さが厳しく猛暑の時期となることが多い。
「立秋」以降の暑さを「残暑」と言い、この日以降に出す手紙の時候の挨拶は「暑中見舞い」ではなく「残暑見舞い」になり、8/7(土)~8/31(火)に差し出した方がよい。
全国高校野球選手権大会(夏の甲子園)は「立秋」頃に開幕を迎え、今年は8/9(月・祝)~8/25(水)。
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□ 『七十二侯』(しちじゅうにこう)・・・ 古代中国(詳しい年代は不明) で考案された季節を表す方式のひとつ。「二十四節気」を更に約5日ずつ3つに分けた (24X5=72) 期間。
① 「初侯」8月7日~11日頃
「涼風至」(すずかぜいたる)・・・夏の暑い風から秋の涼しい風に変わり始める頃。 厳しい暑さの中にも涼しい風がそっと吹き始め、秋の気配が現れて来る。
② 「次侯」8月12日~16日頃
「寒蟬鳴」(ひぐらしなく)・・・夏の終わりを告げるかのようにヒグラシが鳴き始める頃。ヒグラシは日の出前や日の入り後によく鳴き、終わり行く夏を惜しんでいるかのように聞こえる。
③ 「末侯」8月17日~22日頃
「蒙霧升降」(ふかききりまとう)・・・森や水辺に白く深い霧が立ち込める頃。朝夕のひんやりとした心地良い空気の中、深い霧が幻想的な風景を醸し出す。
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□ 季節(旬)の花・虫・食べ物
▽ 花
インパチェンス
オシロイバナ
カライトソウ
ゲッカビジン
サギソウ
ハイビスカス
▽ 虫
アキアカネ
オンブバッタ
カゲロウ
ヒグラシ
▽ 食べ物
イチジク
モモ
スズキ
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■ 8月7日は「バナナの日」
「バ(8)ナナ(7)」の語呂合せで、「日本バナナ輸入組合」(千代田区内神田1-3-1 トーハン第3ビル2階)が制定。
▽ バナナ(学名: Musa spp.、英語: banana)の起源
植物分類は、ショウガ目バショウ科バショウ属。
原産地は熱帯アジア・マレーシアなどに自生。パプアニューギニア高地のワギ渓谷・クック遺跡発掘により、紀元前5千年~1万年頃、栽培が始まったと分かる。そこから太平洋の島々への移住に連れ広がって行った。一方、西アフリカのギニアに伝わり、コンゴ川河口のその名もBanana港から英語圏に伝わった。
英語 bananaの語源は、アラビア語 banan(バナーン、手足の指)が有力説。
世界の生産国(2011年国連FAOデータ、生産量ベース)は、①インド(31%)が抜け、後は横一線 ②中国(9.6%) ③フィリピン(8.9%) ④エクアドル(7.8%) ⑤ブラジル(6.8%) ⑥インドネシア(5.7%)。
▽ 日本への伝来
松尾芭蕉ゆかりの芭蕉(学名: Musa basjoo、英語: Japanese banana)の方は、原産地が中国で耐寒性に富んでいて、鑑賞用、琉球・沖縄では布や工芸品用。
バナナ(甘蕉・実芭蕉)の方の伝来は意外と遅く1903年。当時は日本統治下にあった台湾から神戸港に輸入された。
戦後の1950年、台湾からの輸入を再開し台湾産の黄金時代となる。しかし、この頃の日本は外貨不足で輸入制限され貴重な果物だった。
1955年の輸入制限緩和~1963年の完全自由化を経て、1970年にはエクアドル産、1973年にはフィリピン産の輸入量が1位になった。
輸入国(2020年財務省貿易統計、金額ベース)は、①フィリピン(80%)と圧倒し②エクアドル(11%)③メキシコ(5.7%)が続く。
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□ お題「バナナを使ったお菓子、何が好き?」
バナナは、我々の少年時代(~1960年代前半)には、りんご・みかんなどに比べて高価な果物だったが、今では、安価で栄養価の高い果物の代表となった。
シルバー期に入った我が夫婦は、1~4本ずつのバラ買い。主に我々の便秘防止策のひとつ(バナナとヨーグルトの組み合わせ)として購入し、1~2日置き位の頻度で朝食前に1本を二人で分けて食べる。
バナナを使ったお菓子では、バナナカステラ。
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