□ 現存する世界最古のバイオリン (ヴァイオリン)
アンドレア・アマティ(Andrea Amati、北イタリアのロンバルディア州クレモナ市で1505年頃に生まれた)の1565年頃の作品。
□ 日本におけるバイオリンの始まり
ポルトガル人のイエズス会宣教師ルイス・フロイス(1532~97年)が編纂した「日本史」(1594年)によると、16世紀中頃、ヴィオラ・ダ・ブラッチョ (バイオリンの原型) の演奏をポルトガル人修道士がミサ用として日本の子供に教えた。
明治時代に入ると、ドイツ人などの外国人教師によって奏者が養成され、バイオリンは少しずつ広まって行った。
国産品の製作については、1880年8月28日、東京深川の三味線職人・松永定次郎が国産バイオリンの第1号を完成させた。
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□ お題は「バイオリン、弾いたことある?」
一度もありません。
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□ バイオリン繋がりで印象に残っている作品
▽ イソップ寓話(ぐうわ)「アリとキリギリス」
あらすじ---
夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごす。やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すが見つからず、最後にアリたちに乞い食べ物を分けてもらおうとするが、アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスはとうとう飢死してしまう。キリギリスのように将来の危機へ備えを怠ると非常に困ることになるので、アリのように将来の危機の事を常に考えて行動し準備しておくのが良い。
このイソップ寓話の元は---
[紀元前6世紀のアイソーポス(イソップ)という奴隷が広めた、古代ギリシャの寓話 「アリとセミ」 だった。熱帯・亜熱帯が生息域のセミは、ヨーロッパでは南部のギリシアなど地中海沿岸に生息しているが、北部では余り馴染みの無い昆虫のため、ギリシアからアルプス以北のドイツなどに伝えられた翻訳過程で 「アリとキリギリス」 に改変(翻案)された。
日本には安土桃山時代(1593年)にイエズス会の宣教師が伝え、江戸時代初期(1659年)には「伊曾保物語」として出版され、その過程で「兎と亀」などの日本昔話へと更に改変(翻案)されたもの。
「アリとキリギリス」の寓話と前後して、バイオリンも伝来していたことを前述の通り知った。
▽ 鈴木清順監督の映画「ツィゴイネルワイゼン」
監督:鈴木清順、原案:内田百間「サラサーテの盤」など、脚本:田中陽造、出演:原田芳雄/大谷直子/藤田敏八/大楠道代/麿赤兒/樹木希林。
製作: シネマ・プラセット、配給:リトル・モア、公開:全国ATG系シアター1980年。
受賞歴: 1980年のキネマ旬報ベストテン第1位、ベルリン映画祭特別賞、ブルーリボン賞最優秀監督賞、第4回日本アカデミー賞最優秀作品賞
あらすじ:
4人の男女が、作曲者・サラサーテ自らがバイオリンを演奏する「ツィゴイネルワイゼン」のSPレコードを取り巻く、妖艶な世界へと迷い込んで行く。
▽ イギリス映画「ラヴェンダーの咲く庭で」
原作:ウィリアム・J・ロック「Ladies in Lavender」、監督・脚本チャールズ・ダンス、作曲:ナイジェル・ヘス、バイオリン演奏:ジョシュア・ベル、エンディング曲: チャイコフスキーの協奏曲「バイオリンと管弦楽のための幻想曲」1875年。出演ジュディ・デンチ/マギー・スミス/ダニエル・ブリュール、製作:イギリス2004年、公開:日本2005年。
あらすじ:
1936年のイギリス・コーンウォール地方の美しい漁村に暮らす初老の姉妹は両親の残した屋敷と財産に恵まれ、庭の花々の手入れや読書を楽しみながら日々を穏やかに過ごしていた。或る嵐の翌日、姉妹は眼下の浜辺に若い男性が倒れているのを発見する。彼はドイツ語を話すバイオリニストだった。姉妹は彼を看病しているうちに惹かれて行く。
▽ さだまさしの自伝小説「かすてぃら ~僕と親父の一番長い日~」。
原作:さだまさし(本名:佐田雅志)の長編小説。
刊行: 小学館の単行本2012年/文庫本2013年。
連続ドラマ化:NHKBSP 2013/07/07~08/04。
