■ 6月13日は「小さな親切の日」
1963年6月13日、「小さな親切」運動本部が発足した。この年の東京大学卒業式の告辞で、当時の総長の茅誠司(かや・せいじ)氏が「小さな親切を勇気をもってやってほしい」と言ったことが切っ掛けとなった。
その後、実践例が新聞などで報じられて社会から幅広い共感が寄せられ、6月13日のこの日に茅を始めとする学者・ジャーナリストなど8名の提唱者が運動を発足させた。「社団法人小さな親切運動本部」を設立し茅氏が初代代表に就任し、「できる親切はみんなでしよう それが社会の習慣となるように」「人を信じ、人を愛し、人に尽くす」をスローガンに運動が進められて来た。
「小さな親切運動」がスタートした1963年の私は、高校1年生。当時は、高度経済成長の真っ只中で、ベビーブーマーの我々高校生は、他人を蹴落(けお)としても "いい大学に入ろう ! 将来はいい会社に就職して幸せな家庭を築こう ! "と、受験戦争をまっしぐらに突っ走っていた。
そんな荒(すさ)んだ心に、「小さな親切運動」というモラール啓蒙運動の掛け声は、明るい1本の蝋燭(ロウソク)の灯のように映った。
私は性格がいい方ではなかった(苦笑)が、機会があれば他人に親切にしてあげようという気持ちは持ち合わせていた。それから8年後、社会人としてサラリーマン生活に入っても、職場の朝礼などで「小さな親切」をネタにしたエピソードが消えることは無かったので、日本全体に風土として浸透していたのだろう。
がしかし・・・
※へと続く
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□ お題「あなたが感じた最近の小さな親切教えて!」
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▼ 私個人が行った小さな親切運動
▽ 過去なら沢山した。人生経験が長い分。
◦ 電車で席を、車運転で道を譲った。
◦ 街頭で道案内したり、重い荷物を持ってあげたりした。
◦ 落とし物・忘れ物を無視しないで駅員や交番に届けた。
◦ 街頭の喫煙所で煙っていたら消したり水を掛けたりした。
▽ シルバーとなってからしたこと。
◦ できるだけ電車では立つようにしている。
◦ マンションのゴミ置き場でマナー違反を見つけたら直す。
◦ 間接的な社会貢献としては---
車の運転を止めた(2010年=62才以降)
禁煙した(2016年=69才以降)
運転免許を返納した(2019年=72才以降)
▼ 社会全体の小さな親切運動
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社会の風潮は既に形骸化しているばかりか、逆に多種多様の "苛め (イジメ)" が氾濫している。
運動の原点は、弱者を救済しようとする "モラール(倫理・士気)" の向上である筈だ。
今直面している危機「コロナ禍」に対する感染拡大防止策のひとつとして、
今一度、①他人に迷惑を掛けない②マスクを着用する③5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)を励行する④ソーシャルディスタンスを保つ---という "マナー(民度)" が強く求められている。
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妻が新しく買って来た鉢植えの花インパチェンスが、昨日の朝には2つ開花していた。
そこで、この花のことをスタディしてみた。
和名: アフリカホウセンカ(鳳仙花)、別名インパチェンス
英語名: busy Lizzie(Lizzy), balsam, sultana, impatiens,
学名(ラテン語名): Impatiens walleriana (我慢できずに弾ける)
分類:
フウロソウ目 Geraniales
ツリフネソウ科 Balsaminaceae
ツリフネソウ属 Impatiens
アフリカホウセンカ種 I. walleriana
原産地: 熱帯アフリカ(ケニア~タンザニア~モザンビーク)の海抜1800m以上の高原地帯に分布。19世紀にヨーロッパへ紹介された。
高冷地の原産であるため、高温多湿に弱く東京より暑い地方では育て難(にく)い。
花期: 5~10月と開花期間が長いが、花壇では夏の材料として利用される。(半)日蔭でも花を咲かせるので、シェードガーデン(日陰のガーデニング)では重宝される。
熟した果実に触れると、(ホウセンカ種に特徴的な) 果実が裂けて種子が飛び散る。
一年草だが、零(こぼ)れ種でも増える程の増殖力があるので、毎年、種を蒔(ま)かなくても発芽する。かつ、挿し芽によっても増殖する。