夫婦挙っての汚職疑惑を揉み消そうと目論み、
度重なる北朝鮮の軍事的脅威を渡りに船の好機とみて、
大義なき衆院解散の虚に出た、安倍総理。
都議選の大勝利の勢いに乗じて、
半ば独裁政権化した安倍自民党の流れをリセットし、
新保守(原発ゼロを宣言する)の存在を顕示しようとした、小池都知事。
党勢挽回策にあぐねいて閉塞状況にある前原民進党代表は、
小池氏の甘い囁きに飛び付く一方で、
リベラル(安保法制の違憲性を質す)を排除するという踏み絵(選別)も飲んでしまった。
代表選に敗れた枝野氏は、
反・安倍の御旗のためなら大同小異も辞さぬと、
上り始めた梯子を外された。
しかし彼はサムライの如く、毅然として巨悪と闘うのだった。
【追記】 出典は毎日新聞10/23(月)朝刊などの論評より
都議選で小池氏が率いた地域政党・都民ファーストに投票し自民を大敗させながら、
今回の総選挙では新保守(保守改革)政党・希望にそっぽを向いて、
そんなに違わないのならと多くが自民に回帰した。
三極構図が注目された今回の総選挙で、無党派層が比例代表の投票先に挙げたのは、リベラル政党・立憲民主が多かった。