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Channel: ちとちのなとちのブログ
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「カブキ・チューン」「夢幻能」「宇宙へ行けたら」

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■ NHKFMの「KABUKI TUNE (カブキ・チューン)」

一昨日4/11(土)の早朝、私は初めてこの番組を聴いた。


□ 番組の概要

▽ 番組放送時間帯: 毎週金曜日11:00~11:50、再放送は土曜日5:00~5:50


▽ パーソナリティー: 

★ 歌舞伎俳優の尾上右近さん 

屋号は音羽屋、清元栄寿太夫(七世)
ケイファクトリー所属(市川猿之助と同じ)

本名: 岡村研佑(おかむら・けんすけ)
生年月日:1992年5月28日(満27歳)
身長/体重:170cm/63kg

趣味: 絵を描く・見る、歌を歌う、カレーを食べ歩く。

名優と言われた六代目尾上菊五郎の血を受け継ぐサラブレット。母方の祖父には昭和を代表する映画スターの鶴田浩二。
2000年4月(7歳)、歌舞伎座「舞鶴雪月花」の松虫で本名の岡村研佑で初舞台。
2005年1月(12歳)、新橋演舞場「人情噺文七元結」の長兵衛娘お久役ほかで、二代目尾上右近を襲名。
2018年1月(25歳)、清元栄寿太夫を襲名。

ラジオの主な出演:
NHK「邦楽ジョッキー」2017年11月17日
NHKFM「KABUKI TUNE (カブキ・チューン)」のパーソナリティー2018年4月~


*


□ 4/11(土)午前05:00~05:50・・・4/10(金)午前11:00~11:50の再放送だった。


▽ ゲスト:大森美香(脚本家・演出家)


▽ 舞台「この声をきみに ~もう一つの物語~」

3月に上演予定だった大森美香さんの脚本、尾上右近の主演による舞台「この声をきみに」の裏話、舞台に対する“今の思い”を二人が語る。

脚本: 大森美香
演出: 岸本鮎佳(艶∞ポリス)
出演: 尾上右近、佐津川愛美、小林健一、弘中麻紀、小林涼子、高橋健介、中島歩、小野武彦
日程: 
<大阪>2020年3月6日(金)~8日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ
<東京>2020年3月12日(木)~22日(日) 東京・俳優座劇場
概要:
とある朗読教室に様々な人々が集まり、声で心を開放する中での人と人との交わりを丁寧に描く、心温まるちょっと変わった大人のラブストーリーが繰り広げられる。
舞台版では、ドラマで描かれた朗読教室を舞台に、大森美香が新たな登場人物とエピソードを書き下ろす。
朗読のもつ言葉の力で、拗(こじ)れていた大人の心に染み入り、解(ほぐ)れて行く物語。現代を生きるちょっと不器用なオトナたちへ贈るラブストーリー。
 

YouTube

 

 

▽ 大河ドラマ「青天を衝(つ)け」

2021年のNHKG大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で初めて大河ドラマの脚本を手掛ける大森さん。作品への思いを伺う。

▽ 歌舞伎トーク

▽ 右近による朗読


 

▽ 楽曲リスト

「桜の花、舞い上がる道を」作詞:宮本浩次、作曲:宮本浩次/蔦谷好位置、歌・演奏:エレファントカシマシ(2分22秒)<UNIVERSAL SIGMA UMCK-5193>
 

時節柄、この曲のYouTube

 

「この声をきみに」作曲・演奏:fox capture plan(1分59秒)<disk union TGCS-10481>

「365日の紙飛行機」作詞:秋元康、作曲:角野寿和/青葉紘季、歌:AKB48(1分49秒)<KING KIZM401/2>

「船弁慶」唄・東音:西垣和彦/杵屋利光、三味線:杵屋五三魅(2分19秒)<日本コロムビア COCJ-40472>


*


番組トークの中に、「能楽」の話があり、興味深く聴いた。


この機に、「夢幻能」についてスタディした。


★ 世阿弥(ぜあみ)


