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J-WAVE 「THE MUSIC SPECIAL~Cassettes Revival」は面白い

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昨晩ふっと、J-WAVEの「THE MUSIC SPECIAL」を聴いたら、

面白いアナログ文化談義をしていた。

 

5/7(土) 21:00-21:54

J-WAVE81.3FM (@jwave813fm)

「THE MUSIC SPECIAL ~Cassettes Revival」


「THE MUSIC SPECIAL」公式Twitter「~Cassettes Revival」松崎順一×原田郁子(2016/05/07)

 

今、音楽ファンの間で再び注目が集まっている「カセットテープ」のムーブメントにフォーカス! 
なぜ今、カセットテープが注目されているのか?カセットテープで音楽を聴く魅力とは?

 

▽ ナビゲーター: サッシャ

 

ゲスト:

 

▽ 松崎順一×原田郁子のカセットテープ対談!


今もカセットテープを愛好するクラムボン原田郁子さんと家電蒐集家の松崎順一さんとの熱烈カセット対談!二人の「マイカセット」をスタジオで試聴。


【松崎順一】カセットを聴くといつでもその時代に戻れる。生涯青春でいられます。
【原田郁子】カセットは遊び。自分から一緒になって遊ぶ感覚ですね。
【松崎順一】「カセットテープ保存術」押し入れなどはNG。光の当たらない風の通る場所に置いて、1年か2年に1回早送り&巻き戻しをすると長持ちします。
【サッシャ】今、聴いて頂いているのは松崎順一さんが学生時代に作ったドライブ用の「ユーミンベスト」ですが。よく聴くとレコードに針を落とす音も入ってますね。
【原田郁子】赤のダブルカセット持ってる人が羨ましかったんです。
【松崎順一】コレ、復刻させようとしてるんですよ…
【松崎順一】カセットテープ作ってるんですよ。で、夏にはうちでカセットレーベルも立ち上げるんです。1本からカセット出せる様になります。
【原田郁子】ちょっとあとでゆっくり…(相談を…)
【サッシャ】カセットテープのテープが弛(たる)んだら鉛筆で弛みを取ってたなぁ~
【原田郁子】一回、部屋の空気を挟(はさ)んで録音されてるんですよね。でも大事に聴いてましたよね。 
【松崎順一】そういうものこそ消せないんですよ。
【原田郁子】これ、中学の時にダビングしたRCサクセション… 
【サッシャ】レーベルの文字がまだ慣れてない感じですよね(笑)いきなり濃いカセット談義が展開していますが…

この後は、お二人の「Myカセット」試聴タイム! カセットトークは止まるところを知りません…
【原田郁子】音が出る前の「さーっ」ってノイズで、耳が準備するんですよね
【松崎順一】デジタルだとすぐどーんって音が出ますもんね。あれは心臓によくないですよね(笑)
【松崎順一】デジタル化って「行間」を削ぎ落とす作業。でもその「行間」「ノイズ」こそ音楽の味付けになるもの
【原田郁子】クラムボンはハイレゾ配信もやってて、その広がりも凄いんだけど、カセットテープって不安定なメディアで、でもそこが魅力。どちらにも良さがありますよね。
【松崎順一】音楽をカセットに録音する時に自分の"念"が入るんですよ。

テープの交換は布教と一緒。恐山のイタコのような・・・
【原田郁子】やっぱりカセットの音っていいですよね。
【サッシャ】湯水の如くカセット話が出て来る家電蒐集家の松崎さんとのトークに、心拍数が上がる原田郁子さん。
【原田郁子】さっきからタモリ倶楽部を見てるみたい~

 

下の写真は、原田さんがスタジオに持参してくれたカセットテープの数々!


 

 

 

▽ 10代のアーティスト:シンリズムが中目黒waltzでカセットテープ初体験!

