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10/27(金)は「日本晴れ」【追記】

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昨日10/27(金)のブログで触れましたが、

 

「日本晴れ」とは、快晴で、しかも、雲ひとつ無くモヤなども無くて視界良好、風も爽やかな天気を指すようです。

 

我が国古典の中で登場している、主な文献としては---


室町時代の漢詩集「湯山千句抄」・・・編者は不詳、明応9年(1500年)刊行。
 

江戸時代の漢詩集「南浦文集」・・・編者は臨済宗僧の南浦文之(なんぽ・ぶんし)、慶安2年(1649年)刊行。


「広辞苑」では、室町時代に「日本一」という言葉が最上級の褒(ほ)め言葉として流行し、「日本晴れ」という言葉もまた、その意味を含んだ「極めて佳い天気」の意味で使われるようになったと推定しています。

 

 

*

 

 

今月は、関東の秋には珍しく、10/15(日)から25(水)まで、秋雨前線と総選挙期間中の台風21号襲来によって、天気が崩れっ放しでした。

そのため、18(水)と26(木)・27(金)の晴れは貴重なものでしたが、

中でも27(金)は「日本晴れ」と言ってもいい秋晴れでした。

 

         10/18(水)   10/26(木)      10/27(金)
最高気温        19.5℃     20.2℃     20.7℃
最低気温        11.2℃     10.3℃       9.5℃
湿度         62%      52%                 57%
風          東4m/s          北東2m/s       南2m/s
気圧      1020.5hPa        1017.5hPa      1018.9hPa

 

 

 

季節は何時であれ、晴れ上がった日に、日本列島らしい四季を感じさせる自然の変化に出会うと、本当に喜びを感じるのです。


稲草香

 

 

 

 

【追記】 10/28(土)am.

 

 

「天晴」「天晴れ」(あっぱれ)についても調べてみました。

 

「枕草子」「源氏物語」をはじめ平安時代の女流文学に多く用いられた「あはれ」(哀れ)が、

喜びも悲しみも含めて「感動」する際に使われたのに対し、

鎌倉時代の武家文学「平家物語」では、武士らしい行いを賞賛する意味を込めて「天晴」と促音化して語気を強めた。

これに伴い、「あはれ」の方は「悲哀」などの感情を表す言葉へと変化して行った。

 

漢字熟語の「天晴」は意味や音から連想された当て字である。

これに対して国字の「遖」があり、南の方が陽光を浴び見事に明るいことを表した会意文字である。

 

「天晴」の用例としては、琵琶法師の語り本 「平家物語」における、熊谷直実や今井兼平が天晴で日本一の剛の者であるとか、観世十郎元雅(世阿弥の子)の謡曲本「盛久」における平家の主馬判官盛久や「隅田川」における梅若丸---の件(くだり)がある。

 

 


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