父・観阿弥の時代までの「大和猿楽」は、幽玄より物真似を大事とした。

世阿弥は観阿弥に劣らぬ才能を持ち,能をいっそう高度な舞台芸術に育てた。

とくに「夢幻能」という様式を完全な形に練り上げたことと、能の道の理論的裏付けとしての約20種の著述を残したことは不滅の功績である。


■ 「夢幻能」


能を代表する形式で、初番目物の大半、二番目物のほとんど全て、三番目物の多く、四番目物・五番目物の一部が「夢幻能」形式をとる。

超現実的存在の主人公(シテ。神,男女の霊,鬼畜の霊,物の精など)が、名所を訪れた旅人(ワキ。僧侶や勅使など)に,その地にまつわる物語や身の上を語るという筋立てをもつ。

前後二場に分かれ,同一人物が前場(まえば)は現実の人間の姿(化身)で,後場(のちば)はありし日の姿や霊の姿(本体)で登場する。

前場では、亡霊・神・精霊など、超自然的存在の化身(前ジテ)が旅人(ワキ)の前に現れて、人の身の上や、その地の故事を語り、自分こそはその人(神・精霊)であると述べて消える。

後場では、本体を現すという型の曲。多くワキの見た夢や幻という設定である。


YouTube 「能 『隅田川」』 ~悲しみを覆う声~」

 

 

□「複式夢幻能」

前段では、旅の僧などに扮したワキが里人と出会い、土地の謂(い)われや所縁(ゆかり)の人の消息を問う。里人は、問われるままにいろいろと応えるが、これに脇が興味を覚えたところで、実は自分がその話題の主の幽霊なのだと言って、消える。

後段では、ワキが読経したり微睡(まどろ)んだりしているところに、当の亡霊が現れて、生前の苦しみや思い出を語りつつ舞い、最後には成仏する。

主人公による独白のような部分、つまり一人称で語られる部分が多い。全ては主人公の主観を通して語られるので、見ているものは知らず知らず、主人公に感情移入して行く。

地謡・・・主人公の主観の延長のような役割を果たす。舞台全体が主人公の意識にある世界をそのまま展開したような、夢幻的な色彩を帯びる。

幽玄とは・・・

洗練された舞に象徴されるような都会的な美しさ。

幻想的な物語と優雅な舞を結合させようと図った。

自らの能に幽玄の美を供えさせようとした。

優雅のうちに人間の情念をも盛り込もうとする思い。


◇-------------------------------------------


 4月12日は「世界宇宙飛行の日」


私が中学2年生の1961年4月12日、世界初の有人宇宙衛星船・ソビエト連邦(現在のロシア連邦)のヴォストーク1号が打ち上げられた。

 

この歴史的な出来事は、全人類のための宇宙探査への道を開いた。

この時の人類初の宇宙飛行士ユーリイ・ガガーリン ( Юрий Алексеевич Гагарин, 1934/3/9~68/3/27) は、かつてこう語った。
「地球は青かった。地球は柔らかい薄青色の光の輪に包まれていた。そしてその帯はトルコ石のような空色から、濃い青色、すみれ色へと徐々に暗くなり、石炭のような黒色となって行く」。

確かに、月を始め、宇宙から見た地球の色は青。青い空、青い海。この地球は青が満ち溢(あふ)れている。

YouTube


 

 

しかし、意外にも、地球上の生物に「青」い物は、極めて少ない。

 

花。

ネモフィラ20200409

 

虫。

身体が青い哺乳類に至っては皆無に等しい。

 

手を伸ばしても届かない「空の青」。

掬(すく)い取っても只、透明な「海の青」。

 

人は空や海の「青い色」に恋し、憧れを抱き続けて来たのである。 

 

 

 

 

□ お題「宇宙へ行けたら、何がしたい?」

 

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地球を周回したり、月面に降り立ったり、彗星のように太陽系を周回したりして、
恰も今、都区内の庭園・公園を訪ねて撮影しているように、
ブルーな宇宙を撮影したいですね。
あまり夢の無い話でスミマセン。
 

 


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