 

  

 

  

 

 

中目黒waltzの角田太郎さんが「カセットテープ愛」を語る。

【角田太郎】人生や生活の中で音楽のプライオリティが高い人であればあるほどアナログに回帰しているのは間違いないです。

mp3の普及や定額制ストリーミングサービスによって音楽が手軽になった今、レコード会社の方達もこの特性を利点として捉え、新たな音楽の流れをつくれないか模索しています。

 

 

*

 

 

▽ サッシャ(Sascha)

 

1976年9月22日ドイツ・ヘッセン州でドイツ人の父親と日本人の母親の間に生まれ。
10歳で日本に移住。獨協大学外国語学部卒業。日本語・英語・ドイツ語のトライリンガル。
1999年に音楽専門チャンネルVIBE(現:MTVジャパン)のVJとしてデビュー。2001年にJ-WAVEナビゲーター、FM FUJIDJでラジオDJ。自転車も好きで、J SPORTSのサイクルロードレース中継の実況担当。

 


▽ 原田郁子

 

1975年10月20日福岡市博多区生まれ。専門学校東京コンセルヴァトアール尚美を卒業。

シンガーソングライター。バンド「クラムボン」のボーカリスト・鍵盤担当。

1999年にワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビュー。

2004年に「ピアノ」、2008年に「気配と余韻」「ケモノと魔法」「銀河」のソロアルバムを発表。
2010年5月、フォトグラファーの妹・原田奈々と吉祥寺に、カフェ・食堂・ギャラリーの複合スペース「キチム」をオープン。

 

 

 

▽ 松崎順一


1960年8月□日東京都台東区三ノ輪生まれ。家電蒐集家・家電考古学者。
4歳時に足立区、中学・高校時に埼玉県、20歳過ぎて僕だけ足立区花畑。つくばエクスプレス「六町駅」を降りて徒歩30分。
幼少期より「秋葉少年」としてラジオの製作・電子工作・アマチュア無線等を趣味に家電と親しむ。
デザイン学校を卒業後、20年間のインハウスデザイナー、2003年にリサイクル・ファクトリー&ショップ「デザインアンダーグランド」設立。
千葉子供科学館「ヒストリーロード」の家電演出、各所に電子オブジェを施工。「タモリ倶楽部」や「高城剛の家電ワールド」、TV・雑誌等でも紹介されている。
古いものこそ価値創造の原点として「何故、過去の家電なのか!?」という自問自答に現代のプロダクツが失った物が過去にありとの認識で、
レトロフィッターとして日々廃棄された家電の発掘作業を通して、日本はのみならず世界へ古い家電を収集し廻り現代に蘇らせている。
現在、主としてラジカセをベースとしてアナログ作品を通して未来の家電のあり方を提案をしている。

「カセットテープ」は、「レコード」「フィルムカメラ」と同じような感覚で触れるのだ。

 

 

 

 

松崎順一さんの関連記事

 

音楽メディアはアナログからデジタルへと変遷を遂げてきた。それではなぜ今、アナログなカセットテープが再評価されているのだろうか。 

「単純にモノとしての存在感が、逆に若い世代には新鮮に映った。まず、カセットテープの少し前にレコードのリバイバルが起こりました。レコードはCDよりもサイズが大きく、凝ったジャケットをじっくり眺めたり部屋に飾ったりする楽しみが評価されたのです。カセットテープも、CDとは異なる長方形のパッケージやコンパクトな外観が、リアルタイムにカセットテープを経験していない若者には魅力的に映ったのでしょう」。
もちろん、その魅力は外観だけに留まらない。聴くまでの面倒くささやノイズさえも、魅力の一つとして評価されている。 
「デジタルの音源はきれいですが、徹底的にノイズを消されると人間味がない。いわゆる高音質とは違う、温かみのある音の魅力にはまる人は多いです。何でもデジタル化していく現代へのカウンターカルチャーとして注目する人もいますね。カセットテープはその構造上、デジタルのように1曲だけ飛ばしたり、曲の頭出しなどもスムーズにできません」。

面倒くさいと思うかもしれませんが、かえって音楽とじっくり向き合えるともいえる。

 

場所も世代もボーダーレスな家電・ラジカセの持つデザインの多様性とそこから生まれたカルチャーをナビゲートする。
カセットテープ、レコード盤とともにアナログ回帰の盛り上がりをみせている今、ノスタルジーだけではなく新たなアクセスツールとして注目されているラジカセ。アナログの中にある豊かさと楽しさを発見する。

 

人間の耳が聞き取れるのは、20~2万Hzの音域。これまでのCDなどは、音源をマスタリングする際この範囲に絞って上下の音域を切り捨てていたが、ハイレゾ音源はその音域も収録。
最近はポータブルプレーヤーも登場して注目を集めている。
「オーケストラの奏者ひとりひとりがいる方向がわかるような、耳だけでなく全身で感じる“音の空気感”が伝わるのが魅力です」。

 

 


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