脚本:羽原大介、演出:吉村芳之/川野秀昭、音楽:渡辺俊幸、バイオリン指導:渡邉晃子
出演:遠藤憲一/西田尚美/大八木凱斗。
あらすじ:
昭和30年代の長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて、ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父・佐田雅人の数々の武勇伝と、振り回された家族の姿があった。長男の雅志は、ヴァイオリンを習い始めさせられ、家が没落した後も母の強い意向で習い続ける。さだまさしが父に捧ぐ初の自伝的実名小説「もうひとつの“精霊流し”」。
▽ 伊坂幸太郎の連作短編集「アイネクライネナハトジーク」
原作:伊坂幸太郎
刊行:幻冬舎の単行本2014年、文庫本2017年。
題名の解説:
モーツァルトが作曲した最後のセレナード第13番(ト長調K.525)を題材とした連作短編集の1作。ドイツ語で「Eine=冠詞」「kleine=小さい」「Nacht=夜」「Musik=音楽」という意味。
映画化:製作ダブ/配給ギャガ2019年。
脚本:鈴木謙一、監督:今泉力哉、主題歌:斉藤和義「小さな夜」(スピードスターレコーズ)
出演:三浦春馬/多部未華子/矢本悠馬/貫地谷しほり/原田泰造。
あらすじ:
マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。或る日、仙台駅前で街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人の女性・本間紗季(多部未華子)が快く応じてくれた。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。不器用ながらも愛すべき人々の巡り逢いの連鎖を10年に亘って描く。
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昨日8/28(金)の夕方が近づいた頃、「隅田川テラス」を散歩した。
川面のさざ波は岸辺に打っては返り、渡る風は涼しく感じた。
国際通り⇒清澄通り
「厩橋」(うまやばし) でテラスに下りた。
↓月
厩橋下に停泊する屋形船たち
「首都高速6号向島線」
上流の「駒形橋」「吾妻橋」方向を望む。
「厩橋(うまやばし)」を望む。
「ライオン本社ビル」(墨田区本所1-3-7)
「第一ホテル両国」「NTTドコモ墨田ビル」「APAホテル&リゾート<両国駅タワー>」などの横網エリアの高層ビル群と「首都高速6号向島線」。
後程再び登場する。
「隅田川テラス案内図 ~蔵前橋下」
案内図を見る母と子
葛飾北斎「繪本隅田川両岸一覧 中」(1804年頃) の「榧寺(正覚寺)の高灯籠 御馬屋川岸乗合」
「蔵前橋」
「浅草御蔵跡」(台東区柳橋2~蔵前2付近、石碑は蔵前2-37 蔵前警察署向かい)
海鼠(なまこ)塀の再現。
「蔵前橋」の橋下から「厩橋」を覗く。「東京スカイツリー」の遠景も。
「第一ホテル両国」(横網町1-6-1)、「NTTドコモ墨田ビル」(横網町1-9-2)、「APAホテル&リゾート<両国駅タワー>」(横網町1-12-5)、
「首都高速6号向島線」。「蔵前橋」を渡る「東京都建設局水上バス あじさい」。
↓月
「NTT・東京都水道局 蔵前専用橋」(蔵前1~墨田区横網2)」越しに、
「両国国技館」(横網1-3-28)
上空にヘリ
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帰途は、テラスから上がって地上に戻り、
隅田川に沿って駒形橋西詰まで行った。
「揖取(いぼとり)稲荷神社」(蔵前2-2-11)
「幕府浅草御蔵」の造営用石材を肥後熊本より船で運搬途中、しばし遠州灘沖の嵐で遭難したため、災難を避けるため浅草御蔵地域内に稲荷社を創建した。
「筑摩書房ビル」(蔵前2-5-3)
この駒形~蔵前界隈はハンバーガー屋さんが目立つ。
夕日に浮かんだシルエット
リバーサイドカフェ「シエロ・イ・リオ」(Cielo y Rio、蔵前2-15-5)
「駒形橋」西詰に在る「駒形堂」(台東区浅草2-2-2)、「区立駒形公園」(台東区雷門2-2-3)に戻って、収穫期が近づいたトウモロコシ越しに、
「吾妻橋」東詰に在る「アサヒビール本社ビル」「リバーピア吾妻橋ライフタワー」。
「東京スカイツリー」の遠景も。
エアコンのステイホームから一時(ひととき)抜け出て、
サイクリング&ウォーキングは3,000歩ジャスト。