■ 昨夜~未明の月
月齢12.1 「十二夜の月」
20210722--22:07 (正中の31分前)
南の空
20210723--01:01 (月没の1時間28分前)
西南西の空
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■ 7月22日は「大暑」(たいしょ/だいしょ)。
□ 『二十四節気』(にじゅうよんせっき) ・・・中国の戦国時代(紀元前5~2世紀)に考案された『宣明暦』(せんみょうれき、太陰太陽暦)がルーツ。江戸時代には渋川春海による『貞享暦』(じょうきょうれき、太陰太陽暦) をはじめ何度も改暦。明治時代の1883年(明治16年)に『本暦』(別称『神宮暦』、太陽暦) とその簡略化した『略本暦』(りゃくほんれき)を発行。
「大暑」は「二十四節気」の第12番目。太陽黄経が120度の時で今年は7/22(木・祝)「海の日」。期間としては、7/22(木・祝)~「立秋」前日の8/6(金)。
夏の「土用」は「大暑」数日前の7/19(月)~「土用の丑の日」7/28(水)~「大暑」期間中続く。
▽『暦便覧』(こよみびんらん) ・・・江戸時代1787年(天明7年)に著者:太玄斎/出版者:蔦屋重三郎ほかによって成立。
「暑気いたりつまりたるゆえんなればなり」と記され、快晴と気温上昇が続いて、いよいよ本格的な夏の到来である。
第11番目の「二十四節気」の「小暑」7/7(水)~今年の「梅雨明け」7/16(金)~「大暑」7/22(木)の一カ月間が「暑中」で、「暑中見舞い」はこの期間内に送る。
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□ 『七十二侯』(しちじゅうにこう)・・・ 古代中国(詳しい年代は不明) で考案された季節を表す方式のひとつ。「二十四節気」を更に約5日ずつ3つに分けた (24X5=72) 期間。
① 「初侯」7月22日~26日頃
「桐始めて花を結ぶ」(きりはじめてはなをむすぶ)・・・初夏に花を咲かせた桐が実を結ぶ時期。
② 「次侯」7月27日~31日頃
「土潤うて溽し暑つし」(つちうるおうてむしあつし)・・・暑さで土の中の水分がじっとりと蒸し暑くなる時期。
③ 「末侯」8月1日~6日頃
「大雨時どき行る」(たいうときどきふる)・・・夕立が降ったり、時として空気が湿気で耐えられなくなったかのように一気に大雨(ゲリラ雷雨)が降る時期。
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□ 季語
大暑、炎暑、□暑
入道雲 吾妻橋から「台東区役所」20210716
夕立、雷鳴、雹(ひょう)、虹
蝉(セミ)「横網町公園」20210721
蛍(ホタル)
花火
打ち水
糸瓜(へちま)
その他は下記の花、食べ物
□ 季節を感じる花木/草花
ホオズキ(鬼灯/酸漿)の実「汐入公園」20210715
アサガオ(朝顔)「雷門前 並木通り」20210711
オニユリ(鬼百合) 「荒川自然公園」20210710
オミナエシ(女郎花) 「横網町公園」20210721
カノコユリ(鹿子百合)「浅草国際通り」20210720
キバナコスモス(黄花秋桜) 「都営橋場二丁目アパート」20210715
サルスベリ(百日紅)「浅草国際通り」20210720
ヒマワリ(向日葵) 「五條天神社」20210717
ヒャクニチソウ(百日草) 「清洲橋 隅田川テラス」20210708
フヨウ(芙蓉) 「大横川親水公園」20210716
□ 旬を迎える食べ物
ウナギ(鰻)・・・特に「土用の丑の日」には食べる習慣がある。
アユ(鮎)
カツオ(鰹)
ウメボシ(梅干し)
氷水
ウリ(瓜)類・・・キュウリ(胡瓜)、カタウリ(片瓜)、ニガウリ(苦瓜、ゴーヤー)、トウガン(冬瓜)、マクワウリ(真桑瓜)、スイカ(西瓜)
ナス(茄子)
トマト
モモ(桃)
ブドウ(葡萄)
スダチ(酢橘)
ショウガ(生姜)、ミョウガ(茗荷)
アオトウガラシ(青唐辛子)
ニンニク(大蒜)